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  • 2014.10.24

【『HALLOWEEN PARTY』2日目】VAMPS・HYDEが魔法で火を操る!?不気味なディズニーワールドが出現

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31日の本番に先駆けて千葉・幕張メッセ国際展示場9・10・11で行われた、お化けたちの祭典、VAMPS主宰の『HALLOWEEN PARTY 2014』も2日目に突入。今日も仮装した人(妖怪?)たちがたくさん集っている。

幕張メッセに出現した、中世ヨーロッパのサーカステントを彷彿とさせるステージセット。本格的に作り込またそれは、少し傾いていてオドロオドロしくもあり、同時にオレンジなどの配色が使われていてポップなハロウィンワールドそのものだ。定刻の17時、モニターにジャック・オー・ランタンが現れ、「みなさ〜ん、元気に死んでますかぁ?人間は紛れ込んでないですかぁ?」と、コミカルな声で語りかける。と、突然、稲光が走り、雷鳴が轟く。これが今夜の宴の始まりの合図だ。

大きく客席にせり出したランウェイにピーターパンが登場する。ネバーランドへ誘導してくれる……のかと思いきや、ステージに待ち構えていたフック船長(に扮したDAIGO)に打ち負かされてしまう。ハロウィンとあって主役はヒール側、フック船長なのである。

すぐさま4つ打ちのビートが打ち鳴らされ、ヘッドセットマイクを付けたDAIGOが「REVOLUTION EVOLUTION」を歌い出す。ノリと勢いを前面に押し出した、盛り上げの先陣を切るのにピッタリな1曲だ。「1年で一番楽しみにしている」と思いの丈を語る、『HALLOWEEN PARTY』の常連にして、今年の全公演参戦する彼。「BUTTERFLY」ではパフォーマー2人を従えてのダンスも披露。「ハロウィンを心の底から楽しもう!」。彼の発した言葉は特別な夜を堪能する唯一にして最大の魔法である。意外な多芸ぶりも見せつつ、最後の「無限∞REBIRTH」では、ランウェイから降り、観客ブロックとブロックの間にある通路を後ろまでグルッと1周歩き、同イベント2日目の成功を願った“うぃっしゅ”の合唱で出番を終える。ビートと歌、パフォーマンスで広い会場全体を十分に温めた。

音楽イベントで一番間延びをする、次のアーティストへの転換の時間も、7回目を数えるこのパーティではランウェイを使ったアトラクションが目白押しで楽しみに変わる。MCのやまだひさしの軽快なトークを交え、仮装ファッションショーにカラオケなどと、事前に行われた休憩所でのオーディションを勝ち抜いたオーディエンスが登場。しかもそこには、映画『101』の悪役クルエラ・ド・ヴィルに扮したシドの明希、映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のショックに扮したDUSTAR-3,Rayflower のYUKI、同映画からジャック・スケリントンに扮したMUCCの逹瑯が紛れて出てくるのである。

2組目として、電飾で飾られた馬車に乗ってきたのはMay J.。“彼女ならあのキャラクターでしょ!”(後々HYDEも「彼女(May J.)が扮するだろうから、みんなで空けていたのに」と話す)という期待を見事に裏切ったジャスミン姿。しかも映画『アラジン』の挿入歌「A Whole New World」まで披露する。裏をかくのはエンターテインメントの基本。映画から抜け出して来たかと思うほどの姿と、澄みわたった歌声で邪気が漂う場内に清涼感を振りまく。MCでは、結果が出なくて自信をなくしていた日々を振り返り、チャンスを摑んだ今、「頑張ることの大事さ、踏ん張れば誰かが見ていてくれる」と語る。その言葉は、直後に歌われた、映画『アナと雪の女王』の主題歌「Let It Go」と共に強いメッセージ性を放っていた。

パイプオルガンの重厚な響きの中進んでくる馬車に乗っている、ハロウィンが似合い過ぎる次のアクターはTommy heavenly6である。黒を基調にしたミニーマウス姿で、ダーク&キュートが絶妙のバランスだ。「可愛い!」というオーディエンスの声に反して、MCにしても、コール&レスポンスにしても “毒”をちょくちょく挟み、媚びずにやりたいようにやる小悪魔っぷり。しかし、歌い出せば、強くそして雰囲気たっぷりで、唯一無二の世界を作り上げていた。

そして、ついに今夜のホスト、VAMPSの出番である。マイナー調のオーケストラの調べに合わせて、フロア後方から通路を進んでくる馬車。そこに乗っているのは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウをほぼ完璧にコピーしたK.A.Zと、ディズニーキャラクターをイメージしたバンドメンバー(『ライオンキング』のハイエナ・Ju-ken、『モンスターズ・インク』のサリー・Arimatsu、ダーティなパンクスタイルのミッキーマウス・JIN)。馬車を降り、4人がランウェイを、幕の締まったテントの方へ向かって歩いていく。その幕が上がり、中央に立っていたのは、映画ではアンジェリーナ・ジョリーが演じたマレフィセントの出で立ちのHYDE。髪を編み込んで作られた2本のツノのようなヘアスタイルから衣装、醸し出す空気感に至るまで、マレフィセントそのものである彼の姿に、オーディエンスからどよめきが起こる。そして最初に奏でられたのは「HALLOWEEN PARTY」のJAZZバージョンだ。K.A.Zは柔らかなタッチでギターを弾き、HYDEがアフリカをルーツに持つ楽器カズーを吹き震わせる。妖しい宴が濃厚さを増していく。オレンジの光が灯る中、HYDEがランウェイを進み出てくる。曲は、「EVIL」。K.A.Zのダークでスピーディな演奏に、ヘッドセットマイクを付けたHYDEが低い歌声を乗せると、曲にいかがわしさがまとう。HYDEが杖を振る。するとその魔法で彼の足下に火が灯り、その火は音楽に合わせて、時に2mほどあろうかという火柱となる。さらには、杖の動きに合わせて、火が彼を360度囲ってしまう。そこにはメルヘン的なスウィートさはない。魔女、サタンそんな言葉が当てはまる。

