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  • 2014.04.17

ライヴ動員はこうして増やせ!V系バンドの動員獲得大作戦を探る

動員を獲得するべく、様々な手法で切磋琢磨を繰り広げているV系バンドたち。いまや無数に存在するバンドの中で勝ち抜き、のし上がっていくためには、音源、ライヴパフォーマンス以外の戦略も大きな鍵を握っている。そこで現在、V系シーンを牽引するべく、趣向を凝ったアイディアや企画が的を得て、大きな飛躍を見せている4バンドの戦略を探った。
各バンドたちの戦法はV系だけに限らず、他のジャンルのバンドにも通用するひとつのヒントになるはずだ。

Black Gene For the Next Scene (ブラック・ジーン・フォー・ザ・ネクスト・シーン)
チケット1枚でもう一人がタダのライヴも!一度観たら病みつきになるゴシカル・トランスバンド

2011年に始動し、今年5月6日、結成2周年半にして東京・赤坂BLITZでワンマンライヴ『2.5次元シアター』の開催が決定しているなど、異例のスピードで成長を遂げ、シーンに旋風を巻き起こしているBFN。

昨年は“動員倍増計画”を掲げ、5月の東京・新宿BLAZE、11月の東京・恵比寿LIQUID ROOMで行った2回のワンマンライヴに、まだBFNを知らない友達と気軽に来られるようにと、通常のチケット1枚分の価格をペアチケットにして販売。また、5月6日のワンマンライヴでは結成2周年半を記念して、チケット価格を2500円に設定した。さらに、3月26日に発売したニューシングル「シニカルワー悪~This is monster world~」全3タイプ中の1枚の購入で、ワンマンライヴ(25組50名)への応募が可能となっており、常に初心者でも足を運びやすい環境を考案。実際、一度観たら虜になるトランスとロックを融合した中毒性のあるライヴは、ファンを掴んで離さず、実力の他に、気軽に行ける環境作りが勝因となっている。

FEST VAINQUEUR(フェストバンクール)
地元愛に溢れた、大阪ライヴハウス全10か所限定ツアーを敢行中!

2012年にGAKU(G)、I’LL(G)をメンバーに迎え、人気沸騰中の大阪のバンド。
彼らの最大の特徴は、地元・大阪愛に溢れているところにある。

昨年3月に発売した4thシングル「TRISKELION」と 8月に発売した5thシングル「NANIWA SAMBA」には、関西エリア限定販売の“なにわ盤”(オリジナルジャケ写)
を用意。また、ライヴも2013年1月~3月に『関西爆発!!FESTがやらねば誰がやる』と題した関西地方限定の全17本のワンマンツアーを敢行し、ツアーファイナルを大阪・umeda AKASOで行い成功させた。今現在は3月末からスタートした、大阪限定のライヴハウス全10か所を廻るワンマンツアー『FEST VAINQUEUR 2014 ONE MAN TOUR~なにわ爆発!!FESTがやらねば誰がやる~』を敢行中で、すでに各所、続々とソールドアウトしてい
る。この「大阪を盛り上げたい」「大阪から全国へ発信したい」という地元に根づいた活動は、大阪のファンのみならず、全国のファンからも熱い支持を得ているといえる。

また、高い演奏力で表現される幅広い楽曲を、HAL(Vo)がハイトーンボイスで感性豊かに歌い上げ、ファンを魅了している彼ら。5月7日には全曲新曲の初のフルアルバム『LIONHEART』をリリースする。バンド史上最長となる6分30秒に及ぶ珠玉のバラードの他、シャッフルビート、メタルを基調とした楽曲等、FEST VAINQUEURらしいバラエティに富んだ楽曲は他に無い個性が光る。

ANSIA(アンシア)
フライヤーのタイプで勝負!?モデルや俳優業もこなすマルチバンド
今夏、藤江れいな(AKB48)主演映画の主題歌が決定

“ラフ・スタイル・ロック”をコンセプトに活動し、縦ノリのロックに美しいメロディラインを乗せた、耳に響く洗練された楽曲が特徴。一度解散したが、昨年、浅倉秋(B)を新たに迎え、バンド名をANSIAとし、始動。同シーンで活動するバンドに比べて、イベントライヴへの参加が控えめにもかかわらず、結成1年にしてその間に行なわれたワンマンライヴは9公演に上る。その勝因のひとつが、街宣活動にある。

ライヴ会場で配るものはオリジナルティッシュ、フライヤーに関しては通常の集合写真が印刷されたものに加えメンバー4人のソロ写真バージョンもある、全6タイプが用意されており、インパクトは絶大。また、特筆したいのはこの夏公開予定の、藤江れいな(AKB48)主演映画『妖かし恋歌は一陣の風に』の主題歌に起用が決定していることだ。V系インディーズバンドが、自身3本目の映画主題歌を担当するのは稀である。それもコンペへ応募し自らの手で勝ち取ったという。その縁から、現在、それぞれモデルや俳優業もこなすなど、地道に掴んだチャンスを手に、他と異なるルートで一般層へも着々とその名を広げている。

RoNo☆Cro(ロノクロ)
“ドマイナーバンド”、ただいま躍進中!ファンからの要望を直接交渉!!

東京を拠点に活動する自他共に認めるキラキラ系バンド。キャッチーな楽曲や、ダンスを楽しむような共通の振りなど、若年層ファンのツボを押さえたエンターテインメントをステージで見せ、混戦を繰り広げている同ジャンルの中でも、群を抜いた伸びを見せている。

昨年より“ドマイナー卒業プロジェクト”を掲げ、自らを“ドマイナー”と呼び、追い打ちをかけるように活動を展開してきた彼ら。その1stミッションである東京・高田馬場AREAのワンマンライヴを経て、2ndミッションは“全国ツアーをブッキングせよ!!”と題し、ファンから地域問わず、指定期間中に開催される出演してほしいイベントライヴをTwitter上で募り、それに応じて直接出演交渉するという、ファンの希望をそのまま叶える企画を実施。今年1月には、3rdミッションとして東京・TSUTAYA O-WESTでのワンマンライヴを敢行。5月はいよいよFinal ミッションとなる東名阪ワンマンツアーを行ない、1年強かけたプロジェクトの終焉を5月25日、東京・代官山UNITで迎える。また、2月の玲音(B)のバースデーを異例となる主催ライヴツアーで東名阪を廻り、
見事、全か所ソールドアウトを果たしたことで、一気にその名を上げた。ひとつの目標を掲げ、バンド側がファンの元へ足を運び、ファンも一緒にバンドを育む楽しさを共有できる、ファン参加型の活動が成功への足掛かりとなっている。

振り幅の広い楽曲、衣装、ステージングなどで、各々異なるライヴを繰り広げているV系シーン。それに加えて上記に見られるような、動員を獲得するために、各バンドが頭を振り絞って考えたアイディア、企画もV系バンドを観る上でのひとつのおもしろさだ。

実力を兼ね備えていることはもちろんだが、それをどのようにしてオリジナリティを見せながら広め、他から頭一つ抜けられるかが、今後のバンドの明暗を分けると言っても過言ではなく、V系シーン全体を活性化させることに繋がるに違いない。

文/金川彩子

関連リンク

Black Gene For the Next Scene公式サイト
FEST VAINQUEUR公式サイト
ANSIA公式サイト
RoNo☆Cro公式サイト
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