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  • 2014.09.22

【インタビュー】JAMOSA 描いたのは“女性からみた愛の形” 音楽の力を信じるシンガーが放つ決定打

2006年のメジャーデビュー以来、R&B、HIP-HOP、ソウルミュージックをベースに、一歩一歩階段を上ってきたJAMOSA。そんな彼女のニューアルバム『LOVE AIN’T EASY』が9月24日に発売される。“愛することは簡単ではない”というテーマをもとに作ったという本作は、女性からみた様々な愛の形が生々しく描かれている。また、アルバム表題曲は映画『劇場版 零~ゼロ~』(9/26公開)の主題歌となっており、曲の持つ世界観と映像が見事にリンクしている。“この曲たちを大切に歌って行きたい”と語る、孤高のシンガーにインタビューした。

文/杉江優花

「今回は、女子が思ってることをズバっと描いてしまいたかった」

――アルバム『LOVE AIN’T EASY』には様々な愛の形が収められていますが……タイトル然り、“愛することは簡単ではない”というメッセージがとても深く響くなと。

JAMOSA 今回のアルバムを作る前から、“愛することは簡単ではない”っていうテーマで楽曲を作っていこうということは決めていて。ハッピーな愛はもちろん、ハッピーじゃない愛も実は愛だったりするわけだし、シンガーとしても人間としてもいろいろ経験してきた今だからこそ、そういうことも全部表現できるんじゃないかなって思ったんですよね。歌詞に関しては、作詞家さんにお願いする場合は、お会いして自分の中で描いているストーリーをちゃんと伝えた上で書いてもらって。自分で書く曲にしても、すごく時間をかけて書きました。

――ご自身で作詞された「LONELY」の虚無感や孤独感、「ONE NIGHT STAND」の赤裸々な割り切り、「いきてるよ」の葛藤とそれを乗り越える芯の強さ……そこには嘘偽りのない人間らしさが満ち溢れていて、シンパシーを感じてしまいます。

JAMOSA 女の子同士集まると結構生々しいことを話すけど、そういうことが反映された曲ってあまりないし……男性から見た“女性はこうあってほしい”っていう曲が多いじゃないですか。でも今回の曲たちでは、女子が思ってることをズバっと描いてしまいたくて。それこそ「ONE NIGHT STAND」の歌詞とかはドキっとすると思うんですよ。でも、一夜の恋だってその人にとっては真っ直ぐな愛かもしれないし。そういう禁断とされることも、クールに曲にできたらいいなって。最初、歌詞を見たスタッフが「この曲調にこの歌詞は合わないでしょ」って驚いていたんですけど、私の想いを伝えたら理解してくれました。「いきてるよ」は自分がホントに辛かったときに書いた曲で、仕上げるのに2年くらいかかったんですけど……生きていく中でいろんなことがイヤになったり、投げ捨てたくなったり、諦めそうになったりもするけど、人との新しい出会いがあったり、救われるひとことをもらえたりすることってあるだろうし。この曲が誰かの助けになったり、立ち上がるきっかけになったらいいなって思いますね。

――きっとなります。そういう「ONE NIGHT STAND」や「LONELY」、作曲も手がけた「いきてるよ」なんかは、歌詞に対して曲調はキレイだったり優しかったり明るかったりするというのが絶妙バランスだなと思ったりもして。サウンド感にも、だいぶこだわりが見えます。

JAMOSA そう、サウンド感にもこだわったんですよ。「DANCE」「KING」「ENDLESS LOVE」の3曲はL.A.に行ってジミー・ハリーっていうプロデューサーと一緒に制作させてもらったんですけど、彼のスタジオで楽器それぞれの音やフレーズも含めて納得いくまでこだわりながら作れたので。満足度がすごく高いです。

