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  • 2014.11.16

【ライヴレポ】aikoがアリーナツアーを完走!!ハプニングありの横アリ公演で見せた心の叫び

忘れたいのに忘れられない。そんな甘く苦い思い出を振り切って、あなたも私も知らない、全く新しい私になりたい。大げさにいうのであれば、一回死んで、生まれ変わったような気持ちで明日を迎えたいという、心の叫びにも似た強い願いを感じるライヴであった。

6月から10月までの4か月間、30公演に及んだ全国ホールツアー『Love Like Pop vol.17』の追加公演にあたるアリーナツアー。『Love Like Pop vol.17.5』と題し、神奈川・横浜アリーナで行われた11月1日の公演は、全体としては“LLP“よりも“LLR(Love Like Rock)”に近い印象を受けた。窓を開けて、部屋の空気を入れ替えるように<あたしの心も入れ替えられないかな>と歌う1曲目「運命」から初期の名曲「愛の病」まで。冒頭の4曲は、重く激しい、アップテンポのロックチューン。発売直前のニューシングルのカップリング曲で、「壊れたドライヤーで頭を乾かしながら、大事なことを思い出して作りました」という新曲「ドライヤー」も、これまでであればピアノのバッキングが弾みそうなところにギターのカッティングが入っていた。もちろん、15人編成のストリングスを迎えたバラード「気付かれないように」や、小さなミラーを使用したライトが上下する幻想的な光の中で歌ったボッサ風アレンジの「恋のスーパーボール」やバイオリンも加わったアレンジでの「大切な人」などのアコースティックナンバーもあったが、後半戦の幕開けには「染まる夢」「舌打ち」「相合傘」といった、激しめのロックナンバーを連発。エレキギターが突出したアレンジとなっており、ドキッとするほど直接的で激しいシャウトは、「愛の病」が収録されていた2ndアルバム『桜の木の下』をリリースした頃に似た切迫さを感じた。きっと彼女自身が速くて激しい曲を歌いたいというモードなのではないかと思う。

またこの日は、演奏をやり直すという、彼女のライヴではかなり珍しい、でもライヴならではの出来事があった。「ボーイフレンド」で、彼女が歌い出した瞬間に金色のテープが発射された。ライヴのクライマックスともいえるシーンなのだが、ここで彼女は演奏をストップ。どうやら機材トラブルがあったようで、イントロでお馴染みのバンジョーの音が出なかったため、やり直すことに。「みんな、何も見なかったことにしてや!(笑)」と呼びかけ、「ボーイフレンド」をあらためて演奏するひと幕も。

本編の最後は、「自分が過去に戻れるならどこに行くだろう?」と考えながら曲を形にしたという最新シングル「あたしの向こう」。ここで彼女は、「まだCDを発売していない曲をステージで“新曲です”って言って歌うのは、インディーズ時代を思い出します。こんなにたくさんの方に新曲を聴いていただけてうれしいです」と語った。ライヴ中のMCでは、観客からの「明日、コンテストに出るの!」という声に応えて、「aikoもコンテストに出て、優勝することができて、今がある。(あの時は)緊張したな〜」と話していた。この、初心を忘れない姿勢が、デビューから16年以上経つ今でも全国アリーナツアーを満杯にし、絶えず10代のファンも増えている理由のひとつである。だが、この日はそれ以上に、過去を振り返りつつも、それ以上に前を見据えて、今ここにいる自分を見極めようとする力強さのようなものを感じた。

アンコールの最後は、メジャーデビュー後、これまででいちばん言葉数が多かった最新アルバム『泡のような愛だった』の1曲目で、『Love Like Pop vol.17』でも1曲目だった「明日の歌」。インディーズ時代に作った曲のように早口で言葉数の多いナンバーで、観客たちは<いつか遠い遠いあたしも知らないあたしを>というフレーズを思い思いのボリュームで口ずさんでいた。今日の終わりは明日のはじまり。aikoはいま、きっと変わろうとしている。
文/永堀アツオ

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