• ミュージック
  • 【インタビュー】シド 「一緒に歩んできたファンに“新しさ”を提示したかった」 バンドとしての熟成を感じさせるニューアルバム完成!!
CONTENTS
Home
  • スペシャル
  • 2019.09.04

【インタビュー】シド 「一緒に歩んできたファンに“新しさ”を提示したかった」 バンドとしての熟成を感じさせるニューアルバム完成!!

シドが、『NOMAD』以来約2年ぶりとなるアルバム『承認欲求』を9月4日にリリース。現代病とも言える“承認欲求”という言葉をタイトルに冠したのはなぜかという切り口から、色とりどりの新たな試みが散りばめられた作品を探る。3人のコンポーザー・Shinji、明希、ゆうやが生んだ曲、マオが書いた歌詞の魅力をメンバーそれぞれに語ってもらえば、お互いへの尊敬と信頼が改めて滲んで、結成16年目に突入したバンドだからこその強みも明らかに。

文/杉江優花

【シド 読者プレゼント企画開催】
9月4日〜8日に掲載されるインタビュー&ランキング記事にキーワードが出ています。その文字を繋げるとある言葉が出現しますので、それを導き出してください!!詳しい応募方法は、8日掲載のプレゼント企画記事をチェック!

ゆうやが思わず感動!?明希が絶賛したアルバム曲とは?

――アルバム『承認欲求』、SNS全盛の今という時代を象徴する言葉を直球でタイトルに掲げたことに、まず意表を突かれました。
マオ 時代にしっかりとこのアルバムを刻みたいという強い想いがまずあって。制作していく中で、まさに今という時代を象徴する“承認欲求”という言葉が浮かんだので、潔くその言葉をアルバムとリード曲のタイトルに持ってきて、リード曲はアルバムの1曲目にしようと思ったんですよ。あと、意識していたのは“新しさ”。世の中的な基準に照らし合わせてのものではなくて、あくまでも一緒に歩んできたファンに対しての“新しさ”を提示したかったんです。
――これまでもシドには多くの色彩を見せてもらってきましたが、今作でも鮮やかな表現欲が新鮮な驚きや感動をもたらしてくれています。Shinjiさん、明希さん、ゆうやさんが生んだ曲たちに対して、それぞれはどんな印象を持ったのでしょうか。
Shinji まずゆうやは……「デアイ=キセキ」、ギターのリフがずっと一定のリズムなのに、どんどん盛り上がっていく感じが新しいよね。
――不思議な高揚感と中毒性があります。
ゆうや 懐かしい海外のディスコミュージックをヒントに、まさに中毒性を狙ったんですよ。
Shinji サビのメロディにしてもひたすら繰り返すだけで、それでいい曲を作るっていうのは難しいことだと思うんだけど、成し遂げているな、すごいなって。
マオ お客さんが一緒に歌ってくれたり手を叩いてくれたりする、ライヴの画も見えるしね。
――だから、歌詞にもライヴで熱を高めてくれるワードが並んでいるのですね。
マオ そうそう。ライヴを想像して書いた歌詞です。
明希 あと、「ポジティブの魔法」はゆうやらしい優しいメロディと優しい雰囲気があって。それをすごくシドらしく表現できたんじゃないかなとも思う。
ゆうや もう……ありがとう!としか言えない(笑)。明希の曲の中で、僕は「涙雨」が特に好き。こういう3拍子のバラードってこれまでのシドにあまりなかったし、あえて装飾系の音を抑えてバンドの音だけで盛り上げるっていう手法も、人間味があってすごくいいなって。
明希 アルバム全体、ストレートでシンプルなものにしようっていう意識はバンドとしてなんとなくあった気がして。「涙雨」は、特にリンクしたのかもしれない。
Shinji 僕が印象的だったのは「Blood Vessel」。すごくアレンジが複雑で……。
――それを見事に演奏し表現しきるメンバーも巧み!と改めて思います。
Shinji そう思ってもらえたら光栄です(笑)。なおかつ、ただ複雑なだけでなくちゃんとキャッチーに仕上げていて、少し切なさもあって。個人的にすごく好きな曲です。
明希 こういう曲ってシドらしいのかなっていう。「承認欲求」で新しいシドを見せた上で、「Blood Vessel」でシドの王道を提示するっていう流れにもできたのかなと思います。
マオ 僕は「君色の朝」。「承認欲求」から始まったアルバムの最後に、優しく包んでもらえるようで。開けるようなサビに導かれて歌詞が書けた曲でもあります。失敗をずっと嫌ってきた自分がいたけど、ここにきて失敗も成功に近づくための大きな一歩と捉えられるようになったし、この曲を聴いた人も、そういう前向きな気持ちになったら楽しいことが日々増えていくんじゃないかなって。『SID TOUR 2019 -承認欲求-』でも、しっかりそのメッセージを届けていきたいです。
ゆうや だね。Shinjiの曲の中で印象的だったのは、「淡い足跡」。こういう音数の少ない曲っていうのはすごく新鮮だったし、本当の意味でのバンド力がないとできない曲。やれて嬉しいなっていう。
Shinji シンプルなものを作りたい願望が最近すごくあって。