「音楽は人を救う力がある。音楽の力を信じているからここまで進んでこれた」

――「ENDLESS LOVE」ではペット目線での愛を描いていて、ペットを飼っている身としては泣けてしょうがありません。

JAMOSA この曲ができた時期に偶然にも実家の犬が亡くなって、その哀しみの中で歌詞を書いたんです。ペットに対しての愛を綴るっていうことはよくあるけど、ペットからは飼い主がどう見えているんだろうっていうことを想像して。自分自身、今もやんちゃなワンちゃんを5匹飼っているし、子供のころから犬とか九官鳥とか動物に囲まれて暮らしてきたんですけど、どうしてもさよならをしなきゃいけないときっていうのは訪れるじゃないですか。でも、愛情はずっと記憶に残るから。

――そう思えば、時間はかかっても前へ進むことができますよね。そして、1曲目の「HERO」には自分のルーツへのリスペクト、共に歩んできた仲間への感謝がストレートに綴られていて、胸を打ちます。

JAMOSA 自分が影響を受けたアーティストや仲間たちの名前も入っているから、すごくパーソナルな、バイオグラフィー的な曲でもあるんですけど……そういう曲を絶対に1曲目にしたいと思って。音楽って人を救ってくれる力があるし、聴いてくれる人それぞれが自分にとってのヒーローを思い浮かべてくれたらなって。

――音楽の力を誰よりも信じているからこそ、の想いですよね。

JAMOSA うん、もちろん。音楽の力を信じているからここまで進んでこられたし。その上で、今回は今までに以上に濃いアルバムに仕上がったと思います。

――初回生産限定盤の『JAMOSA COVERS』では、新旧の名曲たちをカヴァーしていて。音楽の力をそこにも感じます。

JAMOSA たくさんある自分が好きな曲の中で、“自分が調理するならこんな風にしたい”っていうインスピレーションが湧いたものをセレクトさせてもらったんですけど……たとえばエルヴィス・プレスリーを知らない人にとって、興味を持ったり好きになるきっかけになったらなって。言ってもらった通り、それが音楽の力だと思うので。

――なお、表題曲は映画『劇場版 零~ゼロ~』の主題歌に起用されていたりもしますが、他者への憧れや“自分を好きになりたい”という渇望が、物語とだいぶシンクロしているなと。

JAMOSA アルバム制作で最後にできた曲で、映画に寄せたわけではなく結果的にマッチしたんですよね。『劇場版 零~ゼロ~』では、自分を愛せないあまり他者に理想を求めて自分を失くしてしまう少女たちが描かれていますけど……一番うまくいかないのって、やっぱり人を愛することより自分を愛することなんじゃないかなと思うので。ありのままの自分を受け入れて、いつか自分を好きになれたらいいなっていう願いを込めた曲でもあります。

――何しろ、曲それぞれがハッピーなとき、落ち込んだとき……人生のいろいろな場面に寄り添ってくれるアルバムになりましたね。

JAMOSA そうなってくれたらすごく嬉しい。ストーリー性をすごく大切にしたし、聴いたときにそのシーンを想像できるような言葉を歌詞に入れていたりもするので。私自身、この曲たちを大切に歌って行きたいですね。

resize中条あやみ <映画『劇場版 零~ゼロ~』主演の中条あやみからJAMOSAへメッセージ>
JAMOSAさんは明るいイメージの方だったので、ホラー映画の主題歌というのが意外だったんですが、作品の雰囲気にぴったり合っていて。女の子同士の恋模様にマッチした歌詞だし、最後に流れる音楽として、耳から離れないインパクトのある曲だなと思いました。

 


森川葵

<映画『劇場版 零~ゼロ~』に出演している森川葵からJAMOSAへメッセージ>
主題歌は、雰囲気があって物語の終わりを教えてくれる感じがすごく素敵です。音楽や作品を作り上げる時に何かが“降りて”くるってよく言うじゃないですか、今回は作品の映像ができてから楽曲制作へ入られたそうで、本当に(制作)時間が短くて「降ろすしかなかった!」ってJAMOSAさんがお話してくれたのがとても印象的でした。できる人はそういうものも自分で降ろしてしまう力さえあるんだな、と思いましたね。

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