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  • 2014.04.02

【インタビュー・後編】cinema staff 『進撃の巨人』で話題のロックバンド ニューアルバムで見せる僕らの道筋

cinema staffのイメージを一新!?

――では、いくつか曲を挙げていきますが、アルバムのオープニングを飾る「theme of us」は、ライヴの始まりを告げるような、勢いのあるナンバーですよね。

三島 この曲は特に伝えたいメッセージを意識したわけではなく、バーッと勢いで作った感じです。で、コレができたので、今回のアルバムはこういうテンションがいいのかなっていうのが見えた感じでしたね。歌詞も、シンプルにバンドがここに存在してることを歌ってるだけというか。

――最後にコーラスで各楽器の名前を挙げていくところなんか、わかりやすく“バンド”って感じですよね。

三島 そうですね。楽器が無いと音が出ませんからね。まさに“バンドやってます”って感じですよね。

――3曲目「tokyo surf」は、跳ねる感じのリズムがcinema staffには珍しい、軽快な曲に仕上がっていますね。

三島 意外と無かったですね、こういうテイストは。言葉に関しては、一周した“東京の想い”ですね。

――普通の想いじゃなく、“一周”なんですか?

三島 僕は、はじめは東京が大ッ嫌いだったんですけど、今はやっと“悪くはないかな”って言える感じですね……大好きではないですけど(笑)。やっぱり人が多いですからね、その中に自分が埋もれてしまう気がしますね、常に。あと、僕が、故郷の岐阜をスゴイ好きっていうのもあります。それと、自分が没個性な感じがしちゃいますね、東京にいると。それが結構しんどい時があるし……あとまぁ、単純に電車が混んでるっていうのもイヤですね(笑)。

――みなさんは岐阜県出身ですもんね。

三島 そうですね。学生までライヴ活動は名古屋でやっていたし、CDも名古屋時代から出していました。メジャー志向ではあったから、飯食うために東京に来たって感じですね。最初の1年半は金銭的にもきつかったし、それがメジャー1stフルアルバムの『望郷』に繋がっていくんですけど……そこで結構出し切れたので、一周したって感じですね。
飯田 『望郷』の時のもやもやした気持ちも、もちろんバンドの気持ちでもあったし。でも今は気持ち的にも開けてきたし、バンドにもライヴにも納得してきた。だからこそ前に進もうと思えているんです。歌も納得しながら歌えてますね。

――なるほど。続いて4曲目の「borka」は、「great escape」でもタッグを組んだ亀田誠治さんがプロデュースした、明るさとか切なさが入り混じったナンバーですね。

三島 「great escape」では時間の都合もあって、スタジオへ一緒に入って一からレコーディングするということができませんでした。“何かのタイミングでもっとガッツリ、一から作ることをりたいです”と話していたのが、3か月後くらいに実現しちゃったっていう(笑)。昨年の9~10月くらいにレコーディングをしたんですけど、アレンジにも関わっていただいて、ベースラインも少し変わったりしましたね。

――あらためてご一緒した感想は?

三島 やりやすかったですね。演奏と曲を考えることだけに集中させてくれる環境を作っていただけるので、すごく楽です。

――歌詞が叙情的ですが、羽根の無いガチョウを描いた絵本『ボルカ はねなしガチョウのぼうけん』(ほるぷ出版)をモチーフにしているんですよね。

三島 そうです。自分でもかなり気に入ってますね、この歌詞は。

――過酷な状況にも挫けず前を向く様子を描いてますが、熱血的ではなく、どこか刹那な感じがいいんですよね。

飯田 「great escape」で僕らを知った人は、意外に思うかもしれないですね。cinema staffにはこんな一面もあるんだよって。

――かと思ったら「shiranai hito」のように、思いっきりラウドな曲もあって。

三島 これは、あまり想いとかなくて(笑)、もうストレートにバンドって感じですね。

――辻さんのギターも、勢いのまま鳴らしているという感じ?

 そうですね、ホント勢いで押した曲なので。ただ、このアルバムの中で唯一ギターソロがあるんです。だから結構時間はかかりましたね。

改めて感じる「great escape」の威力

――こうしたバラエティに富んだ楽曲が揃う中で、アルバムの最後を「great escape」が締めています。「great escape」とアルバム曲とでは制作期間が離れているのに、不思議なほどこの曲がアルバムを結実させていますよね。

飯田 そうですね。シングルとは違う、イントロとアウトロが長いバージョンになっているんですけど、それがアルバムを締めくくるのにいい雰囲気を出していて。改めていい曲だなって思いましたね。
久野 でも考えてみれば、この曲が無かったら、このアルバムもできてなかったと思う。この曲がcinema staffを今の方向に導いた感はあるので。そういう意味では、制作期間が離れていても違和感がないのは、納得な感じですよね。

――「great escape」で興味を持ってくれた人の期待に応えつつ、さらなる進化も楽しませてくれるアルバム、ということになりますよね。

久野 そうですね、『進撃の巨人』でcinema staffの音楽を聴いたって人が、最終的に僕らのライヴに来るきっかけになってくれたら嬉しいなと思ってます。アルバムには「great escape」以外にもイイ曲がいっぱいあるし、ライヴはもっと面白いし。今回の初回限定盤にはライヴDVDもついているので、ぜひこのDVDを観て、僕らのライヴに来ていただきたいですね。

――そのライヴDVD、今年1月の東京・SHIBUYA-AX公演をまるまる収録してるんですよね。

飯田 そうなんです。全23曲なんで、かなりお買い得です(笑)。

――通常盤にツードリンクくらいの値段を加えれば、ライヴも見れちゃうという。

三島 ツードリンク……そう考えると、ちょっと僕らが損してる気が……。

――いやいやいや(笑)。

久野 でも、DVDはあくまでも過去のライヴ。常に今がカッコいいつもりでやっているし、生のライヴではもっとイイものを見せられる自信があります。ライヴでは、チケット代に相応しいものを見せますよ!

――わかりました!で、5月からはさっそくツアーがスタートすると。

三島 これをやるために生きてるところはありますからね。気合は入っています。
 前のツアーファイナルの前日に、僕、骨折しちゃったので。今回は怪我なく、最後までやれればいいなと思います……。
三島 スポーツ選手か!(笑)。
久野 どういう感じになるかはまだ想像ついていないですけど、ライヴで楽しい曲がアルバムには詰まってるので、それを自分でも楽しめたらいいなと思います。
飯田 そうだね、アルバムの曲をたくさんやれることは、僕らもすごく楽しみです。初回限定盤のDVDにも収録されているSHIBUYA-AXのライヴで“これからこういう風にしていきたいな”というのが見えてきた。だから5月のツアーまでには調整して、よりいいライヴが観せられるれるようにしますので、皆さん、ぜひ足を運んでください。

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