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  • 2018.12.30

【ライヴレポ】UVERworld・TAKUYA∞、『生誕祭』夜公演「男祭り」で熱い涙!「何者でもなくなるこの瞬間がこんなに嬉しいものだと思っていなかった」

伝説の1日の後半戦にして、平成最後の『TAKUYA∞生誕祭』を締め括る「男祭り」(男性限定ライヴ)の会場となったのは神奈川・横浜アリーナだ。UVERworldにとって横浜アリーナといえば通常のライヴはもちろん、2015年1月にも1万2千人を動員した「男祭り」を、2017年は『TAKUYA∞生誕祭』として客席を男性客と女性客に二分した前代未聞の「男祭りvs女祭り」を開催するなど、バンド史のみならず日本の音楽史上にも残る歴史的な夜を作り上げてきた場所。今回は2015年を上回る1万5千人の血気盛んな男たちが全国から駆けつけ、さらなる灼熱の記録を打ち立てた。

オールスタンディングのセンター席を始め、1階のアリーナ席、2階のスタンド席も「男祭り」のシンボルカラーである赤のTシャツを身に纏った男性Crew(ファンの名称)でぎっしりと埋め尽くされた場内。開演前からそこかしこでウォーウォーと野太い雄叫びを交わし合って盛り上がる鬨の声合戦が繰り広げられるのも「男祭り」ならではの今や名物と呼びたい光景だ。本番への期待が凄まじい勢いで膨れ上がる中、いよいよ迎えた開演19時。メンバーのシルエットを映し出した紗幕が落ちると同時に、男同士の真剣勝負、その決戦の火蓋も切って落とされた。

「いこうぜぇぇぇっっ!!!!!!」

TAKUYA∞渾身の咆哮とともに1曲目「Q.E.D.」が堰を切って迸る。音に乗せて6人の闘志がひと塊になって客席を圧倒しにかかるが、オーディエンスだって負けてはいない。のっけから一言一句たりと漏らさず、一緒に歌う1万5千人の声が横浜アリーナの大空間にこだまする。まるで会場が大きなひとつの生命体となって唸りを上げているかのようだ。瞬く間にピークを超えて加速する熱狂、続く「7th Trigger」で早くもTAKUYA∞はステージを飛び降り、センター席のスタンディングブロックに突っ込んでいく。一斉に押し寄せる男たちの腕を掻き分け、彼を目指して人波の上を転がってくるクラウドサーファーと拳を突き合わせながら、まるで怯むことなく押し寄せる熱に対峙するTAKUYA∞。「誕生日にして今日が俺の命日でいい。魂を懸けろ!」「曲が始まったらもう手加減できないぞ。始まったんだよ、俺たちが望み続けた男祭りが!」と畳み掛けてオーディエンスをアジテート、まだ序盤にも関わらず「Don’t Think.Feel」では彼の蹴り投げたスニーカーが綺麗な放物線を描いて客席に飛び込んでいった。

1万5千人の中に100人だけ女性Crewが招待されていること、昼に行った「女祭り」のパワフルさに触れ、「今のところこの横浜アリーナ、日本武道館にちょっと負けているんじゃないですか!?オマエらまだまだ行けるよな!」と煽った真太郎のMC。それを受けてTAKUYA∞が「男のやる気を女性たちにしっかり出させてもらって、観てもらおう。そもそもオマエらに祝ってもらおうなんて思っちゃいないよ。俺が欲しいのは最高の一体感と情熱。今日もやっぱりUVERworldはカッコいいなって思いたいだけだ!」と続ければ、オーディエンスも全力で応える。全員が人差し指を突き上げ、大声で歌い叫んだ「NO.1」。その声を一身に浴びて、もみくちゃの客席ブロックを飛び出し、今度はアリーナ席の通路を歌いながら駆け抜けていくTAKUYA∞の、なんと軽やかで堂々たる足取りか。全身全霊フル稼働させたタフなパフォーマンスは、すでに1公演をやってきたとは俄に信じがたいほどのもの。TAKUYA∞だけでなく、メンバーひとりひとりにみなぎる“気”も然りで、躍動感の塊みたいな克哉のギタープレイも、体中の筋肉を駆使して編み出される信人のベースラインも、彰のいつにも増して鋭さに磨きのかかった弦さばきも、一打一打を正確に聴き手のみぞおちにヒットさせる真太郎のドラムも、ひとたび音色を吹き鳴らせば世界を一層エモーショナルに塗り替える誠果のサックスも、この夜に懸けた想いの深さや重さを体現して尋常ではない。

「最高だよ。今、俺、男でも女でもなく、人間もちょっとやめかけていた。それがめちゃくちゃ気持ち良かった。何者でもなくなるこの瞬間がこんなに嬉しいものだと思っていなかったよ」

「PRAYING RUN」の余韻を噛み締めながら、そう明かすTAKUYA∞。そうして滋賀にいた頃のまだ何者でもなかった時代を振り返り、すべてが今に繋がっていることに感謝しかないと語る一方で、決して順風満帆ではなかったその道のりに想いを馳せては声を詰まらせるひと幕もあった。それでもひっきりなしの声援に励まされ、「俺は滋賀に生まれて、絶対にミュージシャンになりたかった。オマエは何になりたいんだ?」と涙で震えそうになる声を懸命にねじ伏せて、オーディエンスに問いかけた「ALL ALONE」。TAKUYA∞の、UVERworldの生き様と覚悟が宿ったこの歌と演奏はただ圧巻のひと語に尽きる。

「ちょっと気分転換させて?」と男性Crewをひとり、目の前に招き「SHOUT LOVE」を歌い上げる…かと思いきや、「歌うわけねぇだろ!オマエに歌う曲はこれだよ!」と「GOLD」を叩きつけるという「男祭り」らしい食えない演出や、楽器隊の手腕を轟かせたインストナンバー「Massive」など生誕祭ならではのスペシャルな選曲と展開でライヴは後半戦に突入。「俺たちが信じた音楽が間違いなかったと今一度、確かめようぜ!」とTAKUYA∞が呼びかけてなだれ込んだ「IMPACT」で狂騒はクライマックスに。そうしてラストは「在るべき形」で大団円、のはずだったのだが。

「俺たち、お決まりのアンコールは嫌いだよ。でも、どうしてもやりたい日があるんだ!俺へのバースデープレゼントとして5分30秒だけくれ!」

フィナーレを飾ったのは「MONDO PIECE」だった。大切な日のためのとっておきであり「男祭り」を締め括るのに欠かせない1曲。隣り合った見知らぬ者同士がお互いに肩を組み、誇らしげに左右に揺れる。何度観てもこの光景には泣かされてしまうのだ。東京ドームでの「男祭り」に本気でチャレンジしようと思っていることをこのステージでTAKUYA∞ははっきりと口にした。近い将来、それはきっと現実となるだろう。場内に轟く1万5千人の歌声に、そうはっきりと確信した。

写真/鳥居洋介 文/本間夕子



<セットリスト>
1.Q.E.D.
2.7th Trigger
3.WE ARE GO
4.Don’t Think.Feel
5.ENOUGH-1
6.ハルジオン
7.ODD FUTURE
8.GOOD and EVIL
9.PLOT
10.NO.1
11.畢生皐月プロローグ
12.PRAYING RUN
13.ALL ALONE
14.GOLD
15.EDENへ
16.Ø choir
17.Massive
18.CORE PRIDE
19.ナノ・セカンド
20.零HERE~SE~
21.IMPACT
22.7日目の決意
23.在るべき形
24.MONDO PIECE

UVERworldオフィシャルサイト:http://www.uverworld.com/


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