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  • 2019.07.05

【ライヴレポ】シド、『SID collaboration TOUR 2019』でGRANRODEOと魅せた親密コラボ!マオ「どうしても一緒に「モノクロのキス」をやりたかった」

シドが、対バンツアー『SID collaboration TOUR 2019』を開催。6月20日に行われた2本目の愛知・Zepp Nagoya公演では、最強ロックユニットのGRANRODEOをゲストに迎え、お互いへのリスペクトを軸に、それぞれの“歌心と骨太ロックの混ぜ方”でとことんエモーショナルに魅せてくれた。

まずステージに現れたのはGRANRODEO。e-ZUKAの超絶速弾きギター、KISHOWのシャウトが映える「SEED BLASTER」で勢いよくスタートを切ると、フロアからは早くも熱いコールが。

アジアンテイストを大胆に取り入れた「move on! イバラミチ」に続いての「FAB LOVE」は、最新アルバム『FAB LOVE』のリードトラックで、KISHOW史上もっとも真っ直ぐに“素晴らしき愛”を歌うグラマラスなロックンロール。シドが結成16周年ならGRANRODEOは結成14周年と同じくベテランだが、常に新しいチャレンジを続ける彼らの色鮮やかなライヴもまた刺激的だ。

MCでは、「この度、あのかっちょいいバンド・シドからついにお誘いいただきました。ありがとうございます!」とKISHOWが切り出すと、e-ZUKAが「いやぁ、嬉しいです。シドはもう、僕らにとって雲の上のような存在。というか空より高い存在ですから。だってほら、ド、レ、ミ、ファ」とギターを弾きながら、「ソ、ラ、シドですよ!?」と見事に着地。「1週間前から考えていましたからね」と笑うKISHOWに、「ベタすぎて誰も使わないネタを僕はやっていくので!(笑)」と得意げなe-ZUKA。トークとなればこのおもしろさ、ズルすぎる。

e-ZUKAの歌うギターソロ、KISHOWのしなやかな歌声でグッとこさせた、切なく甘酸っぱい「Passion」。かと思うと、和情緒とメタルが融合する「ナミダバナ」では、e-ZUKAがフライングVシェイプのギターからイカついリフを繰り出し、KISHOWはファルセットやロングトーンで圧倒。この振り幅もGRANRODEOらしい。

再びのMCでは、3日前にホームパーティーに招いた明希が、「ラーメンをすする顔まで色っぽかった」ことをKISHOWが明かしつつ、「セツナの愛」からはゴツめのキラーチューンを連打。「シドcowboyカモン!」と煽った「modern strange cowboy」では「シドファン最高!」とKISHOWが叫ぶほどの盛り上がりを見せて、ラストを飾ったのは底抜けにキャッチーでアッパーなライヴアンセム「Can Do」。大きなコールとクラップに、シドとGRANRODEOの期待以上の親和性を見ることもできたように思う。

一方のシドは、マオと明希がLiSAに曲提供し、のちにバンドとしてセルフカバーした「ASH」からライヴをスタート。儚さと力強さを秘めた楽曲でゆっくりと熱を高め、「ANNIVERSARY」「Dear Tokyo」と畳みかければ、オーディエンスも大合唱やクラップ、ジャンプで応える。

マオ「僕ね、KISHOWさんと一緒に焼肉やイタリアンに行ったことがあって。今日は、ロデオボーイ&ロデオガール(GRANRODEOファンの呼称)のみなさんから「いいな」をもらいに来ました(笑)」

明希「せっかくの対バンですからね、みんなで繋がりたいなと。ちなみに僕は、KISHOWさんとはホームパーティーに呼ばれるくらい繋がっているので!(笑)」

ゆうや「僕もKISHOWさんと釣りに行きたいので、楽屋でしっかりと距離を縮めて帰りたいと思います!(笑)」

Shinji「僕もね、ロデオボーイなんです。ライヴDVDはもちろん、YouTubeのe-ZUKAさんのプレイ動画や、e-ZUKAさんのコピーをする外国人の演奏動画も観ていて。僕にとってe-ZUKAさんは、リスペクトする人であり、メールをすれば必ずボケてくれる(笑)楽しい先輩です。あと、明希がお招きいただいたKISHOWさんのホームパーティー、僕も誘っていただいたのに用事があって行けなかったので、今度はフルセット寸胴をかついで行きます!」

それぞれの言葉に滲む、GRANRODEOへの愛と尊敬。「KISHOWさんの話ばっかりしちゃうけど、KISHOWさんの動き、すごくかわいい」と言って、マオが負けず劣らずかわいく腰を横に振ってみたり、なんて楽しい夜なのだろうか。

