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  • 2018.06.02

【ライヴレポ】SF9、初の東名阪Zeppツアー完遂!「FANTASYがSF9の青春を輝かせてくれる」

9人組韓国ダンスボーイズグループ・SF9が、6月1日、東京・Zeppダイバーシティ東京で『SF9 Zepp Tour 2018 “MAMMA MIA!”』を開催し、初となる東名阪3ヶ所の Zeppツアーを締めくくった。

SF9は、5月23日に日本3rdシングル「マンマミーア!」をリリースし、ビルボードジャパンシングルランキングで3位(6月4日付)、オリコン週間シングルランキング4位(6月4日付)にランクイン。前作より1万枚以上も売り上げを伸ばしている注目のグループである。

客電が落ちると、レーザーの光とLEDスクリーンに映し出されたツアータイトルが動き出し、待ちわびるファンの期待を高める。ワクワクする気持ちとシンクロするようなロックのリズムに乗ってメンバーがひとりずつ登場して、高低差のあるセットを活かしたV字のフォーメーションでポーズをきめると、大きな歓声が上がる。そして、印象的なギターリフとともにメンバーがステージ中央に集まると、「マンマミーア!」の韓国語バージョンでライヴは幕開け。韓国の音楽番組で初めて1位候補になった最新ヒット曲にファンからも大きなコールが沸き起こり、スタートから一気に盛り上がりを見せる。ノリがいいアップテンポのレトロサウンドに合わせたユーモアの感じられるダンスでは、ロウンやジュホが客席にハートポーズを送ったり、SF9らしい自由でわちゃわちゃした感じが溢れる。ただ楽しいだけでなく、パフォーマンスから9人のメンバーたちの気合もひしひしと伝わり、最高の一体感に包まれた中、「Be my Baby -Japanese ver.-」、「Fanfare -Japanese ver.-」まで、勢いのある曲を一気に3曲披露した。

オープニングの挨拶では、普段クールなテヤンがテンションマックスで「こんばんは~!」と言って驚かせると、「SF9の3rdシングル「マンマミーア!」が発売されました!タイトル曲「マンマミーア!」とカップリング曲「Be my Baby -Japanese ver.-」を初めて披露しましたが、みなさんいかがでしたか?」という問いに大きな歓声でファンも応える。インソンが「このライヴのテーマは“青春”です」と説明してくれたが、1月に行われた『SF9 OFFICIAL FANCLUB LAUNCHING PARTY 〜The Beginning of Fantasy World〜』時に比べると、メンバーたちの日本語レベルも格段にアップして、客席とのコミュニケーションもバッチリだ。

「Just On My Way -Japanese ver.-」からは、明るくポップな曲で構成、SF9のかわいらしさをフィーチャーしたセクションに。「Hide and Seek -Japanese ver.-」のラストには、ダウォンが「FATASY(ファンの名称)とダウォン、どっちが好き?」とテヤンに聞くと、「僕はチャニが好き!」と答えてファンを沸かせる。このツアーで日本初パフォーマンスされた韓国曲「Let’s Hang Out」では、ジュホがジェユンの手を握りキスをしたり、チャニがロウンをおんぶしたり、ファンサービスに溢れた楽しさ満載のステージを展開した。

