• エンタメ
  • 【インタビュー】佐奈宏紀「過去を掘り下げると役に生きる大事な感情が隠れている」 “生きるか死ぬか”過酷な心情を生々しく伝える表現力!
CONTENTS
Home
  • スペシャル
  • 2019.05.25

【インタビュー】佐奈宏紀「過去を掘り下げると役に生きる大事な感情が隠れている」 “生きるか死ぬか”過酷な心情を生々しく伝える表現力!

7月より東京と神戸にて上演される、名作マンガ原作の舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~にて、主人公の秋田犬・銀を演じる佐奈宏紀。熊と戦う運命を背負った熊犬・リキの息子として生まれ、祖父と父の仇である凶暴な殺人熊・赤カブト打倒を目指し、仲間たちと共闘する“犬”を、彼はどう演じるのだろうか。役作りの準備をする中で自分と向き合い見つけたもの、さらには作品のサブタイトル“絆”にちなんだ学生時代の胸アツなエピソードにも迫る。

文/杉江優花

【佐奈宏紀 読者プレゼント企画開催】
5月25日〜26日に掲載されるインタビュー&ランキング記事にキーワードが出ています。その文字を繋げるとある言葉が出現しますので、それを導き出してください!!詳しい応募方法は、26日掲載のプレゼント企画記事をチェック!

気になるのはハイエナ!?共演経験のある尾関陸の演技に注目!

――舞台「銀牙-流れ星銀-」~絆編~にて主人公の秋田犬・銀を演じることが決まったとき、どんな気持ちが大きかったですか?
佐奈 『銀牙-流れ星銀-』は小さい頃にマンガも読んでいたし、アニメも観ていたんですよ。なので、演じるのが犬で、しかも主人公というプレッシャーは感じながらも、ミュージカル『テニスの王子様』への出演が決まったときと同じくらい、すごく嬉しかったです。
――舞台出演にあたり、改めてマンガを読み直してみたりもしているのでしょうか。
佐奈 しています。すると、銀も仲間もみんなカッコいいなとか、いろんな技があるなとか、そういう小さい頃の視点とは違って、例えば“そのタイミングでその傷を負うこと”の過酷さなんかを感じて。銀の仲間・ベンの目が見えなくなってしまうシーンにしても、子どもの頃は“ベンかわいそう”としか思わなかったですけど、大人になってみると銀や仲間の心中まで察することができるし、そのことでいかに厳しい状況に追い込まれてしまうかも理解できますから。演じる者として、そういったところも観てくださる方に生々しく伝えたいなと思っていたりもします。
――台本はまだ上がっていないということですが、銀を演じるための何かしらの準備もすでに始められていたりして?
佐奈 改めてマンガを読み返してみると、銀の感情の動きや行動に驚かされたりするんですね。そういうところを僕自身がちゃんと理解できるように、“こういう状況に陥ったとき、佐奈宏紀が銀みたいに動くにはどうしたらいいか”という想像を膨らませるようにしていて。例えば、仲間がピンチになったとき、銀は何も考えずに助けに行くんですけど……。
――人間は後先を考えて躊躇してしまったりもしますよね。
佐奈 そうそう。でも、その仲間がいなければどうやっても宿敵を倒せないのであれば、どうにかして助けなければいけない。じゃあ佐奈宏紀はどうするかっていう想像をしたり、佐奈宏紀にとってのベンは誰なんだろうって考えたり。普段生きている中では“生きるか死ぬか”ということをなかなか考えないですけど、銀たちは過酷な状況で常に死と隣り合わせだったりしますからね。自分にとって死ぬというのはどういうことなのかということも考えたりしています。
――そうやって自分に深く向き合う中で、見つけるもの、気付くこともあるのでしょうか。
佐奈 ありますね。忘れていた子ども時代のことを思い出して、当時感じたことって銀のこの気持ちに重なるんじゃないかなとか。そうやって普段フタをしている記憶の中には辛いこと、哀しいものもあったりするんですけど、自分の過去を掘り下げることでセルフカウンセリングをしているような感覚もあるし、そこに役に生きる大事な感情が隠れていたりもするので。今は、いろいろと探しているところです。
――なお、今回のキャスト陣で、中でも共演が楽しみな方は?
佐奈 ハイエナを演じる尾関陸くんですね。彼とはミュージカル『テニスの王子様』で共演経験があり、この人は芝居がものすごく好きなんだろうなとそのときひしひし感じて。その後、ほかの出演作品を観てみてもすごく上手いなと感じているし、今回もまたいろいろと学べるところがあるんじゃないかなと思うととても楽しみです。そして、ハイエナは葛藤を抱えたキャラクターなんですけど……。
――ハイエナといえば、いろいろな作品で狡猾な動物と描かれがちですけど……。
佐奈 『銀牙-流れ星銀-』のハイエナは、すごく普通だし弱いし、でも銀たちのようになりたいという憧れも実は抱いていて。僕自身、親近感を覚えるし、おそらく観てくださる方にとってももっとも感情移入しやすいキャラクターだとも思います。そういう役を尾関くんがどう演じてくれるかという期待感が高まりつつ、僕が銀としてハイエナにどう対峙するかというところではハードルは高いですけど……ちゃんと乗り越えて、役を生きている!という実感をしっかり得たいですね。

