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  • 2019.12.26

【ライヴレポ】 AKi、『AKi LIVE 2019 「SCREAM」 #01』で魅せたネクストフェイズ!さらにイベントライヴを発表「またね!が言えて良かった」

シドのベーシスト・明希によるソロプロジェクトであるAKiが、配信限定シングル「SCREAM」を引っ提げ、『AKi LIVE 2019 「SCREAM」#01』と題して、2本のワンマンライヴを開催。そのファイナル公演となった12月18日、東京・渋谷ストリームホールに満場のオーディエンスを迎えた彼は、新曲とともにネクストフェイズに突入したステージを見せつけた。

この日のライヴは「Missing」で幕開け。初っ端からAKiの歌が妖艶で驚く。オーディエンスの「オォーオー」という壮大なシンガロングに包まれながら<奪い合おうか>の“かぁ〜”や<最後の嘘>の“嘘ぉ〜”のところは粘りっこく、引きずるように歌い上げる。なんだ、この歌の変化は。そのねっとりをファンキーなグルーヴに変えるという絶妙な繋ぎで始まった「libido」では、ギターのYOUSAYの超絶タッピングが炸裂。そんなサウンドと<いつかの〜>から、歌詞通りにファルセットを(この日は特に)スイートに弾けさせた歌を共存させてみたり。かと思えば、「FAIRY DUST」ではフロアにジャンプの嵐を起こしながら、曲終わりでピックを無造作に自分の後方高くに投げ捨て、腕を伸ばしてベースを頭上に掲げ不敵な笑みを浮かべ、ワイルドなアクションで観客を魅了したり。そんなベースを弾いて歌うAKiの魅力が全方位に渡って炸裂したのが「LIVE TO DAER」だった。2番の<汚れてる>の後<お前にくちづけを>を歌わず、大人っぽい色気をムンムンさせながら官能的な投げキッスを贈り、セクシーな表情を浮かべて舌を出して観客を挑発。だが間奏のベースソロがやってくると、ここではワイルドで無骨なグルーヴが火を噴き、ラストは高音を地声で出すと中性的な声になる彼独自の声質を存分に操って曲をフィニッシュ。

演奏が終わるとペットボトルの水を口に含んで、それを観客に向けて吹きかけるパフォーマンスまで、エロいAKiも中性的なAKiもワイルドなAKiもフルコースで堪能した後、わかった。今のAKiは、これらを能動的に自ら操作してステージに立っている。それが素晴らしくカッコいいと思えた。「歌い手になりたいわけじゃない」と言っていたAKi。ベースという楽器を弾きながらセンターに立ち、歌う姿にベーシストのさらなる可能性を見出して欲しい。ベースもカッコよくて歌でも魅了して。そんな彼が理想としていたステージが、今まさに目の前で出来つつある。

AKiが短い挨拶を告げると、観客がAKiの名前を呼ぶ。その呼び方も「AKi、AKi、AKi」とひたすら連呼する女性陣と、野太い声で「AKi」と一発叫ぶ男性陣で違うところも彼のライヴならではの光景。「渋谷、最高にロックしましょう!」という掛け声で「Be Free」からは会場一体となっていつものようにジャンプしたり、シンガロングして、ライヴは熱量全開でどんどんエモさを増していく。そうして突入した「ジウ」がそのテンションの山場となり、中盤ブロック最大のハイライトを作り上げる。中性的な声に色気を加えた吐息交じりのファルセットがマイクから漏れ出す。絡みつくようなベースフレーズを弾きながら、スタンドの前、ここも歌詞とリンクするように、深く深く沈みこみ、マイクを見上げる位置から上向きに口元を近づけ歌う姿はエロスがダダ漏れ。そこからAKiの頭上で2本のライトがクロスする中、演奏が途切れ<底なしの愛>と歌でブレイクしていくところはゾクゾクが止まらなかった。今日のAKiは歌とベース、表情、動き、総動員で聞き手を刺してくる。

この後、今回のライヴについて、シドのツアー終了直後だったにも関わらず「みんなに会いたくて強引に決めちゃいました」と告白し、「今日のライヴがここにいる誰かの未来に繋がることを祈って、心から演奏します」と前置きしてバラード2曲、「Wait for You」と後のMCで「俺の大好きな先輩に向けて書いた曲です」と伝えた「pray」を続けて披露。ギターの加藤貴之はエレキをアコギに持ち替え、「pray」では2番でバンドインするまで、弾き語りというシンプルなサウンドの中で、AKiが放つ歌い手としての歌、声だけで(このときの歌は伸びやかでとても包容力があって格別だった)人々を心酔させる場面を作って見せた。「物販のタオルで涙吹いた?鼻をかむなら後ろ向いてあげるよ」と優しい言葉の投げかけでモテ男子(!?)なところまで発揮した後は、「この後は盛り上がる曲しかないんだけど、いける?」といって「STORY」からライヴは怒涛の終盤へ。フロント3人が激しく動き回り、オーディエンスの歌声が響き渡った「Breave New World」。一面の“oiコール”と拳がフロアを揺らした「ミッドナイト/狂騒/DARLING:」。AKiとフロアのコール&レスポンスから突入した「Monolith」は、キャッチーなギターリフで一気に高揚感を駆り立て、ベースとギターのユニゾンプレイでエモーショナルな絶景を生み出していった。「めちゃめちゃいい顔してんな」とフロアの盛り上がりを絶賛しながらも、今回のAKiはここで終わらないのだ。本編の締め括りに用意していたのは新曲「SCREAM」だ。「今回のライヴのテーマ」と言って演奏が始まると、場内はたちまち大人っぽいグラマラスな空間に包まれる。YOUSAYと加藤はアコギ、MOTOKATSUはタイトなグルーヴを静かに刻む中でAKiは柔らかいタッチのファルセットを使って、女性コーラスとハモリながらメロウなサウンドへの陶酔へと導いていったのだ。

アンコールでは、「お知らせ的なのがあります」と言って、2020年5月24日、31日に東京・下北沢GARDENにて『AKi LIVE 2020 「Craze Freaks」』と題したイベントライヴをやることを発表した。「ゲストはね、後日発表するけど。すごいよ!」と笑顔で伝える彼は、こうして次の予定を伝えることで「またね!が言えて良かった」ともつぶやいた。次の約束がない時期があったからこそ、そんなひと言が嬉しくて胸に刺さる。歌って騒いで暴れるだけではない。歌もベースも楽曲も、加えて本人も、いろいろな魅力的側面が全方位に向かって全開になっていく今のライヴ。来年のイベントライヴでは、ゲストに刺激され、まだ誰も見たことがないような未知なる彼の魅力が引き出されるに違いない。2020年のAKiがますます楽しみになってきた。

文/東條祥恵



<セットリスト>
1.Missing
2.libido
3.FAIRY DUST
4.LIVE TO DARE
5.The Inside War
6.Be Free
7.HEADZ UP
8.ジウ
9.Ray
10.Fahrenheit
11.Wait for You
12.pray
13.STORY
14.Brave New World
15.ミッドナイト/狂騒/DARLING:
16.Monolith
17.SCREAM
-アンコール-
EN1.Day 1
EN2.Path of Light
EN3.Skyfall
EN4.All Through The Night


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