オーディエンスがタオルを回した「サマラバ」では、マオが足取り軽やかに躍動しながら、ゆうや、Shinji、明希と急接近したり、またまたKISHOWをマネた腰振りで沸かせたり。「V.I.P」では、オーディエンスが拳を振り上げコールする中、明希とShinjiが向き合ったり、マオとゆうやがアイコンタクトをしたり、マオがShinjiを呼び寄せて明希と3人でギュッと寄ったりと、いつにも増して4人の絆を感じさせたり。「VOICE」「one way」といったキャッチーな胸アツナンバーの持つポジティブなパワーも、改めて思い知った。

そして、アンコール。「今日はしかし楽しいね!シドはこれまで何度も名古屋に来ていてたくさんのいい思い出があるけど、今日は最高の思い出がまたひとつ増えそうです。その最高の思い出を完成させるために、あの方たちを呼ばなければ!」というマオの言葉に導かれたのは、ツアーTシャツを着たGRANRODEOのふたり。「随分とMCでイジってくれるじゃないの!」とKISHOWが笑顔を見せると、「こうやってステージに一緒に立てる程お近づきになれて嬉しい!GRANRODEOのライヴ、すごかった!」と真っ直ぐに気持ちをぶつけるマオ。ふとステージ上手に目を向ければ、e-ZUKAとShinjiが「かわいい!」というオーディエンスの声を浴びながら仲良くKISHOWの腰振りをマネて、「俺、そんな動きするかな!?(笑)」とKISHOWを戸惑わせる場面も。「e-ZUKAさん、最初怖い人かと思ったけどすごくおもしろい方なんですね!」と感心(!?)するマオに、KISHOWが「e-ZUKAさんはね、「ギター上手い」って言われるより「おもしろい」って言われると嬉しい人だから(笑)」と返して、明希もゆうやも思わず笑ってしまったり、そんな6人を見ているとなんだかほっこり幸せな気分になる。

コラボレーションの1曲目は、マオが「どうしてもGRANRODEOさんと一緒にやりたかった」というシドの「モノクロのキス」だ。アコースティックギターをShinjiが奏で、e-ZUKAがブルージーなエレキギターフレーズを絡ませるというオープニング。ぴったりと隣り合って歌声を重ね、時に顔を見合わせるマオとKISHOW。向き合ってギターを弾いたり、ギターソロをユニゾンするShinjiとe-ZUKA。KISHOWがマオの肩に腕を乗せて歌い、最後は讃え合うふたり。とんでもなく親密なコラボレーションは、目にも耳にも鮮やかだ。

「ええ曲!『黒執事』!」と興奮を隠さないKISHOWが、「死ねる、死んでいい!」と刹那的に喜びを表現するマオに「生きよう一緒に!」と呼びかけ、「途中でみんなに見せるのがもったいないなって思っちゃった」とぶっちゃけるマオ。その勢いのまま、「今度カラオケに行きません?」と誘うと、「全然行こう!ひとり5時間ずつ行こう!(笑)」と前のめりなKISHOW。彼の「GRANRODEOのこの曲、シドバージョンでずっと通して聴いてみたいと思って」という言葉に続いたのは、GRANRODEOの「Infinite Love」だ。Shinjiがメロディアスなギターでイントロを彩り、歌い出したのはマオ。大きくクラップしてフロアを巻き込み、きれいにハモるKISHOW。明希とゆうやによるリズムも、耳に心地良い。KISHOWがマオに抱きついてゼロ距離で歌ったり、Shinjiがギターソロを弾き終わるとe-ZUKAが盛り上げるポーズをしたり、e-ZUKA、Shinji、明希がゆうやのドラム台に集まって昂ったり。最後には、「また呼んでね、シド最高!」と「GRANRODEO最高!」と、改めて讃え合った両者。“歌心”を大事にする2バンドのコラボレーションは、目も耳も心も満たしてくれた。

「16年、シドは人見知りバンドとしてやってきたんですけど、こうやって自分から「一緒にライヴをやりましょう」って誘って、その相手がすごくカッコいいアーティストであるということを、すごく誇りに思います。本当にありがとう、楽しかったです!」

最後に、そんな言葉を残したマオ。シドとGRANRODEOのコラボレーションで生まれる相乗効果は、この一度だけではもったいない。

文/杉江優花



<セットリスト>
GRANRODEO
1.SEED BLASTER
2.move on! イバラミチ
3.FAB LOVE
4.Passion
5.ナミダバナ
6.セツナの愛
7.カナリヤ
8.NO PLACE LIKE A STAGE
9.modern strange cowboy
10.Can Do

シド
1.ASH
2.ANNIVERSARY
3.Dear Tokyo
4.君色の朝
5.嘘
6.刺と猫
7.サマラバ
8.V.I.P
9.VOICE
10.one way
-アンコール-
EN1.モノクロのキス(シド)
EN2.Infinite Love(GRANRODEO)


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