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  • 2019.12.16

【インタビュー】蒼井翔太「その日その瞬間に芽生える衝動や感情に従う」初めて起こる出来事にワクワクが止まらない!

世界中で再演を重ねている名作ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』の日本キャスト版Season1にて、主人公・トニーを演じている蒼井翔太。声優としてだけでなく、アーティスト、俳優としても活躍する彼だが、ブロードウェイ・ミュージカル、ミュージカル主演という初めての挑戦にも臆することはない。作品やトニーへの向き合い方はもちろん、ダブルキャストでトニーを演じる先輩・宮野真守から学ぼうという姿勢にも、彼の誠実さと貪欲さは顕著だ。

文/杉江優花

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稽古中に怖じ気づいた瞬間も!?若さゆえの純粋さで突き進む!

――若さゆえのひたむきさ、純粋さで仲間や愛する人を想い、悲劇を招いてしまう青年・トニーを演じ、場面ごとの感情豊かな歌でも魅了する蒼井さんですが、何公演か重ねた今、新たな発見もあったりするのでしょうか。
蒼井 主演は作品全体を背負う位置付けでもあって、その責任はすごく重いものだし、最後の悲劇に辿り着くまでを想像しながら演じないといけないと初日を迎えるまでは思っていたんですね。でも、言っていただいたようにトニーには若さゆえの純粋さがあるわけで、出会う人、起こる出来事ひとつひとつに対して素直に、トニーなりの“自分”を信じて突き進んでいくべきだということが見えてきて。公演を重ねても、ひとつひとつの場面で、これは初めて起こることなんだと思えるようになりました。
――実際、観ている側としても、ストーリーはわかっているのに、トニーの恋にときめく姿が微笑ましかったり、危なっかしさにハラハラしたり、気付けば引き込まれてしまっています。
蒼井 そう感じていただけたなら良かったです。初めて起こることに対しての動きや反応が段取りっぽく見えてしまったら、“トニーとして生きる”ということにはならないですから。
――とはいえ、ストーリー自体は同じなわけで、その中で新鮮さを失わない秘訣は何かあるのでしょうか。
蒼井 ダメ出しはしっかりと覚えておいた上で、毎公演毎公演、終わったらリセットするようにはしています。あと、それまでやっていなかった“初めて”を自然にやっていたりもするんですよ。この間は、マリア(北乃きい/笹本玲奈)とアニータ(樋口麻美/三森すずこ)がいるブライダルショップの扉を、マリアだけがいると思い込んでいるトニーが勢いよく開けるシーンで、初めて大きく手を広げて。
――その回を拝見しましたが、あの笑顔で両手を広げるトニーの姿は、会いたくてウズウズしていたマリアにやっと会える!という期待感に満ちていて、輝いていました。
蒼井 あ、伝わっていて嬉しいです!そう、会いたくて会いたくてしょうがない!っていう気持ちが湧いてきて、気付いたら手を広げていました。そのあとすぐ、アニータがいることがわかって、すぐにシュって手を下げたんですけど(笑)。マリアとバルコニーで「Tonight」を歌うときも、バルコニーに上がった瞬間の対応は毎日変わっていたりするし、それはあえて変えているわけではなく、その日その瞬間に芽生える衝動や感情に従っているんです。
――トニーとして、本当に正直に生きているのですね。加えて、トニー、マリア、アニータ、リフ(小野田龍之介/上山竜治)、ベルナルド(中河内雅貴/水田航生)はダブルキャストで、公演によって様々な組み合わせで舞台に立つことが刺激にもなりそうです。
蒼井 そうなんです。演じる人が違うとやっぱり違った化学反応が生まれることもあるし、それは生身の人間同士のお芝居のおもしろいところだなと思います。ダンス、歌、コーラス、アクションと、みなさんのレベルが本当に高いですからね、座長でありながらついていくのがやっとかもしれないって怖じ気づいた瞬間もあったりしたんですけど……稽古の半分を占めていたと言ってもいいテーブルワークでは、作品やお互いのことを理解するためにみんなで話し合い、稽古中も公演に入ってからもお互いに気付いたことは伝え合いながら、カンパニーとしての一体感を高めていけているんじゃないかなという実感はあります。

宮野真守の存在に突き動かされる!人との関わりを絶っていた蒼井が踏み出した一歩とは?

