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  • 2019.09.19

【インタビュー】板垣瑞生「たくさんの現場で勉強してきたことを初めて活かせるチャンスの場」初主演でキラキラな恋愛作品に挑む!

920日に公開の映画『初恋ロスタイム』で、諦め癖のついた無気力な日々を送る浪人生・相葉孝司を演じる板垣瑞生。11時間、時がストップした中で出会った少女との切ない初恋ラブストーリーで彼が見せるときめきに胸を弾ませ、時に思い悩む姿は実に瑞々しい。初主演、初の王道恋愛作品と、初めて臨んだことで得たものもあった様子。さらには、自身の初恋の思い出、理想の青春デートへの憧れも溢れ出てきたようで……。

文/杉江優花

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頑張ることの素晴らしさを伝えたい!初モノづくしでの悩みも告白!!

――『初恋ロスタイム』は、板垣さんにとって初の主演映画となりました。
板垣 相葉孝司役はオーディションを経て手にしたんですけど、これまで綾瀬はるかさんや山田孝之さんといった先輩方が主演する背中を同じ現場で見たりもしてきたし、たくさんの現場で勉強してきたことを初めて活かせるチャンスの場にもなりました。
――プレッシャーは感じなかったですか。
板垣 主演を務めるというのはその作品を左右するということでもあるので、現場を盛り上げていきたいなということは考えていましたけど……プレッシャーはあまり感じなかったですし、ハッピーを届ける映画らしく、できるだけ現場もハッピーにしたいなと思っていて。人が持っている“気だるさ”みたいなものがお芝居に出ないように、フレッシュさをすごく意識しました。
――板垣さん演じる孝司を通して、初恋の初々しさやときめき、葛藤なんかもすごく伝わってくるわけですが、板垣さんにとってキラキラの恋愛作品に挑むのも初めてのことだったんですよね。
板垣 キラキラした恋愛作品に出演するのは今回が初めてで、正直言うと、主演よりもそのことに対しての挑戦があったかもしれないです。キラキラした青春作品、恋愛作品でどう見せたらいいかっていうところですごく悩みましたし、やるからには本当にキラキラしたいぞ!と思って。心の底から相手を好きになって、その人のために必死になりたいし、ほかの恋愛作品とは違う一生懸命さ、本気度を自分なりに追い求めたつもりです。
――孝司は時に不格好でもありますけど、だからこそ心を動かされます。
板垣 そうなんです、きれいに演じるんじゃなくて、不格好にしたかったんです。不格好さも人間らしさだし、それが観ている人にとって深く伝わればいいなっていう。今って“頑張らないこと”が正当化されている気がするんですけど、『初恋ロスタイム』は頑張ることがどんなにカッコよくて素敵なのか、それを伝えられる作品なんじゃないかなとも思います。

フランクに接してくれる女の子はGOOD!理想の青春デートに後悔も滲ませる!?

――孝司を演じる中で感じたこと、印象深かったこともあるのでしょうか。
板垣 最初の頃は夢も希望もないような浪人生だったけど、篠宮時音(吉柳咲良)に出会って少しずつ変わっていく孝司。一度好きになった人をなんとか助けたい、結婚したいとさえ思う彼はすごくピュアな人だから、僕自身も誰よりもピュアでいたいと思っていましたね。青年医師を演じた竹内(涼真)さんとの共演シーンでは、芝居でぶつかるときに僕が感情に素直に入れたアドリブに対して、竹内さんが咄嗟にサポートしてくださったりして。それはすごく印象深いですし、役者としての学びもたくさんありました。
――初恋を知って変わっていく孝司を演じながら、板垣さん自身の初恋を思い出したりもして?
板垣 はい、思い出しました。ほろ甘な初恋。僕の出演作に出てくる「初恋は過去形にはならない」っていうフレーズの通り、久々に思い出しても、初恋ってずっと色褪せないんですよね。甘い初恋や苦い初恋、いろいろあると思うんですけど、人それぞれの初恋を思い出させてくれる作品だと思います。
――孝司が恋をする時音は好奇心旺盛で積極的な女の子ですが、板垣さんご自身はそういう女の子は……。
板垣 好きですよ。すごくいいと思います。あと、仕事の場だと敬語を使われることが多いけど、同世代だったら時音みたいにタメ口で話しかけてきてくれたほうがいいなって。時音みたいなフランクさ、僕はとてもラクに感じます。
――それから、孝司と時音は自転車にふたり乗りをしたり、ピクニックをしたり、お家でランチをしたりと青春ならではのデートを楽しみますが、板垣さんの理想の青春デートは?
板垣 自転車のふたり乗りは、本当に羨ましくなっちゃいましたね。撮影のときに、気持ちいい風を受けながら後ろに女の子を乗せるふたり乗り、なんで俺はやらなかったんだ!って思いましたもん。本当に、やっておくべきだった!でも、今回の撮影ではその楽しさを味わうことができたので、幸せでした(笑)。
――観る人も、自分の今や思い出を重ねてドキドキしたり、温かな気持ちになれたりすると思います。ちなみに、板垣さんが“ロスタイム”を実際に経験したら、どうすると思いますか?
板垣 時間が止まった人たちに話しかけるとかですかね。優越感に浸りながら(笑)。でも、その途中で誰かを救えたらいいですよね。
――そのことで、孝司のように人生が大きく変わるかもしれませんし。
板垣 そうですね。『初恋ロスタイム』においてのロスタイムは“神様が与えてくれたおまけの時間”なわけですけど……それは、孝司と時音を巡り合わせる奇跡の時間だったと思うし。そして、映画では孝司とお父さんの関係も描かれているので、例えば家族とうまくいっていないなという人にとって、仲直りのヒントにもなる作品なんじゃないかなと思います。恋することの素晴らしさだったり、時間や命の大切さだったり、日頃忘れかけてしまっていることを教えてくれる言葉がたくさん詰まった『初恋ロスタイム』、笑顔になりたいときにぜひ観に行ってほしいです。

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【作品情報】
映画『初恋ロスタイム
2019年9月20日(金)公開


出演:板垣瑞生 吉柳咲良/石橋杏奈 甲本雅裕/竹内涼真
監督:河合勇人
脚本:桑村さや香
原作:仁科裕貴「初恋ロスタイム」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
配給:KADOKAWA
©2019「初恋ロスタイム」製作委員会

<STORY>
冴えない毎日を送る浪人生の相葉孝司(板垣瑞生)は、ある日<世界の人、モノ、車…自分以外のあらゆるものが突然ぴたりと静止する>という不思議な現象に遭遇する。時刻は12時15分。授業中だった孝司だけがなぜか動くことができた。予備校を出て街に繰り出すと、自分以外に唯一動ける少女・篠宮時音(吉柳咲良)に出会う。毎日12時15分から1時間だけ起きる、その不思議な時間を“ロスタイム”と名付け、一緒に過ごすうちにふたりの距離は近づいていく。孝司はかつて医者を目指していたが、自身の母の死をきっかけに、「どうせ頑張っても無駄」だと、挑戦する前から諦めてしまう様になっていた。そんな孝司だったが、たとえ明らかに無理だと思われることにも最後まで決して諦めず、ふたりで過ごすロスタイム中にも次々と「挑戦」しようとする時音に少しずつ感化され、変化していく。冴えなかった孝司の日々が、にわかに輝き始めた―。



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