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  • 2015.01.14

【インタビュー】加藤ミリヤ 私を救った音楽で伝えたい 世界中の少年少女に幸あれ

昨年、デビュー10周年を迎えた加藤ミリヤが2015年最初に放つ音楽は、これまでの彼女のイメージとは違う。彼女のこれまでを知る人からしたら「少年少女」というタイトルだけを見ても、“何かが違う”と感じることができるだろう。自身も「すごく多感で複雑だった」と振り返る少女時代。今まさに、その時代の真っ只中にいる少年少女に向けた鮮烈なメッセージは、自分の想いを塞ぎ込んでしまっているすべての若者の心に刺さる。加藤ミリヤっぽくないけど、加藤ミリヤらしい同作に込めた想いを、彼女が10代の頃に抱えていた気持ちと共に明かしてくれた。

文/若松正子

少年少女への願いを込めて——ミリヤが10代のときに感じた想いとは?

──今作はタイトルの「少年少女」もインパクトがありますが、サウンドも歌詞も歌声も今までの“加藤ミリヤ”のイメージとはまったく違うタイプの曲。かなり衝撃的でした。

加藤 私自身もどんな風に受け取ってもらえるのかまったく予想がつかなくて。でも2015年はメッセージ性を追求した曲を歌っていきたいと思っているので、「少年少女」には、今自分が一番言いたいことを書いたんですよ。

──3人の登場人物を物語調に歌っているのも、メッセージ性をより強調するため?

加藤 今回は自分の役割を“語り部”として捉えていて。歌うというより“伝える”っていう感覚だったのでこういう詞になったんです。でも実際に歌詞を書くときは、それを意識していたわけではなくて自然と下りてきた感じ。で、その言葉たちをよりダイレクトに、しゃべっているように伝えるためにはフォークソングにして、4拍子じゃなく3拍子がいいねとかセッションをしながら決めていきました。でも最初は曲を自分のものにできなくて、吉田拓郎さんや中島みゆきさんを聴いたりして、ひたすらイメトレしたんですよ。

──イメトレ作業はいつもするんですか?

加藤 基本やりますね。イメージを描いていく、シャドーボクシングみたいな感じ(笑)。特にこの曲は自分自身も神聖に捉えているというか。曲ができたことが私の中でもセンセーショナルだったので、それを壊さないように目を閉じたまま世界観をイメージして、持っているパワーをすべてそそぎこむ感覚。で、サビの<少年少女 走って行け>のところにはみんなに幸せになってほしい、できるだけ健やかに生きてほしいという願いを込めて歌いました。

──ミリヤさんは今までも10代へのメッセージソングを歌ってきましたが、その起源はどこなんでしょう?

加藤 私自身、13歳ぐらいの頃はすごく多感で複雑だったから、大人になった今も10代の子たちは複雑だろうなって思っているところがあって。それが起源なのかな。ただ私は当時、複雑さや葛藤は自分の才能だと捉えていて。いろいろ感じてしまうのは一種の特性だから、それを生かすも殺すも自分次第だなと。じゃあそれを表現しようってことで選んだのが音楽だったんです。あとは単純に人に自分の存在を知ってもらわないともったいないと思った。私は多分ヘンだから、ヘンならヘンなりに生きていくしかないって(笑)。

──どんなところが“ヘン”だと?

加藤 例えば“何でこの子はこういう性格なんだろう?”とか、“どんな親がいるんだろう?”とか、“人”のことが気になっちゃうんですよ。そういう“何で?”が常に心の中にあって、でも共感してくれる人がいないから聞くこともできず、“私だけ何でこうなっちゃうんだろう?”って思っていましたね。

──それを誰かに相談したことは?

加藤 母には何でも話していたので「私、人と違う感じがする」みたいなことは言っていました。そしたら「あなたはそれでいいんだよ。特別なんだよ」って、嘘でも言ってくれたからその気になっちゃって(笑)。

──そこは大きいですね。親がそれを否定してしまったら、行き場がなくなってさらに閉ざしてしまうかもしれない。

加藤 確かに10代の子たちと話していると、みんなすごく我慢していますよね。いいんですよ、少年少女たちは我慢なんかしなくても。無責任なことは言えないけど、「ウォー」でも「アー」でも、何も気にせずに発声することが大事。あとはどこに向かっているかわからないけど走ってみようとか、そういう泥臭さも一度、味わってみて欲しい。私自身もそれを感じたくて今回の曲を書いたので、みんなに聴いてもらって心の中にある想いを声に出してもらいたいです。

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──ミリヤさん自身は10代の頃に聴いて、救われたり変われた曲ってあります?

加藤 GOING STEADYの「YOU&I」。当時、悲しみは自分一人で受け止めるものだって思っていたんですよ。でもこの曲の<今は悲しくても 君がいるから そばにいるから僕には なんでもできる>という歌詞を聴いて、“いつか絶対私もこの気持ちがわかる気がする!”って救われていました。中1の頃、ベッドの上で(笑)。

──「少年少女」に出てくる3人の主人公たちも、悲しみや苦しみを一人で受け止めている。根底に孤独感を抱えていますね。

加藤 そうですね。この3人は抱きしめてくれる人が欲しかったっていうのが共通点。私も寂しそうな少年少女を見ると、誰か抱きしめてあげてよってすごく思うから。

──そんな子どもたちに、大人がしてあげられることは何だと思いますか?

加藤 選択肢を与えることかな。中高生って、学校でも友だちでも選択肢がないじゃないですか。イヤならそこを出ればいいって思うのは大人の考えで。子どもたちはそれを知らないから、選択肢があるんだよってことを伝えてあげたい。あとは大人が決めつけないこと。私も10代の頃は外見だけで“遊んでるだろう”って白い目で見られたんですよ。それはすごく腹が立ったので、決めつけないことは大事。人のことなんて他人が簡単にわかるわけないですからね。

──ちなみに10代に戻りたいと思うことってあります?

加藤 あります、あります!当時はもう仕事をしていたこともあって、勉強だけはがんばっていたけど、それ以外は学校に興味がなくて。もっと友だちを作ったり、恋愛もしとけば良かったなって思いますよ(笑)。

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