実体験がそのまま歌詞に!?Shinji作曲の「手」にマオが込めた想い

――先ほどの「涙雨」にしても然り、ストレートでシンプルなアプローチで感動を呼ぶというのは、これまでの歩みがあってこそできることですよね。
Shinji 確かに、15年以上やってきたからこそできることなのかなとは思います。
明希 僕は「手」が好き。Shinjiの曲でこういう民族テイストって新しいし。
――バグパイプのような音も入っていて、ケルト音楽の要素も感じます。
Shinji そう、ケルト音楽をイメージして、バグパイプの音も入れて。自分がゲームをしているときに、広大なフィールドでこういう音楽が流れていたらいいなっていう想いのままに作った曲です。
マオ その「手」の歌詞は、亡くなったおじいちゃんのこと、田舎の風景を思い出しながら書いた、僕の実体験そのままでもあります。それから、僕がShinjiの曲の中で特に挙げたいのは「承認欲求」。さっき明希も言ったけど、テーマにしろ構成にしろ、まさに新しいシドを表す曲で。タイトルから想像する曲調とは違うんだろうなとも思うんですよ。
――勝手にトガった曲をイメージしていただけに、穏やかで温かな曲調は、確かに意外でした。ただ、歌詞は“叫び”でもあるなと。
マオ <愛して もっとぼくを見てよ 苦しい もう見ないで>っていう葛藤があったり……人って誰でも二面性があって、だから息苦しくもなると思うんですよ。今の時代は特に。
――その上で、<時代のせいだとしても ぼくらの時代だ>というフレーズには力強い意志を感じました。
マオ 誰かのせいにしちゃえばラクだけど、結局は自分自身がちゃんと向き合って壊していかないと前に進めないですからね。そこは、一番伝えたいことです。
――今のマオさんの歌詞は、どこにでもある言葉、わかりやすい言葉で心を動かすなということも感じました。
マオ 難しい言葉もたくさん使ってきましたけど、どこにでもある言葉で自分らしく表現するということを突き詰めていきたくなっていて。
ゆうや そういうマオくんの歌詞、ライヴでやればやるほど好きになっていくし、理解も深めていけるんですよ。
Shinji わかる。「君色の朝」とか、ライヴで自然と口ずさんでいるし。シンプルな言葉だけど、すごく響くもん。
明希 「承認欲求」みたいに時代を切り取って膨らませていったり、「手」みたいにパーソナルな部分をさらけ出したり、「Blood Vessel」みたいな幻想的な世界観も描けたりとか。その引き出しの多さにも驚かされるしね。
――15年を経てなお、バンドとして可能性が広がり続けていることの証にもなるのが、『承認欲求』という作品なのですね。
明希 15年やってもまだまだ飽きないし、こんなこともしたい、あんなこともしたいって思えるのは……本当に幸せなことで。
マオ 4人の仲が良いだけでも奇跡なのに、音楽に対しての姿勢や足並みも揃っているしね。シドって熟成すればするほどおいしくなっていくバンドなんだろうなっていう気もしていますよ。

【読者プレゼント企画のキーワードはこちら!】
1文字目→「新」




あなたへオススメの記事


RECOMMEND

【ライヴレポ】シド、『SID collaboration TOUR 2019』ファイナルでBiSHと「夏恋」披露!マオ「多分、一生しないようなかわいい振りをしちゃいました」

シドが、『NOMAD』以来約2年ぶりとなるアルバム『承認欲求』を9月4日にリリース。現代病とも言える“承認欲求”という言葉をタイトルに冠したのはなぜかという切り口から、色とりどりの新たな試みが散りばめられた作品を探る。3人のコンポーザー・Shinji、明希、ゆ . . . 続きを読む

【ライヴレポ】シド、『SID collaboration TOUR 2019』3本目は“白SID vs 赤シド”!「お前らがかかってこねぇとこのシド二度と来ねぇからな!」

シドが、『NOMAD』以来約2年ぶりとなるアルバム『承認欲求』を9月4日にリリース。現代病とも言える“承認欲求”という言葉をタイトルに冠したのはなぜかという切り口から、色とりどりの新たな試みが散りばめられた作品を探る。3人のコンポーザー・Shinji、明希、ゆ . . . 続きを読む

【ライヴレポ】シド、『SID collaboration TOUR 2019』でGRANRODEOと魅せた親密コラボ!マオ「どうしても一緒に「モノクロのキス」をやりたかった」

シドが、『NOMAD』以来約2年ぶりとなるアルバム『承認欲求』を9月4日にリリース。現代病とも言える“承認欲求”という言葉をタイトルに冠したのはなぜかという切り口から、色とりどりの新たな試みが散りばめられた作品を探る。3人のコンポーザー・Shinji、明希、ゆ . . . 続きを読む

【ライヴレポ】シド、『SID collaboration TOUR 2019』初日はみやかわくんとコラボ!マオにゃんくん&みやにゃん「男と肩を組むのもいいものですね」

シドが、『NOMAD』以来約2年ぶりとなるアルバム『承認欲求』を9月4日にリリース。現代病とも言える“承認欲求”という言葉をタイトルに冠したのはなぜかという切り口から、色とりどりの新たな試みが散りばめられた作品を探る。3人のコンポーザー・Shinji、明希、ゆ . . . 続きを読む

CONTENTS

あなたへオススメの記事

注目記事

アクセスランキング

AdSense