チームメイトと号泣!“絆”にちなんだ学生時代のエピソードを告白

――ちなみに、サブタイトル“絆編”から、佐奈さんが絆を感じた瞬間もお聞きしたいなと。
佐奈 僕は高校からラグビーを始めて2年半くらいやっていたんですけど、周りには中学からやっている人も多くて、どんなに練習を重ねても、みんなとだいぶ差があったんですよ。当然、そんな僕が新人戦でレギュラーになれるわけはなく、ベンチにいたら……監督が後半戦に僕を起用してくれて。
――嬉しい反面、プレッシャーもあったはずですよね。
佐奈 すごくありました。それまで、僕は練習試合でも目立った成果はなかったし。でも、監督が気遣ってくれたのか、僕より上手い人を差し置いて起用してもらったからには、一生懸命プレイするしかないですからね。雨の中、フェイントをかけたら敵の守りを突破することができて、ゴールできたんですよ。
――なんてドラマティックな展開!
佐奈 チームメンバーのほうを振り返ったら、みんなが大歓声を上げて喜んで、抱きついてきてくれて。あのときはもう泣きました。
――佐奈さんの日頃の努力を知っているだけに、メンバーとしても感動が大きかったのでしょうね。
佐奈 いやぁ、本当にみんなの気持ちがありがたかったし、絆を感じました。仲間っていいなって心から思いましたから。
――そして、その絆は今も心の支えになっていたりして?
佐奈 なっていますね。当時の仲間に会うと、辛いときでも頑張ろう!って思えるし。仲間との絆は、僕の財産です。

【読者プレゼント企画のキーワードはこちら!】
1文字目→「仲」


【作品情報】
舞台「銀牙-流れ星銀-」〜絆編〜


■東京公演
場所:天王洲 銀河劇場
公演期間:2019月7月6日(土)〜15日(月・祝)
■神戸公演
場所:AiiA 2.5 Theater Kobe
公演期間:2019月7月20日(土)〜21日(日)

<キャスト>
銀/佐奈宏紀
ベン/郷本直也
ジョン/安里勇哉
スミス/塩田康平
ハイエナ/尾関陸
赤虎/赤澤遼太郎
中虎/岩城直弥
黒虎/松井遥己
モス/千代田信一
黒邪鬼/北代高士
竹田五兵衛(語り)/平川和宏
赤目/荒木宏文
リキ/坂元健児
ほか

©高橋よしひろ/集英社・舞台「銀牙-流れ星銀-」

オフィシャルサイト:https://www.ginga-stage.com



あなたへオススメの記事


RECOMMEND

【インタビュー】加藤諒×青木玄徳×佐奈宏紀「加藤諒なのかパタリロなのかがわからなくなる」 尊敬し合う仲間たちで創り出す「パタリロ!」ワールド!!

7月より東京と神戸にて上演される、名作マンガ原作の舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~にて、主人公の秋田犬・銀を演じる佐奈宏紀。熊と戦う運命を背負った熊犬・リキの息子として生まれ、祖父と父の仇である凶暴な殺人熊・赤カブト打倒を目指し、仲間たちと共闘する“犬”を . . . 続きを読む

バンコランとマライヒの愛が伝わった!佐奈宏紀が『パタリロ!』で好きなシーンBEST3

7月より東京と神戸にて上演される、名作マンガ原作の舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~にて、主人公の秋田犬・銀を演じる佐奈宏紀。熊と戦う運命を背負った熊犬・リキの息子として生まれ、祖父と父の仇である凶暴な殺人熊・赤カブト打倒を目指し、仲間たちと共闘する“犬”を . . . 続きを読む

【『映画刀剣乱舞』インタビュー vol.01】鈴木拡樹「映画ではこれまでで一番感情をあらわにした」 耶雲監督と話し合い演じた三日月宗近の新たな表現!

7月より東京と神戸にて上演される、名作マンガ原作の舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~にて、主人公の秋田犬・銀を演じる佐奈宏紀。熊と戦う運命を背負った熊犬・リキの息子として生まれ、祖父と父の仇である凶暴な殺人熊・赤カブト打倒を目指し、仲間たちと共闘する“犬”を . . . 続きを読む

【『映画刀剣乱舞』インタビュー vol.02】荒牧慶彦「山姥切国広は僕にとってとても大切な礎」 『映画刀剣乱舞』で得る事ができた学びと刺激

7月より東京と神戸にて上演される、名作マンガ原作の舞台「銀牙 -流れ星 銀-」~絆編~にて、主人公の秋田犬・銀を演じる佐奈宏紀。熊と戦う運命を背負った熊犬・リキの息子として生まれ、祖父と父の仇である凶暴な殺人熊・赤カブト打倒を目指し、仲間たちと共闘する“犬”を . . . 続きを読む

CONTENTS

あなたへオススメの記事

注目記事

アクセスランキング

AdSense