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  • 2018.11.28

【ライヴレポ】シド、バンド史上最長ツアー『いちばん好きな場所 2018』終幕!「ライヴをやるために生きているし、ここは心から大切な場所」

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9月3日から全31本に及ぶ『SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 「いちばん好きな場所2018」』を行っていたシドが、11月21日に東京・マイナビBLITZ AKASAKAにてファイナル公演を開催。メンバーもファンも大切にしている“いちばん好きな場所”でお互いの想いをぶつけ合った一夜は、とても熱くて、温かかった。

まず、ゆうやの勢いあるドラムフレーズが導いたのは、疾走感と躍動感溢れる「VOICE」。「いくぞ!」とマオが叫べば、イントロからフロアにクラップが響き、Shinjiのギターソロではオーディエンスが大きくコール。ライヴにぴったりな歌詞、楽器陣3人のコーラス、それをかき消すくらい大きなオーディエンスの声と、しょっぱなからなんてエモいんだ!

「VOICE」のエンディングからShinjiがギターを弾き倒してなだれ込んだ「reverb」は、グルーヴィーな骨太ロックナンバー。ゆうやと明希によるどっしりとしたリズム、赤と青の点滅するライトにしても、実に刺激的だ。

さらに、「お前ら、俺がいなきゃダメなんだろ?」とマオが挑発し、「XYZ」へ。「声を聴かせてくれ!」という明希の言葉にも、大歓声が上がる。

「31公演目、ファイナルです。今日も素敵な思い出を作りましょう!」とマオが呼びかけ、「蜜指~ミツユビ~」ではベースソロからギターソロへの流れで、「KILL TIME」ではドラムからベース、ギターの見せ場でもうならせて、会場が大きなホールであろうと熱気溢れるライヴハウスだろうと、彼らのステージには本当に“華”があるなと改めて思う。

「螺旋のユメ」「ASH」といったドラマティックなナンバーで熱がどんどん高まっていくと、「V.I.P」ではShinjiがゆうやのドラム台に近寄ったり、Shinjiと明希が向き合って演奏したり、マオが明希の肩に手を回して歌ったり。曲のエンディングでマオが驚異のロングトーンを響かせて、オーディエンスだけでなくゆうやも大きな拍手を送る場面も。

「ごめん、声伸ばしすぎちゃった(笑)。それくらい、今日は気合が入っているんだよ!」というマオが、順繰りメンバーにツアーの感想を尋ねていくと……「このツアー、濃いね!15周年の俺たちだから31公演やるっていう意味があった」と語るゆうやに、思わず「足したら46だね」とマオが茶々を入れ、「小学生のときそういうやついたけどさ、なぜ足す!?」と疑問を呈するゆうや。「久々に行く場所でも待ってくれている人たちがたくさんいて、とても心が幸せになりました」という明希が、打ち上げはほぼ毎回4人が揃っていたことを明かし「結成したときよりも仲良いかも」と言うと、「まとめると、俺たちは“仲良シド”ってこと!」と笑顔を見せるマオ。そして、「そんな3人でこれからも……」とマオが言い出すと、「おい!」と絶妙タイミングでツッコむShinji。Shinji が出演する『松戸モリヒロフェスタ』に興味津々なマオがいろいろ探れば、『有吉反省会』(日本テレビ系)を観た松戸市から直々に連絡をもらってShinjiの出演が決まったのだとか。「Shinji、ラーメンでブレイクし始めたよね。そのうち、店を出してカップラーメンを作ると思う!」と嬉々とするマオに、「で、そのうち所得隠しを……」とShinjiが悪巧みをチラ見せすると、「15年間、最悪なのはShinjiだけ(笑)。でもギターが最高だから一緒にいたい」だなんて、本当に“仲良シド”にもほどがある。

かと思うと、マオが「これからもシドにとって大切なバラード」と前置きした「その未来へ」では、民族音楽的な要素を散りばめ音と音の間合いも大事にした温かな奏で、混沌の中でも光を見出していけるような希望的な歌詞、ファルセットやハイトーンを織り交ぜた繊細で丁寧な歌声に、どうしたって心が動く。平和を願い、歌声を重ねて生まれる大きな輪は、垣根を越えて人と人を繋いでいけるはずだと、改めて信じることもできた。

また、「刺と猫」では<愛してる>という艶っぽいアカペラからの投げキッスで撃ち抜き、「hug」ではラストのハグポーズでオーディエンスひとりひとりの心を包み込んだマオ。だから、みんなこの場所が一番好きなのだ。

「せっかくライヴハウスだから、ここから盛り上がろうと思っているんだけどいける!?」というマオの言葉をきっかけに、ファンキーなダンスロック「MUSIC」では、ゆうやも腕を高く突き上げたり、明希がスラップソロで沸かせたり。センターお立ち台にいた明希が、“ここにどうぞ”ポーズでマオを招き、招かれたマオがまたまた明希の肩に手を回す姿も。15年、共に歩んできた同志の絆は、そんなさりげない仕草にも表れる。

「やっとこの言葉が言えます、「Dear Tokyo」!」というマオの曲コールからの「Dear Tokyo」では、大ボリュームのクラップとコールが巻き起こる中、ゆうやは立ち上がり、Shinjiと明希は華麗にターン。しゃがみこんでオーディエンスに目線を合わせるマオが「ずっと会いたかったよ!」と嬉しい言葉を口にし、さらには「結婚しよう!」と「プロポーズ」へ。「眩暈」にしても、熱量がとんでもなく高すぎた。

「4人ともバンドマンだから、ライヴをやるために生きているし、ここは心から大切な場所」とマオが言い、アンコールの最後に届けたのは、過去の旅に想いを馳せながら今と未来への誓いを託した「いちばん好きな場所」。人間味に満ちたこの夜の多幸感は、結成15周年のグランドファイナルを飾る、2019年3月10日の神奈川・横浜アリーナ公演でより大きく花開くはずだ。

文/杉江優花



<セットリスト>
1.VOICE
2.reverb
3.XYZ
4.
蜜指〜ミツユビ〜
5.KILL TIME
6.
螺旋のユメ
7.ASH
8.V.I.P
9.
その未来へ
10.
刺と猫
11.hug
12.MUSIC
13.
ラバーソール
14. Dear Tokyo
15.
プロポーズ
16.
眩暈
アンコール
EN1.
ホソイコエ
EN2.
夏恋
EN3.one way
EN4.
いちばん好きな場所

シド オフィシャルサイト:http://sid-web.info


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