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  • 2014.04.23

【インタビュー】TAMTAM キャッチーな個性と歌心を持つ 21世紀型新感覚ダブバンド

ダブ~レゲエのテイストをナチュラルに取り入れたバンドサウンド、そして、女性ボーカリスト・Kuroが奏でるドラマティックなメロディラインによって、音楽ファンからの大きな支持を得てきたTAMTAMがついにメジャーシーンに進出!歌の要素を際立たせた4月23日に発売されるデビューミニアルバム『For Bored Dancers』によって、彼らの存在はさらに広い層のリスナーに共有されることになりそうだ。KuroとベースのJunet Kobayashiにインタビューした。

文/森朋之

「大前提として“わかりづらいものにはしたくない”というのがある」

――TAMTAMのルーツである“ダブ”に興味を持ったきっかけは?

Kobayashi (Kuroに向かって)最初はレゲエと間違えたんだよね?

Kuro そうそう(笑)。ヴィレッジヴァンガードでレゲエのコンピを買ったつもりだったんだけど、それがダブのコンピで。そのときは“何だこれ?失敗したなー”と思ったんですけど(笑)。

――その前はレゲエにハマってた?

Kuro レゲエ、スカ、あとはブラックミュージック全般ですね。ショーン・ポールから入って、ラヴァーズロックを聴くようになって、そこからソウル、ファンクに興味を持って。

――Kobayashiさんは?

Kobayashi REM、プライマル・スクリームあたりのロックから始まって、エイフェックス・ツインなどのテクノを聴き始めて、その後、レゲエやダブも聴くようになって。ロック、ダンスミュージックと並列で聴いてた感じですね。

――TAMTAMは大学の音楽サークルで出会った仲間で結成されたんですよね?

Kobayashi そうですね。レゲエ、ダブ、スカが盛んな変わったサークルだったので(笑)。最初は軽いノリだったんですけどね。“ダブのバンドやろうよ。歌ってみない?”って。

Kuro “ダブバンド、いいねー!”って(笑)。ダブやレゲエしかやってなかったから、そこから派生させるしかなかったんですよね。何をやってもダブのフィルターがかかっちゃうというか。

Kobayashi 特に僕たちふたりはTAMTAMが初めて組んだバンドですからね。

――ダブって、マニアックな音楽っていうイメージもあると思うんですよ。でも、TAMTAMはすごくポピュラリティのあるバンドだと思うんですが、そのあたりのバランスはどうやって取っていたんですか?

Kobayashi 幅広い人に聴かれるためには、ある程度のフォーマットが必要だと思うんですよね。自分たちも“歌を聴いてほしい”と思ってるし。

Kuro 大前提として“わかりづらいものにはしたくない”というのがあって。個人的にも、キャッチーな音楽に惹かれるんですよね。ダーティ・プロジェクターズや冨田ラボもそうですけど、トリッキーでマニアックなことをやっていても、すごくポップに聴こえる。それってすごく難しいことだと思うんです。

「歌ってる人のソウルが出てるほうが、グッとくる」

――デビューミニアルバム『For Bored Dancers』にも、そういう考え方が反映されていると思います。本格的なダブ・サウンドを鳴らしながら、誰もが楽しめる歌モノとしても成立していて。Kuroさんのボーカルもすごく際立ってるし。

Kuro ありがとうございます。バンドを始めた頃はぜんぜん歌い手としての自覚がなかったというか、“歌も楽器のひとつ”みたいな感じだったんですけどね(笑)。歌詞も響きがいい言葉を並べてた感じだったし、何ならインストでもいいって思っていて。実際、“この曲は歌える気がしないから、トランペットやらせて”って言ったりしてましたから。でも、少しずつ“人に届くものを作りたい”と思うようになって。

Kobayashi 外交的な音楽をやりたい、というか。

Kuro 歌詞の書き方も変わったんですよね、そのあたりから。以前は“キリンジみたいな歌詞が書きたい”と思ってた時期もあったんですけど、誰かのマネではなくて、ヘタクソでもいいから、自分のパーソナルな言葉を使ったほうがいいなって。歌ってる人のソウルが(歌詞のなかに)出てるほうが、グッとくるんじゃないかと思ったし。

Kobayashi うん。今回のミニアルバムは今までの作品のなかでいちばん歌詞がいいと思います。Kuro自身が見えるというか…。

Kuro あーそうかもね。

Kobayashi 今までは仮面をかぶってたんだけど、チラッと表情が見えるようになってきた(笑)。ライヴをやっていても“このフレーズは歌いたくなるよな”って思ったり。

Kuro 実際、ライヴで口ずさんでくれるお客さんが増えたんですよ。歌ってくれてるお客さんを見ると、こっちも“うわ~!”って思いますからね。外にアウトプットしたら、すぐに反応も変わってきたっていう。

Kobayashi 「クライマクス」(3月に発売したタワーレコード限定のシングル)のツアーのときから、ライヴの雰囲気が変わってきたんですよね。こちらが開いた瞬間、”待ってました”という感じでお客さんが入ってきてくれたというか。

Kuro まあ、いまだにコミュニケーション障害気味だけどね(笑)。

――(笑)。6月から7月にかけて行われるミニアルバムのリリースツアー『TAMTAM I DUB YOU TOUR 2014- For Bored Dancers』も楽しみです!

Kobayashi 自分たちも楽しみですね。アルバムを聴いてくれた人は全員来てほしいですね!

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