「ずいぶんカワイコちゃんが集まってんじゃない。そんな格好してんだから恥ずかしくないでしょ?はっちゃけようぜ!」とHYDE。「腹減ったー!」というシャウトのあと「カワイコちゃん食っていいかな?」と小悪魔めいた挑発をし、その言葉がトリガーとなって「HUNTING」へ。K.A.Zがエッジの立った高音のフレーズを弾きながらランウェイを歩き出てくる。ギターを持ったHYDEがタフなリフを掻き鳴らす。「HI HO! LET’S HUNT」とオーディエンスは叫び、拳を振り上げ、頭を振る。

ヌケ感が心地いい「ANGEL TRIP」では、ランウェイの上手、下手に別れて歩いてきたHYDE とK.A.Z。それぞれがコーナーに来たとき、曲が「TROUBLE」へと変わる。トロッコに乗ったHYDEとK.A.Zが観客フロア内を、コール&レスポンスしながら移動していく。幕張メッセは一気にダンスフロアと化す。この巨大な会場の隅々にいるオーディエンスまで“楽しみ”を振りまく演出にヤラれる。ハロウィンというイベントへの乗っかり方もそうだが、VAMPSは、楽しいことに貪欲だ。しかも芯の部分には強烈なまでの美学が貫かれているから、何をしても自分たちの色に染めることができるし、それさえあればどこまでも自由でいられる。Tシャツに半パンで音楽を鳴らすバンドにはない美学と、古くさい枠に閉じこもるバンドにはない自由さを持つロックバンド、それが彼らなんだと改めて思う。

VAMPSのライヴも残すはあと2曲。先程までの喧噪、どよめきの余韻を洗い流すようにゆったりとしたピアノの旋律が響き、「VAMPIRE’S LOVE」の日本語バージョンへ。ディレイがかったK.A.Zのギターが旋律に寄り添い、そこへHYDEの声が絡む。1曲の中に1本の映画のようなストーリーが見える。紡がれるピュアで切ない想いが心をギュッと締めつける。そして歌とサウンドにある体温が心をほんのりと温めてもくれた。ラストの曲「DAMNED」が終わりに差しかかった頃だった。ステージに白い羽根が舞い始め、薄く白い幕が下りてくると、逆光を受けて、彼らの姿がシルエットとして幕に映る。と、次の瞬間HYDEの背中の翼が開き、羽ばたいたかと思うとシルエットとなったHYDEが飛び去っていく。響いていたギターの余韻が消えていった。

再びモニターにジャック・オー・ランタンが映し出されて、「ちゃんと首を洗ってきたかな?」と煽ると、HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAによるスペシャルセッションの幕開けである。タクトの替わりに魔法の杖を振る指揮者HYDEのもと 、この日のメインアクトに加えセッションメンバーの逹瑯、明希、分島花音(扮したのは『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のサリー)、DIR EN GREYの Shinya(扮したのは『不思議 の国のアリス』のチェシャ猫)がワルツを奏でる。がしかし、この指揮者、HYDEが重度の“S”で、急にタクトを止めるのである。もちろんオーケストラにおいて指揮者は絶対。そのタクトの動きからズレた者は、ペナルティとしてDAIGOが白煙を吹き付ける。失敗した人が出た時のHYDEの嬉しそうな顔は小悪魔の笑顔、そのものだ。

彼らの遊びはまだまだ終わらない、というかエスカレートの一途を辿る。ポカホンタスに扮したAnis(MONORAL)の進行で、初日に引き続き“アフリカの子供たちのゲーム”と名付けられたリズムゲームがスタート。用意されたペナルティは、“箱の中身はなんだろな?”。May J.(箱の中身はザリガニ) →Tommy heavenly6(箱の中身は電動歯ブラシ)→逹瑯(箱の中身はブリのカマ)が次々と犠牲になっていく中、ドSのはずのHYDEが、“昨日のハムスターでも怖かったから”とMay J.を気遣い、Anisに「リードしてあげて」と、ジェントルな一面も覗かせた(とは言え、基本的に怖がる人を見て笑っていたが)。

そんなスペシャルな夜も終焉が訪れる。ピンクの紙吹雪が舞い、「HALLOWEEN PARTY」が流れる中、ランウェイを歩き出したキャストが客席にお菓子を投げプレゼントする。やがて彼らはフロアへと下り、通路を練り歩いて、グルッと1周したのだった。こうして約4時間半にわたり行われた最高のエンターテインメントは、関東公演残り1日を残して幕を閉じた。

写真/今元秀明、緒車寿一 文/大西智之

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