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  • 2014.10.08

【インタビュー】May J. ときめく歌姫の本当の始まり 音楽への感謝から生まれた宝物

空前の大ヒットを記録したディズニー映画『アナと雪の女王』の日本版主題歌「Let It Go」を歌い、一躍その名が全国区になったMay J.。そんな彼女の最新オリジナルアルバム『Imperfection』が、10月8日に発売となる。サッカーの内田篤人選手から依頼を受け詞を共作した「光のありか」や、ドラマ挿入歌「本当の恋」など、エモーショナルな楽曲が詰め込まれた本作は、圧倒的なまでの表現力を持つボーカルで輝いている。「聴いてくださる方が笑顔になれるような歌を届けていきたい」と語る彼女に、本作についてインタビューした。

文/杉江優花

「挫折しても挑戦し続けること。転機は2枚のカバーアルバム」

――オリジナルのフルアルバムとしては約2年ぶり、7作目となる『Imperfection』はどんな想いで制作に臨んだのでしょうか。

May J. この2年の間に、いろんなことがあったんですね。正直言うと……6枚目のオリジナルアルバム『Brave』は全曲自分で作詞もして、すべてをさらけ出して作った作品だったわけですけど、結果的にはそれをたくさんの人に届けることができなかったという現実があって。次にどんな作品を出せばいいのかわからなくなってしまったし、本当に落ち込んだ時期があったたんです。

――大きな挫折感ですよね、それは。

May J. そうでしたね、本当に。でも、ちょうどその時期にテレビ番組に出させて頂くようになったら、番組でいろいろなアーティストさんの曲を歌うたびに“カバーアルバムを出してほしい”という声がたくさん頂くようになったんですね。そしてリリースしたのが『Summer Ballad Covers』『Heartful Song Covers』という2枚のカバーアルバムなんですけど、そこで“自分の歌を求めてくださる方がいるんだ”っていうことを感じて。そういった作品や、映画『アナと雪の女王』の日本版主題歌「Let It Go」で私を知ってくださった方にとっては、今回の『Imperfection』が初めて聴くオリジナルアルバムだと思うので、May J.がどういうメッセージを曲で伝えたいのかということをわかって頂けるような作品にしたいなということは強く思っていたし、また新たなスタートだと思ってアルバム制作に臨みました。

――実際、本作では“バラードやラブソングの女王”という表情だけではなく、苦しみを乗り越えた人だからこその前向きな力強さにも触れられますもんね。その中でも、自身にとって思い入れの強い曲を挙げるなら?

May J. やはり、シングル曲でもある「本当の恋」ですね。

――ドラマ「同窓生~人は、三度、恋をする~」(TBS系)の主題歌でもありましたが、物語と重なる歌詞、切なさと一途な想いを乗せた歌声……どうしても、感情移入してしまいます。

May J. 歌詞には、稲森いずみさん演じる鎌倉あけひの気持ちが込められていたので、歌う上でもすごく感情移入して歌えました。稲森さんも、“あけひの気持ちがすごく込められていて涙が出ました”と言ってくださって。人生にひとつしかない“本当の恋”というものに気付いたときの、それまでの時間を取り戻したいと願う切なさ、迷わずそこに飛び込んでいきたいという想いの強さって、いろいろな年代の人に当てはまるんじゃないかなとも思いますね。

――また、“どんなに離れていても心はそばにいる”と歌う「未来へ」にしても、きっと多くの方が共感できるはずです。

May J. 「未来へ」は、震災で大きな被害を受け光を失った気仙沼湾に、未来への希望溢れるクリスマス・イルミネーションを灯そうという復興プロジェクト“ONE‐LINE”のテーマソングでもあって。恋愛関係だけでなく、家族や友人も含めたすべての大切な人たちへの想いなんです。

――どの曲にしても、誰もが自分と重ねて聴くことができるアルバムだなということもつくづく思います。

May J. この2年間で、私の歌を聴いてくださる方の年齢層がすごく広くなったんですよ。小さなお子さんから年配の方まで。全ての年代の方に共感していただける曲を作りたいと思っていたので、そう言っていただけると嬉しいです。

「アルバムタイトルは、音楽以外何もできない私を象徴する言葉」

――「心の鍵」「Sunshine Baby!」には<君がいるから 今 強くなれる><キミに会えたから 私は変われた>というフレーズがありますが、そこにはファンの方たちに対する感謝の念も感じます。

May J. 本当にその通りで。アルバムタイトルの『Imperfection』は“不完全”という意味なんですけど、音楽以外何もできない私を象徴する言葉だとも思っていて。でも、スタッフやファンのみなさんが支えてくれているから自分は歌い続けることができるっていう、そういう感謝の気持ちも歌詞やタイトルに込めたかったんです。これまでは“完全にならなければいけない”と思い込んでいましたけど、やっぱり自分の足りない部分ってちゃんと直視しなきゃいけないし、そこをほったらかしにして前に進むことはできないと思うので。

――そういうMay J.さんのストイックで真摯な姿勢は、「光のありか」にも如実に表れていますね。

May J. サッカー日本代表の内田篤人選手から“曲を作ってほしい”と言って頂きまして。内田さんだけでなく他の選手の方が書いた文章を元に、私の考えも入れて形にしていったんですけど……その元の文章には、結果を出さないと認めてもらえない厳しい世界で生きる選手のみなさんの想いが、綴られていたんですね。

――そういう意味では、May J.さんも同じですよね。信念を持って何があっても諦めずに前に進んでいるわけですから。

May J. 度合は違うとは思うんですけど、そうですね、挫折しても自分にしかできないことがあると思って挑戦し続けているし。頑張っている人って、きっと毎日葛藤しながらも踏ん張り続けているんじゃないかなって。そういうすべての人への応援歌になればいいなと思います。

――それから、自身のルーツに向き合った「Mama found…“Forever”」も胸を打ちます。

May J. 私自身が難民問題を取材した某番組のテーマソングでもあるんですけど、作詞家の方と一緒にアフリカから日本に来た難民女性に会いに行ったんですね。そこで彼女が語った“日本に安全はあるけど安心はない。でも、子供が産まれたことで生きていく希望が見えた”という言葉がすごく胸に残っていて。辿ると、私の祖母はロシア革命のときにイランに亡命した人で、母はイランから日本にやって来た人なんですけど、母も“あなたを産んだときに心から永遠というものを見つけた”ということを言っていたんですね。そういう家族の大切さ、絆があるからこそ見出せる光を、母や祖母が命をつないでくれた私の歌で伝えることができたらなと思って歌いました。

――何しろ、心震わせる歌声の詰まったアルバムですが……今後に向けて新しい希望も見えていたりするんでしょうか。

May J. 幼い頃からディズニーが大好きなんですけど、ディズニーって夢と希望を与えてくれるじゃないですか。私自身、3歳からずっと夢を追いかけてきて、今こうして少しづつ夢が叶い始めている。私は音楽の力を信じているし、自分に夢を与えてくれた音楽に感謝しながら、聴いてくださる方が笑顔になれるような歌を届けていきたいですね。

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