今回のライヴの注目点は、このツアーのために用意されたユニットステージだ。テヤンは、ジュホが作ったメロウなスロートラックに乗せて力強くもセクシーなソロダンスを見せると、チャニとヨンビンを加えた3人でキレのあるダンスパフォーマンスで客席の視線を惹きつけた。ジェユンとロウンは、ふたりで米津玄師の「Lemon」をカバー。意外なふたりの意外な選曲に、会場からも驚きの声が上がるが、エモーショナルな歌声にどんどん惹き込まれる。最後は、ふたりで手を握り合い、ハグをしてステージを降りた。会場を盛り上げたのは、ヨンビン、インソン、ジュホ、テヤン、チャニによるSMAPの「SHAKE」で、カッコいいダンスだけでなく、歌詞に合わせたコミカルな動きで楽しませてくれた。また、ジュホがこのライヴのために作ったオリジナル曲「CHAMPAIGN」で3人のラッパー、ヨンビン、ジュホ、フィヨンが、それぞれタイプの違うラップスタイルを披露。ヨンビン、インソン、ジェユン、ロウン、テヤン、チャニの韓国曲「Midnight Road」では、チャニのソロダンスがファンを魅了した。楽曲制作から、ダンス、歌、ラップ、パフォーマンスの構成に至るまで、彼らのアーティストの一面がいかんなく発揮されたこのユニットステージは、テレビでのパフォーマンスだけではわからない各人の個性とスキルがじっくりと堪能でき、彼らの新たな魅力が見い出せたのではないだろうか。

また、ガールズグループ・カバーのセクションでは、今年のKCONでも披露した少女時代の「Run Devil Run」をカッコよく歌った後は、TWICEの「TT」を初披露。あまりにかわいい振付に、メンバーたちの照れながら踊る姿も見どころだった。

「いきましょうか!」という気合で始まった「ROAR -Japanese ver.-」からは、怒涛の追い込みに突入。アクロバティックなフォーメーションでチャニが操縦するロボットを形作る「Jungle Game -Japanese Ver.-」は、ジェユンの気迫のこもったボーカルが印象的。そして最後は、昨年末にリリースされた1stアルバムのリード曲「僕の太陽 ~O Sole Mio~」が彩った。

“青春”をテーマに展開された本公演。成長、悩み、いろいろな青春模様を歌で表現してきたが、「SF9の青春に欠かせないのは、FANTASY。FANTASYがSF9の青春を輝かせてくれる」と、アンコールではここまでライヴを盛り上げてくれたFANTASYのためのファンソングをプレゼント。ジュホの発案でファンから集めたキーワードを元にメンバー全員で作詞をした「Dear Fantasy」では、全員揃ってジャンプをしたり、「Together -Japanese ver.-」ではサインボールをフロアに投げ入れたり、自由に楽しい雰囲気で進行。最後は9人が協力して腕で大きなハートマークをファンにプレゼントした。

「今日、100%感動しました。これから未来を作っていきましょう」(ロウン)、「新しいステージを見せることができて、本当に嬉しい」(ジュホ)、「Zeppツアー、最後の日。絶対に忘れられない日。ここにいるみなさんと、永遠に一緒に行きたいです」(テヤン)、「みなさんの青春の思い出に僕らがいるといいなと思います」(チャニ)、「大切な時間を僕らにくださって、ありがとうございます。もっとステキなSF9になってまた、戻ってきます」(ヨンビン)、「今日も一緒にいてくれて、愛してくれて、応援してくれて本当にありがとうございました。これからも成長するので、応援してください」(ダウォン)、「今日、本当に楽しかった。また会いましょう!」(ジェユン)、「これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」(インソン)と、それぞれがファンに感謝を伝えるとフィヨンが「僕たちの心です」と紙飛行機を客席に飛ばした。

アンコールの最後は5月23日にリリースされたばかりの「マンマミーア!」で締めくくったが、名残惜しくいつまでもステージを離れられないメンバーたちは、ダウォンが自分の頭に水をかけたのをきっかけに、水かけ合戦に発展。最後までステージを楽しんだ。

初の東名阪Zeppツアーでは、最新シングル「マンマミーア!」を筆頭に、ユニットやカバー曲、ファンのためにメンバーたちが作った「Dear Fantasy」やジュホの自作曲をはじめ、初披露曲が満載で、彼らの新たな魅力も発見することができた。昨年6月9日に「Fanfare」で日本デビューして、まもなく1周年を迎えるSF9。わずか1年で大きな成長と可能性を感じさせてくれたライヴだった。

写真/ヤマダマサヒロ 文/坂本ゆかり


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