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  • 2014.11.06

島田昌典活動30周年ライヴに、いきもの、秦、back numberが集結!一夜限りの感動ライヴに1万人が酔いしれる

これまで数多くのトップアーティストたちのプロデュースやアレンジを手がけてきた島田昌典。現在のJ-POPシーンに欠かせない音楽プロデューサーであり、多方面からの信頼も厚い。そんな彼の音楽活動30周年を記念したライヴに、いきものがかり、秦基博、back numberの3組が集結し、一夜限りのイベントが4日、東京・日本武道館で行われた。

ステージには演奏の機材だけでなく、ソファーや棚、“Great Studio”と書かれた幕があり、彼のプライベートスタジオに招かれたアーティストたちと、ここでセッションを行うという設定になっている。まずはこのイベントの主役である島田が登場し、オープニングを告げるピアノソロからスタート。静かに始まりながらも、じわじわと高揚していく演奏が期待を高める。

「僕がふだん作業をするGreat Studioというスタジオがあるんですけど、それを音楽の聖地である武道館に運んできました。ここで素敵なアーティストとともに素敵な時間を過ごしたいと思います」(島田)

ソファーに掛けて観客に語り掛けているとチャイムが鳴り、最初に登場したのは、back numberの3人。「島田さんのスタジオ、広いと聞いたけど、どれだけ広いんですか?」と、ボーカルの清水依与吏がまだ硬い会場の空気をMCでほぐす。インディーズ時代からの付き合いになるback numberだが、彼らが最初にプロデュースしてもらった曲「風の強い日」を選曲。清水がボーカルとアコギ、小島和也がアコースティックベース、栗原寿がカホン、そして島田がピアノという編成。清水の憂いを秘めた声が美しいメロディとともに会場に響き、澄み切った空気に包まれる。

終わって4人がソファーで雑談をしていると、そこにチャイムを鳴らして、いきものがかりの3人と秦基博が登場。いきものがかりは島田が手がけた作品の中から、デビュー曲「SAKURA」を披露。吉岡聖恵のボーカル、水野良樹のアコギ、山下穂尊のアコギとハープ、そこに島田がピアノの和風のイントロを加え、4人だけの演奏がまっすぐに響く。メロディと歌がむき出しになり、あらためて曲の良さが肌で感じられた場面だった。

次は秦の番。ただし、島田がアレンジで関わっていない曲「ひまわりの約束」をチョイスする。しかし、秦のボーカルとアコギ、島田のピアノだけというシンプルを極めた組み合わせは、このうえなく新鮮なサウンド。特に間奏の島田のピアノソロは、ハッとするような鮮やかなアクセントを与えていた。

次は、吉岡、秦、清水の3名のボーカルを前面に打ち出し、自身のツアーで参加できなかった島田組の“長女”aikoの曲「カブトムシ」をカバー。1番を秦、清水が交互に歌い、2番から吉岡が歌う。切なくも深みのあるメロディを3人がそれぞれのアプローチで歌うと、曲の表情が細かく異なり、各々の個性が際立つ。同じ曲を別の角度から照らす、このイベントならではの貴重な光景だった。

一旦、3組がステージを去ると、島田が手がけたアーティストの楽曲たちをインストで披露していくメドレーのコーナー。ここからはこの日のための豪華な顔ぶれのGreat BANDと、真部STRINGSが加わって、大所帯の編成がバックを務める。いきものがかり、aikoなどの名曲が続々と美しいアレンジで届けられる。
そして、back numberが再度、登場。「fish」「恋」といったナンバーにストリングスが加わったことでスケール感が生まれ、繊細なメロディがより強く胸に迫ってくる。

入れ替わりに秦と吉岡を呼び込んで、島田がプロデュースした作品の中でベスト3と語る「朝が来る前に」を秦&吉岡の2人がデュエット。ゆったりとしたテンポに乗せて、緻密なサウンドと丁寧な歌が、夜明けの情景を浮かび上がらせる。そこに、水野、山下、清水を加え、「初期の頃の曲なんですけど、最近やっていなくて。5年ぶりぐらいにやります」という水野のMCで、いきものがかりの「茜色の約束」を。こちらも「朝が来る前に」同様に、空を見上げた時の色彩感に心情を重ね合わせた歌が伸びやかに会場に響いていた。

ステージには秦だけが残り、「青い蝶」を歌い上げる。エモーショナルで芯のある歌声が、さっきまでの落ち着いた雰囲気に変化を与え、会場が徐々に熱気を帯びていく。そこにback numberを呼び込み、秦を加えた編成で「花束」を披露。明るい曲調にボーカル2人の強い歌声がパワフルなタッチを加えていく。さらに、いきものがかりが加わり、吉岡が「この明るい空気を引き継いで、島田さんの曲はバラードをアレンジしてもらうことが多いんですけど、次の曲はアップテンポの曲です」と、観客にスタンディングを促す。会場全体の手拍子に迎えられ、「マイサンシャインストーリー」で、ステージ左右をいっぱいに使って元気よく走りながら歌う吉岡。続けて、「グッバイ・アイザック」でその熱気をさらに上昇させる秦。張りのあるボーカル、パワフルなビート、いきものがかりと清水のコーラスも加わり、ピークに向かって加速していく。本編最後はいきものがかりの「KIRA☆KIRA☆TRAIN」。全員がステージに再登場し、吉岡の輪郭のはっきりした歌声、躍動感のあるサウンド、全員のコーラスによってライヴは最高潮に達した。

アンコールでは、昨日が誕生日だった島田を祝いつつ、3組がコメント。「デビュー前からiPodで今日のお二方(いきものがかり、秦)の音楽を聴いていましたから、共演できて光栄です」(清水)
「実は我々、今年は初めてツアーをやらなかったんです。ライヴがなかなかなくて、こういう機会を得られて光栄です」(山下)
「僕らも結成15周年。デビューからお世話になってきました。島田さんはいつも後ろで支えてくれるので、あまり前に出ない人。だけど本当にすごい人だから、みなさんに島田さんの音楽の素晴らしさを気付いてほしいし、さらに届いていけばいいなと思います」(水野)
「日本武道館で島田さんを囲んで、素晴らしいアーティストとともに30周年をお祝いできたことが何より嬉しいです。出演者もお客さんも、これからも“島田会”の一員として音楽を楽しめたらと思います」(秦)
最後は、いきものがかりの「帰りたくなったよ」を全員で歌って締めくくった。シンプルなアコースティックバージョンから流麗なストリングスバージョン、さらには珍しい組み合わせのコラボありと、ここでしか見られないライヴの数々。音楽プロデューサー島田昌典の30年のキャリアと人望がなしえた贅沢なイベントが幕を閉じた。

文/岡本明

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