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  • 2014.11.27

世界中のファンを魅了し続けるVAMPSの強みはカリスマ性 “ロックスター”と一線を画す海外戦略とは?

VAMPSのニューアルバム『BLOODSUCKERS』が、日本国内はもちろん、アジア各国でも好調なチャートアクションを見せている。香港、台湾、インドネシアのiTunesのロックチャートで1位を獲得。11月上旬には香港で大規模なプロモーションを展開し、現地でも大きな話題を集めている。また、ヨーロッパ、アメリカでも継続的にライヴ、プロモーション活動を行い、知名度は急激にアップ。2008年の結成以来、常に海外を視野に入れてきたその成果は確実に上がっているようだ。彼らがこれほどまでに海外での人気を得ている理由は何なのか。VAMPROSEスタッフとデリシャス・デリ・レコーズ担当者の話と共に、その理由に迫ってみた。

■地道な海外へのアプローチで規模を拡大 南米・チリ公演で感じた確かな手応え
インディーズ時代から海外での活動を積極的に行ってきた彼ら。日本のロックバンドが大規模な海外ツアーを行った例はほとんどなく、VAMPSの活動は会場とのコンタクト、ブッキングの交渉から始まったという。
「インディーズ時代は、VAMPSのライヴ制作会社のグループ会社MACER STREET MUSICが海外を拠点としておりましたので、MACER STREET MUSICより各国の海外チームを紹介してもらい、各会場とのコンタクトやブッキングの交渉を進めながら海外公演を展開。2009年はアメリカ横断ツアーを敢行、それ以降も徐々に各会場の規模を大きくしながらアジア・南米など様々な国へのアプローチをしてきました」(前出関係者)

メンバーとスタッフが海外での手応えを強く感じたのは、2010年のワールドツアー『VAMPS LIVE 2010 BEAST WORLD TOUR』のファイナル、南米・チリ公演。開演前、会場には会場入りを待つファンが約1500人も集まり、機動隊が出動するほどの過熱ぶり。ライヴ自体も驚異的な盛り上がりを見せ、ワールドワイドな魅力とパワーを備えたロックバンドとしての存在感を示したのだ。(そのライヴの模様は、DVD『VAMPS LIVE 2010 WORLD TOUR CHILE』で確認できる)

その後も、アメリカ、ヨーロッパを中心にライヴ活動を継続。2013年にはさらなる海外展開を図るためにユニバーサルミュージックと契約し、メジャーデビューを果たす。さらに世界的ネットワークをもつLIVE NATIONともタッグを組み、海外戦略を拡大させていった。
「海外でやっていこうという場合、やはり各国現地のマーケットを熟知した人間をチームに加え、現地で対等にやり合うことのできる人選が最も肝であると考えます。現在、VAMPSはSpinefarm Recordsというメタル専門レーベルの手助けのもと、リリースはもちろん、海外でのプロモーションメニューの構築などを行なっております。とはいえ、現地のスタッフをチームに加えることは非常に困難なことでもあります。もともと興味のない人間を動かすことになりますので、長い時間かけてVAMPSを認知させ興味を持たせていく必要がある。表立ったプロモーション稼働とは別に、こういったチーム作りのためのプロモーションなども海外戦略において欠かすことのできない重要な点であると思います」(同)

■他の“ロックスター”との違いは、ファン、メデイアとの交流を積極的に行う姿勢
海外におけるプロモーションは、大きく分けてふたつある。まずはリリースに関するプロモーション。昨年リリースした海外デビューアルバムかつベストアルバム『SEX BLOOD ROCK N’ ROLL』のリリース時には、ヨーロッパツアーのタイミングに合わせ、イギリス、スペイン、フランス、ドイツでプロモーション活動を展開した。
「Webを中心とした各国のメディアでインタビューや撮影を行い、大きな露出を獲得していくことができました。特にイギリスにおいては、メタルレーベル「Spinefarm Records」の手助けもあり、『Kerrang!』(Kerrang Magazine)というイギリスの老舗ロック誌と非常に強い関係性を築くことができ、現地での稼働を細かく取り上げていただきました。大きな功績としては、これだけソーシャルメディアが発達した現在において、VAMPSの各SNSへのアクセス、特にイギリスからのアクセスはアルバムリリース前から比べ、3倍以上のアクセスを記録しており、現在もなお伸ばし続けています」(同)

