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  • 2018.08.15

【インタビュー】上村莉菜(欅坂46)「いろんなことを言われるけどやるしかない」“アンビバレント”な感情で突き進む覚悟

7枚目のシングル「アンビバレント」をリリースした欅坂46。“一人になりたいけどなりたくない——”そんな“アンビバレント=二律背反”を歌う葛藤塗れのサマーチューンには、欅坂46という存在の特異性がよく表れている。大盛況のうちに先頃終了した『欅共和国2018』のエピソードも交え、自身もアンビバレントを内包した上村莉菜が語る、その真髄とは?

文/清水素子

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センター・平手友梨奈の登場にニヤリ!? 『欅共和国2018』で感じた成長とは?

——ランキング(16日掲載)ではメンバーに対して「かわいい!」を連発していた上村さんですが、ご自身も十二分に女の子らしくてかわいいので、ちょっとビックリしてしまいました。
上村 私、かわいい女の子が好きなんですよ。欅坂46に入って良かったと思うこともソレですね。かわいい子が近くにいる(笑)。
——じゃあ、欅坂46、けやき坂46の2グループが集まった先日の『欅共和国2018』なんて……。
上村 天国でしたね!けやき坂46の2期生と一緒にライヴをしたのは初めてでしたし、ステージ上にパンパンに人がいるのを見て“人数増えたなぁ”って。ひらがな(けやき)ちゃんもしばらく見ないうちに煽りとかも上手くなっていて、“うわ、すごい!”って親戚のおばさんみたいな気持ちになっちゃいました(笑)。
——当然、ご自身たちの欅坂46のほうの成長も感じられたんじゃありません?
上村 なんだろう……集中力?リハでオープニングからエンディングに新曲、それ以外にも覚えなきゃいけないことがあって、夜遅くまでみんなで練習していたんですよ。特に私は身長が一番小さいから、みんなと歩幅が合わなくて、最初はどうなることかと!でも、手の振りなどいっぱい練習して、そういう団結力は高まったかもしれません。
——久々に平手友梨奈さんもワンマンのステージに復帰しましたしね。
上村 やっぱりファンの方の空気も違った気がします。最終日に「アンビバレント」を初披露したときもセンターの歓声がすごくて、“この時を待っていたんだね”ってにやけそうになりました(笑)。<Hey!>っていうかけ声も一緒に言ってくださって、ファンの方の対応力はさすがだなぁと思ったり。ただ、リアルタイムではそんなことを考える余裕がないくらいダンスが大変なんですよ。カウントを取って“踊る”というより、感情を爆発させて“表現する”っていう感じなので、タイミングを掴むのが難しい!
——ちなみに上村さんは、どんな感情を爆発させました?
上村 もう“やるしかない!”って。今回すごく共感できる歌詞が多くて、メンバーとも「メッチャすごいね。なんで秋元(康)さんって私たちの気持ちがわかるんだろう?」って話していたんですよ。例えば<一人になりたい なりたくない>とか、<他人に何を 思われても 何を言われても聞く耳持たない>とか。やっぱり人に見られている時間が多いので、いろんなことを言われるけど、それを覚悟で飛び込んだんだからやるしかない。ホント世のみんなが思っているけど言わないことが歌詞になっているんですよね。

見た目とのギャップにビックリされる!?“アンビバレント”な一面を明かす!

——わかります。夏らしいサウンドに乗せて、夏にありがちなリア充押しつけ感への反発を歌っているのにも頷けましたし、孤独でいたいのに一人じゃ生きられないっていう二律背反には共感できる人も多いはず。
上村 私も実家を出る前は“一人になりたいな”って思うことも多かったけど、いざ出てみたら“やっぱり実家が良かったな”ってなったり。でも、独り暮らしの良さもいっぱいあるし。『欅共和国2018』のときもパンとかロールケーキとかの差し入れを見ながら、“食べたいけど食べたら明日顔がむくむ……”っていう“アンビバレント”と戦っていました(笑)。ライヴって下からファンの方に見られるし、おまけに野外で明るいからヤバいなぁって。
——プロ根性!そんな“アンビバレント”って、性格面でもあったりします?
上村 握手会とかでは、よくファンの方にビックリされますね。大人しい子に見えがちですけど、緊張しているファンの方には自分からいっぱい話しかけるので、よく「見た目と違っていてビックリしました」っていうファンレターも貰います。私を知っている人には“毒舌”とも言われるし、実は人見知りもしないんですよ。
——なるほど。そういう意味も含めて今回の「アンビバレント」は、とても“らしい”曲だと思うんですね。欅坂46自体も一般的な女性アイドルとはイメージの違う、ちょっと“アンビバレント”な存在じゃないですか。
上村 確かにそうかもしれないですね。実際そういうところを好きになってくださる方とか、共感して応援してくださる方が多いですし。「アンビバレント」に関しては“仕事で嫌なことがあっても、歌詞を見たら共感できて頑張れる”っていうメッセージもいただくので、そうやってファンの方々が共感できる曲をもらえたのは嬉しいです。
——より幅広い層に訴えかけるようになった印象もありますよね。“自分の思うままに生きろ”というメッセージをダメ押しした「ガラスを割れ!」が第一章の完結だとしたら、この曲は欅坂46第二章の始まりとも言えるかもしれない。
上村 こういう明るいけどクールっていう曲自体、今までの表題には無かったかもしれないですよね。パフォーマンス面でも、もっとアクロバットを増やしたいねっていう話を今、メンバーとしているんですよ。そういうところでも新しいインパクトを出せたらいいなって。
——いや、さすが欅坂46。どんどん見た目のイメージを覆してくる。
上村 『欅共和国2018』のときも初日の夜に、9人くらいで客席裏の森に行ったんです。みんな夜のテンションになっちゃって、「もう森へ帰ろうか?」を歌いながら森を抜けたら、高台からステージがよく見えて、そこでまたいろんな歌を歌い踊りながら「こんなことやるのウチらだけだよね」って(笑)。メッチャ涼しくて気持ち良くて、いつも東京にいるから「こういう自然豊かなところに住みたいね」って話していました。
——でも、いざ移住したら、今度は「都会がいい!」ってなりますよ。きっと。
上村 そうですよね!要するに、無いものねだり。“アンビバレント”って、そういうことなのかもしれないですね。

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