宅間孝行が主宰する演劇プロジェクト「タクフェス」第6弾『あいあい傘』に松岡麻衣子役で出演する前島亜美。「タクフェス」に初参加ということで、彼女に『あいあい傘』キャストとの思い出BEST3を直撃!「独特の恒例行事があったんです!」と楽しそうにいろいろなエピソードを語ってくれました。さらに、本作の物語の魅力から、自身の役柄に懸ける想いについてもお届け!!どんなラストが待ち受けているのか気になります。
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「タクフェス」ならではの一体感
宅間孝行さんが主宰する演劇プロジェクト「タクフェス」には、独特の恒例行事がたくさんあって。『あいあい傘』で初参加させていただいた私としては驚きもあったんですけど、例えば稽古が13時からだとしたら、高強度の運動と短い運動を繰り返す“タバタ式トレーニング”を、11時からみんなで一斉に始めるんですね。その後は、稽古場に置いてある炊飯器でご飯を炊いて、みんなで“同じ釜の飯”を食べてから稽古に臨むので、すっかり家族のような絆で結ばれています。
稽古場懇親会
稽古期間中盤のタイミングで、稽古終わりに懇親会が開かれまして。稽古場にそれぞれが手料理を持ち寄るというのは、“タクフェス”ならでは。みなさんの料理、どれも本当においしかったんですけど、中でも星野真里さんが持ってきてくださったピーマンの塩昆布和えは、感動しちゃいました。料理が苦手な私が持っていったのは、ガトーショコラ。しっとりするようにメレンゲをたくさん入れて焼いたら、みなさんから「おいしい」をいただきました。
稽古終わりの人狼ゲーム
子役の柿澤仁誠くんと佐田照くんは、どちらも小学5年生。とても元気で、いつも「遊ぼ、遊ぼ」って大人に懐いてきてくれるふたりが提案して、ある日の稽古終わりに人狼ゲームをすることになりまして。あまりルールを知らない人がいることもあり、みんなでてんやわんやしながら盛り上がりました。中でもよく疑われたのは、おしゃべりな宅間さんと鈴木紗理奈さん。宅間さんは嘘をつくのが本当に上手で、何度も騙されてしまいました(笑)。
前島亜美から舞台『あいあい傘』についてのコメントが到着!
人の内面を包み隠さず繊細に描く宅間孝行さんの作品に、いつか出演できたらなという憧れをずっと持っていたので、『あいあい傘』への出演が決まってすごく嬉しかったんです。
『あいあい傘』は、親子愛の物語。通し稽古が始まってみれば、何度観ても毎回泣いてしまうんですよ。それは、ストーリーはもちろん、みなさんのお芝居や宅間さんの演出が素晴らしいからこそ。きっと、多くの方が感情移入できる作品だと思います。
私が演じるのは、お茶屋「恋園庵」の店主・玉枝の娘であり、恋園神社の巫女である麻衣子。血の繋がらない父親・六郎との関係がうまくいかなくて悩み、その想いを吐き出すシーンでは苦戦したりもしたんですけど、宅間さんにお芝居や人生指導もしていただいていて。例えば、演じるシーンの10分前に麻衣子はどうしていたのか、幼馴染とどんな会話をしていたのかとか、細かいバックボーンを作ってもいるんです。日々多くの学びがあるし、すごく充実した毎日を送れています。
普段、インドア派で旅行に行かない私としては、いろいろな土地に行って公演をすることはもちろん、公演後にみんなで夜ご飯を一緒に食べに行ったり、新しい景色を見たりできることも、楽しみにしています。
文/杉江優花
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