――そういえば、ダブルキャストで同じトニーを演じている宮野さんは、「翔太のお芝居はトニーのバックグラウンドを想像させてくれる。彼の男らしい部分とチャーミングな部分の両方が見えるところもおもしろいし、みなさんご存知の通り、彼はやっぱり歌が抜群に上手い」、さらには「ブロードウェイ・ミュージカル初主演というプレッシャーをはねのけるバイタリティと覚悟、本当に尊敬します」ともおっしゃっていました。
蒼井 先輩からそんなお言葉をいただけるなんて、うわぁ、嬉しいです!僕が飛び込んでみようと思えたのは、先輩自身がブロードウェイ・ミュージカル初主演に挑もうとする姿をすぐ近くで見せていただけたからで。いざ稽古に入ってみれば、宮野さんの役を深く掘り下げる姿勢、表現力とその引き出しの多さに改めて驚かされたんですよ。さっき話したテーブルワークでは、トニーの人物像を膨らませていくためのヒントを宮野さんからいただくこともできたし、宮野さんからは学ぶことが本当にたくさんあります。
――表現者としてお互いに尊敬し合えるなんて素敵な関係!ちなみに、トニーはマリアに出会って人生が大きく変わるわけですが、蒼井さんを変えた出会いというと?
蒼井 自分以外の方々との出会いですかね。実は僕、10代の頃、部屋に引きこもって人との関わりを絶っていた時期があるんですよ。
――一度殻に閉じこもってしまうと、一歩を踏み出すきっかけを見つけるのはなかなか難しいですけど……。
蒼井 そう、自分を変えるきっかけを探していても、人を信じられなくなっているとよかれと思って誰かがくれる助言もなかなか聞けないし……でも、僕の場合は音楽や歌は大好きだったから、度胸試しのつもりで、歌のオーディションを受けてみたんですよ。そこで見ず知らずの人の前に立って拍手を浴びたとき、自分の頭の上に雷が落ちたような衝撃があって。僕は、歌の世界でなら生きられるのかもしれない、生きてもいいのかもしれないって思えたんです。
――それがきっかけとなり、歌手としてデビューして、声優、俳優として数多くの作品を彩り、ブロードウェイ・ミュージカルの主演まで務めることになって。
蒼井 本当に、人生何があるかわからないですよ。でも、そうやっていろいろな表現活動をさせていただけているのは、支えてくださるスタッフさん、応援してくださるファンの方など、出会った方々のおかげなので。ひとまわりもふたまわりも大きくなって、力をつけていくための場所をいただけていることへの感謝は、これからも忘れないし、忘れたくないです。
――そして、1月まで続く『ウエスト・サイド・ストーリー』で得たものが、蒼井さんの血肉となり、その先の表現に生かされていくのでしょうね。
蒼井 そうであるといいなと思います。同じ物語を演じながらも違った日々を過ごす中で、毎日毎日、明日が楽しみだなと感じられているし、『ウエスト・サイド・ストーリー』という作品の大事なメッセージを最後まで伝えきったとき、自分の中でまた新しい何かが芽生えたらいいなという期待感もあります。

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【作品情報】
ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season1


上演期間:〜2020年1月13日(月・祝)
場所:IHIステージアラウンド東京

出演:宮野真守/蒼井翔太 北乃きい/笹本玲奈
樋口麻美/三森すずこ 小野田龍之介/上山竜治 中河内雅貴/水田航生
小林隆 堀部圭亮 吉田ウーロン太 レ・ロマネスクTOBI ほか

<STORY>
舞台は、1950年代後半のニューヨーク、マンハッタンのウエストサイド。セントラルパークを挟んで、イーストサイドが高級住宅街で、ウエストサイドには多くの移民が住んでいた時代の物語。この頃のニューヨークは、世界中から多くの移民が夢と富を求めて集まってきた時代だった。彼らはそれぞれギャング集団を作り、お互いに敵対し合う。しかし、ポーランド系移民のトニー(宮野真守/蒼井翔太)と、プエルトリコ系移民のマリア(北乃きい/笹本玲奈)は偶然出会い、激しい恋に落ちてしまう。禁断の愛は、多くの人を巻き込み、悲劇の連鎖を生む…。



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