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  • 2019.12.21

【ライヴレポ】UVERworld、4万5千人のシンガロングが起こった『男祭り』ファイナル!TAKUYA∞「新しい時代へ!足跡つけた!」

異変に遭遇したのは会場入りする前、東京・後楽園ホールのトイレに行ったときだった。男子用のみ外まで長蛇の列。時間があったので園内の計5ヶ所のトイレを回ってみると全て同じ状態だ。事情を知らない人だったら、この現象を一体なんだと思っただろう?

12月20日、『UVERworld KING’S PARADE 2019 男祭りFINAL at TOKYO DOME』。場内に入ってデジャブに近いものを感じた。広い広い空間のあちこちから何十人かが同時に発する掛け声や手拍子が沸き起こる。それがときと共に大きくなってくる。あれ、これって…祭りのときと同じだ。いろんな町内の神輿が広場めがけて集まってくるあの感じとそっくりだった。

けれども。ステージのスクリーンに映し出されたカウンターが18:28:00を回ったあたりから耳にしたものは未知の音だった。4万5千人の男の大歓声。例えば、プロ野球のお客さんの男女比は約6:4くらいなのだそうだ。プロレスは女性ファンが急増してほぼ5:5。そんなことを考えるとこの場所で、男だけの声がこれだけ聞こえるというのは極めてマレな状態だろう。

ゴーッという声ともいえないその声に迎えられてメンバーたちが登場。そこから始まった当夜のショーは、何もかもがとんでもなく大スケールだった。開演前にイベンターのスタッフが「スタッフ483人!」とアナウンスしていたけど、まさにそれほどの人数がいて初めて実現できるレベルの内容。といってデカイだろ、スゴイだろ、では全然ない。それとは真逆ですべてが、デカイ会場でいかに6人と4万5千人を繋ぐか、という方向を向いていた。

例えば、多くの曲でステージと同じ幅を持つ大スクリーン上に投射されていた歌詞。それは曲ごとに字体から色、動き方まですべて異なり、もう独立した作品といえるくらいの力作だった。例え自分がよく知っている歌であっても、それをエンターテインメントしながら目からもサポートしてくれるあの文字たちは、縁の下の力持ちだと思う。また、歌詞が映し出されていないときに投射されていたメンバーや観客の姿も、すでに完成した映像作品のようなカット割で場の雰囲気をさらに高めていた。それから観客全員が腕にはめていた無線制御型のLEDリストバンド。曲によって、曲のパートによって、着席しているブロックによって、刻々と変化していくあの光はUVERworldの歌と客席と舞台照明を完全に一体化させていた。

そんな、スタッフたちが考えられる限りの配慮を効かせた会場で、お客さんとバンドが最高のパフォーマンスを展開したのは当然のことかもしれない。まずお客さん。よくライヴレビューとかで、ここでシンガロングが巻き起こり的な記述があるけど、それを言うなら今回のライヴはほぼ全編シンガロングだった。中でもイントロでこの日最大級のどよめきが起こった「激動」、冒頭「オレたちがナンバーワン!」とTAKUYA∞が叫ぶところから声が揃った「NO.1」、あるいは「ナノ・セカンド」「IMPACT」「Ø choir」といったあたりは爆音級の男声が場内を満たす。

バンド側はそんなオーディエンスに向かい「最高だよ」「マジすごいな」と言いながら渾身の歌と音をぶつけていく。観客の生の声を味わうべく、TAKUYA∞が時折イヤモニを外す姿も見えた気がした。 

一方で、女性ファンにまつわるストーリーも印象的。前半のMCでは9年前の東京ドームでは、98%が女性ファンであり、その翌年から『男祭り』を始めてここまで来たことが語られた。けれどもライヴ中盤、6人は選ばれた200名の女子の席の真ん前のステージに移動して「First Sight」を贈り、「23ワード」をも披露。さらに後半のMCでは、男性ファン獲得に固執してしまったかもしれないけどその呪いは今日で解けたと報告。さらにはこれからは年齢も国籍も超えて愛されるようないい曲を作っていくと誓っていた。そして、「俺たちの中での『男祭り』は一旦完結。最終回。いいんだ、キッチリと締め括れた。男とか女とかどうでもいい。大したことじゃない」と言い切った。

さらに「俺たちにとってのUVERworldみたいな素敵な人生を見つけてください。よろしくお願いします!」と言ってオーラスの「MONDO PIECE」へ。平歌の多くは4万5千のボーカリストが歌い、途中からTAKUYA∞が加わってサビは共に歌う。それはこの夜、無数に聴いたシンガロングを超えて次の次元に向かうかのようなシーンだ。実際、曲の終わりに「新しい時代へ!足跡つけた!足跡つけた!」と繰り返したTAKUYA∞。そこには繰り返すだけの実感がこもっていた。

すべてが終わって信人と抱き合ったTAKUYA∞。彼らだけではなくスクリーンに映し出された誠果も、克哉も、彰も、真太郎も、みんなの目が潤んでいるように見える。この日、何回となくMCでここに至る物語を聞き、これだけのライヴを実感して、今ステージを無事終えた彼らの気持ちがヒシヒシと伝わって来た。

写真/鳥居洋介、田中聖太郎、渡邊玲奈 ©Sony Music Labels 文/今津甲



<セットリスト>
1.Don’t Think.Feel
2.WE ARE GO
3.Q.E.D.
4.stay on
5.境界
6.在るべき形
7.ODD FUTURE
8.CORE PRIDE
9.激動
10.KINJITO
11.NO.1
12.PLOT
13.PRAYING RUN
14.Making it Drive
15.和音
16.CORE STREAM
17.First Sight
18.23リード
19.UNKNOWN ORCHESTRA
20.ナノ・セカンド
21.Touch off
22.零HERE~SE~
23.IMPACT
24.AFTER LIFE
25.Ø choir
26.7日目の決意
27.MONDO PIECE


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