10月4日から開幕する、鈴木おさむ作・演出による切なく泣けるラブファンタジー舞台『カレフォン』で川栄李奈とW主演を務める廣瀬智紀。藤原駿役を演じる彼に舞台『カレフォン』で好きなシーンBEST3を挙げてもらいました!台本を読んで心を打たれたと言うだけに、グッと物語に引き込まれる場面がランクイン。また、難しい役どころを演じる彼に本作の見どころや、稽古中の思い出なども語ってもらいました。きっと舞台に足を運びたくなるはず!!
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クリスマスプレゼント交換
僕が演じる藤原駿と、川栄李奈さん演じる結城茜がクリスマスにプレゼント交換をするシーンがありまして。駿も茜も、お金はかかっていなくても相手のことを考えたプレゼントを用意するんですけど、そこにはお互いを思いやる温かな気持ちがちゃんとこもっていて、とてもいいなと思うんですよ。殻に閉じこもって生きていた駿が、茜に出会ったことで本来持っていた優しさを自然と滲ませることもできているし、ふたりの純粋さが表れている大好きなシーンです。
※画像はイメージです。
オープニング
駿が茜の夢の中に出てきて、駿を失ってから前に進むことのできていない彼女の背中を押してあげるというシーンから物語が始まり、茜のモノローグへと続くわけですけど……自分がいち観客となって観たときに、すごくワクワクするオープニングだなと。ちなみに、茜のモノローグは鈴木おさむさんの脚本ならではでなかなかの長ゼリフ。それでも、川栄さんは台本をもらった次の日くらいには全部入れてきていたので、さすがだな!と思いました。
駿と茜の日常
駿と茜が付き合い始めてからの穏やかな日常がとても愛おしいし、高校で野球という夢を諦めて殻に閉じこもってしまっていた駿にとって、茜と過ごせた日々はとても大事な宝物。それだけに、病に蝕まれて茜と別れなければいけないというのは、ものすごくやるせないし、哀しいことなんですけど……観てくださる方に“きっと駿は幸せだったんだろうな”と思ってもらえるような茜との幸せな日常を、この舞台で過ごしたいと思っています。
廣瀬智紀から舞台『カレフォン』への意気込みコメントが到着!
『カレフォン』は恋愛物語であるだけではないんです。僕が演じる藤原駿は高校生時代に挫折をし、バイト先で川栄李奈さん演じる結城茜に出会って救われるものの、やがて自分の死と向き合い、死んでからは茜を見守るという波乱の人生を歩むので、演じるにあたってはなかなかひと筋縄ではいかないなと。ただ、自分なりに駿の人生を生き始めてみたら、いろいろな感情を行き来する中でもらうものがたくさんあったりもするんです。鈴木おさむさんの本はすごいなって、改めて感じています。
おさむさんが「少女マンガのような世界観で泣かせるファンタジー作品にします」とおっしゃっていたので、これまで恋愛物語を演じることがあまりなかった僕としては、いろいろな恋愛作品を観てみたりもしているんですよ。好きな人と過ごす穏やかな日常、些細な幸せを表現するということも難しくて、そういう面でも試行錯誤しているんですけど……お互いを思いやる気持ちを大事に、自分が出ていないシーンでも茜を見ながら、守ってあげたい、助けてあげたいという気持ちを募らせています。
ちなみに、川栄さんは冒頭の茜のモノローグを、台本が渡された次の日には全部覚えてきていて。ものすごい長ゼリフなのにすごいな!と驚きました。映像中心に活動している川栄さんと、どんな化学反応が生まれるのかということも、楽しみにしていてください。
文/杉江優花
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