6月22日から上演する舞台『囚われのパルマ ―失われた記憶―』で、主人公・ハルト役を演じる太田基裕。そんな彼に本作の好きなキャラクターBEST3を直撃!「どのキャラも大好きなので、本当に悩みました!」という中で、1位にランクインしたのは役としても関わりが強いあのキャラでした。稽古の合間でのエピソードも交えながらお届けします。そして、今作はゲーム本編ではハルトによって語られたのみのストーリーなだけに、役柄とどう向き合い、世界観をどう表現するのかなど意気込みを語ってくれました。さらに、自身が相談員役だったら…なんて質問では彼の素顔が窺えます!!
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政木
大手製薬メーカー「シーハイブ製薬」開発研究所の所長である政木は原作ゲームにも登場するキャラクターで、僕が演じるハルトと重要な関わり合いを持つんですよ。なので、政木を演じる石橋徹郎さんに稽古中あれこれ相談をさせていただいたりしているんですけど、いろいろ提案していただく中に、学びや発見がたくさんあって。ハルトとしても僕としても政木に対しての思い入れが強いし、普段の何気ない会話ではお茶目な面を見せてくださる石橋さんが大好きです(笑)。
小林祥子
舞台『囚われのパルマ―失われた記憶―』は緊張感ある作品なんですけど、その中でふわっと空気を和らげてくれるのが、大手製薬メーカー「シーハイブ製薬」開発研究所職員が集まるカフェの店員……というよりは食堂のおばちゃんという感じの(笑)、明るく楽しい小林祥子なんですよ。演じる頼経明子さんもとても元気な方で、多分、誰よりも「おはようございます!」の声が大きいし、座組みのムードメーカーとしていてくださっています。
狩谷
シーハイブ医療センターの看守である狩谷を演じるのは、元宝塚歌劇団宙組男役スターである悠未ひろさん。女性が男性を演じるというのは奇抜なキャスティングだなと思ったんですけど、宝塚とはまた違った世界観の中で、悠未さんは男から見てもずるいくらいカッコいいんですよ!一方で、空き時間には通っているジムや好きな食べ物のことなど気さくに話してくださったりして、そのギャップがまた素敵です。
舞台『囚われのパルマ―失われた記憶―』への意気込み!
ガラス越しの体感恋愛アドベンチャーゲーム『囚われのパルマ』が原作の舞台『囚われのパルマ―失われた記憶―』は、心理描写が複雑で奥深い作品。舞台では、僕が演じる主人公・ハルトが孤島の収容施設になぜいるのか、ゲーム本編では描かれなかったビハインドストーリーが描かれることになります。
ハルトは、人とのコミュニケーションは得意ではないけれど、自分の中にしっかりと信念がある、大手製薬メーカー「シーハイブ製薬」の優秀な開発研究員。実は僕もハルトと同じように人とのコミュニケーションがあまり上手ではないので(苦笑)、そういう部分は共感しつつ……繊細な人物像を映像ではなく舞台で見せる、伝えるというのはなかなか難しいなと感じていて。『囚われのパルマ』ならではの美しい世界観を大事にしながら、日々の些細なことに気付ける心持ちが大事なのかなと思いながら試行錯誤しているところです。
前島亜美さんとは2回目の共演になるんですけど、本当にしっかりしているんですよ。稽古段階ですでに“仕上がって”いるし、そんな彼女についつい頼って、助けられていて。ほかのキャストの方々も含め、みなさんのお力をお借りしながら、座長として“芝居”を堪能していただける舞台にしたいと思っています。
ちなみに、ハルトのところには“相談員”が訪れるわけですけど……僕自身、悩み事があるときは心を許している友だちに相談をします。最初から答えは決まっていることが多い気はしつつ、人に話すことで心が軽くなったりもするので。逆に人から相談を受けるときは、その人に合った、求めている答えを言うようにはしているつもりです。
文/杉江優花
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