2つ目のプロモーションは、精力的なライヴ活動。VAMPSの最大の魅力であるライヴパフォーマンスをできるだけ多くのメディア関係者、現地のオーディエンスに見せることが、もっとも効果的なプロモーションに繋がるのだという。
「日本ではパフォーマンスそしてプロダクションともに、トップレベルのアーティストですが、海外においてはまだまだ新人である現実ももちろんあります。ですが、その“新人アーティスト”のライヴを実際に目の当たりにした音楽関係者たちが声を揃えて言うのは、「海外でも通用するパフォーマンス力、そしてプロダクションを抱えたアーティスト」であるということ。決して新人とは言えないクオリティもまた、音楽関係者そしてファン達を魅了する理由なのだと感じております。ファンとの交流に関しては、ライヴの前後を使用し現地にてMeet&Greetを行なっております。日本との距離があり、普段、決して会うことができないため、各国のファンたちが自国でVAMPSに会えるのは非常に良い交流の場であり、アーティストもとても楽しみにしています」(同)

そう、海外のファンとの交流も大きなポイント。実際、K.A.Zも以前のインタビューのなかで「何回も海外に行くと距離感が近くなるし、バンドの存在も広まると思う」というコメントを残している。
「本人たちが話すように、回数を重ねることで近くなっていく距離感は非常に大きなプロモーションといえます。アーティスト自身、ファンだけではなくメディアの人たちとの交流も積極的に行なっていきたいという姿勢があるんですよね」(同)

■HYDEとK.A.Zのカリスマ性がVAMPS躍進における最大の強み
活動スタートから6年目を迎え、既に世界各国にファンを持つVAMPS。特にフランス、イギリスでは、数多くの熱狂的なファンが存在しているとか。
「フランスはやはり近年のアニメ、食事、映画などを含む日本ブームの浸透により、EU全域から人が集まるという点においても非常に大きく、そして反響の強い国かと思います。そして2014年に入り、KOKO(マドンナ、コールドプレイなどもライヴを開催した有名ライヴハウス)での単独公演、そして6月に行なわれた『Download Festival』への出演と、イギリスでの勢力的な活動もあり、実際に感じることができるレベルでのファン層の拡大という点では、イギリスも非常に反響の大きな国ですね。ファン層は様々。“カワイイ文化”に興味がある人たちはもちろんのこと、ビジュアル系やJ-ROCKといわれるジャンルのファンをはじめとし、その中でももっとも多くを占めるのはやはりHYDE、そしてK.A.Zのいちアーティストとしてのファンがほとんどかと感じています。男女比は6:4で女性が多く、年齢層は10代~40代と非常に幅の広い層ですね」(同)

海外の活動に対するメンバー自身の強い意志、ライヴパフォーマンスはもちろん、メディアやファンとの交流を軸にした効果的なプロモーションによって本格的な世界進出を実現しようとしている。しかし、それらの要因だけでは彼らが世界的な人気を得ることはできなかったはず。VAMPSの躍進を支えるもっとも重要なファクターはやはり、HYDE、K.A.Zのロックミュージシャンとしてのポテンシャルの高さ、そして、国籍を超え、音楽ファンの興味を引き付けるカリスマ性なのだと思う。前出関係者も「海外の人たちは日本人に比べ、非常に素直であるため、嫌いなものを我慢して観る・聴くようなことは決してありません。その外国人たちがVAMPSのパフォーマンスを観て、良い意味で狂喜乱舞するのは、2人のアーティストとしての魅力が素晴らしいからでしょう」とコメントしているが、VAMPSのステージを観たことがある人なら、誰もが納得するはずだ。

さらに2015年以降には、これまででもっとも大規模なワールドツアーも計画されているという。ヘビィロック、ニューウェイブ、パンク、インダストリアル、ダンスミュージックなどを自在に取り入れた音楽性、強烈なダイナミズムを備えたバンドサウンド、圧倒的なライヴパフォーマンスによってVAMPSが世界を席巻する——そんなシーンがすぐそこまで迫っている。

文/森朋之

関係者インタビュー全文はコチラ>>

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