• ミュージック
  • ポルノグラフィティが“セレブレート”シングルを解説!15年間走り続けてきた自身の魅力は“よくわからん”!?
CONTENTS
Home
  • ニュース
  • 2014.09.03

ポルノグラフィティが“セレブレート”シングルを解説!15年間走り続けてきた自身の魅力は“よくわからん”!?

今や日本を代表するバンドに上りつめたポルノグラフィティが、シングル「アポロ」でデビューを果たしたのは、時を遡ること15年前の1999年9月8日のこと。それを記念して昨年のデビュー記念日からアニバーサリーイヤーに突入、さまざまなプロジェクトをスタートさせた。自らの音楽の基盤となった80年代をテーマとした2か月連続のシングル「青春花道」「東京デスティニー」のリリースを皮切りに、これまでの全シングル曲を収めた3枚組ベスト盤『PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary“ALL TIME SINGLES”』の発売、その作品を携えたアリーナツアー……と、この1年を怒濤の勢いで邁進。特にアリーナツアーでは、今に至る15年のヒストリーを踏まえた素晴らしいパフォーマンスで観客の目と耳を釘付けした。

■あの頃は、怖いもの知らずで無知だった ポピュラリティな楽曲とキャラクターが最大の魅力

それにしても移り変わりの激しい音楽の世界で、15年にわたって第一線を走り続けるのは並大抵のことではない。なにせ15年前といえば、世はまだ20世紀。「ヤマンバ」「リベンジ」が流行語になり、折りたたみ式のキックボードやペットロボットのAIBOが発売され、EUではユーロが通貨となり、『ファイナルファンタジーVIII』が発売と同時に全世界で大ヒットし、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」が開通etc……。もはや今となっては懐かしい事柄がニュースになっていた時代である。そんな中、色褪せずに今も人々を魅了している彼ら。自分たちが思うポルノグラフィティの魅力はなんなのか?
「自分たちのことを客観視するのはなかなか難しいのですが、僕らに魅力があるとすれば、振り幅でしょうか?でも、たぶん15年続けてこられたのは、あまりにも無知で、ある意味怖いもの知らずだったからかもしれないです。そして、なによりそんな無知で未熟な僕たちを応援してくれた方々のおかげだと思っています」(岡野昭仁)
「言ってみればスタート時のスキルがダメ過ぎたので、逆に伸びしろみたいなのはたくさんあって。ひとつひとつできるようになっていくのが楽しかったことが、15年続けられた理由でしょうか。だけど声を大にして言いますが、ポルノグラフィティの魅力は“よくわからん”です。いつも必死に作っていますが、自負できるようなものはまだ見つかっていないかも」(新藤晴一)
とはいうものの、灯台もと暗し。ポルノグラフィティの魅力を具体的にあげていったら枚挙に暇がない。例えば楽曲。歌謡曲の黄金時代を彷彿とさせるドラマティックなメロディと曲の構成、ロックを基本に置きつつもポップ感を盛り込んだアレンジ、心情を委ねながらもストーリー性のある歌詞など、音楽ファンからお茶の間まで広く愛されるヒット曲は数多い。電車の車内で買い物帰りの白髪のマダム二人が「ポルノグラフィティ、好きなの」「えっ、私も好きよ」と話しているのを耳にし、親戚の小学生の子どもが元気に「Mugen」を歌っているのを聴き、カラオケでネクタイを緩めたおじさまが「ハネウマライダー」をノリノリで歌うのを見かけ……というあれやこれやも、すべてはポルノグラフィティの愛すべきポピュラリティあればこそだろう。世代を超えて愛されるアーティスト、と言うのは簡単だが、それを実践するのはとてつもなく難しい。だが、ポルノグラフィティはそれを15年維持し続けているのだから、これは本当にすごいことだと思う。

それには楽曲の良さだけでなく、二人のキャラクターも大きく一役買っている。ひとたび演奏が始まれば、二枚目のボーカリスト&ギタリストとして圧倒的なアーティストパワーを見せつける二人だが、話し出すと二枚目の片鱗さえなくなることもしばしば。広島弁丸出しでフランクに話しながら噛みまくる岡野と、素っ気ないようでいながらもユーモアのある新藤という二人のトークは、これはこれでライヴの目玉になるのではと思うほど。ポルノグラフィティのリスナーはデビュー当時から応援し続けている人が多いというのも、そういった人柄によるところが大きいような気がする。

■“見んさい”が満載の40thシングル 初の共作詞で二人の個性が一度に味わえる

そんなポルノグラフィティが15周年の締めくくりともいうべきタイミングで、ニューシングルをリリースする。しかもここから始まる3作のシングルは、見なさい、聞きなさい、歌いなさいの広島弁である“見んさい”“聞きんさい”“歌いんさい”をテーマにした“3さい”シリーズ。その第1弾が今回の「俺たちのセレブレーション」になるわけだが、曲調はタイトルどおりトランペットの派手なイントロでスタートする、お祝い感にあふれたアップチューン。作曲を担当した岡野によると「セレブレーション=お祝い」という気持ちで作っていったそうだ。
「先に3つのテーマを作って、そこから楽曲をどうするか決めていきました。聴いたみなさんがめでたい気持ちになるような、とにかく聴いたら腰が動き出すような、にぎやかなブラスアレンジの入ったロックナンバーにしたかったんですね。アレンジャーの江口亮くんはその辺りの匠の人なので、キメのアレンジやポップなトランペットのフレーズがかなり効いたノリのいい、ライヴで“見たい!”と思える楽曲になるように制作していきました。ビデオクリップも、竹内(鉄郎)監督のアイディアもあり、目をひくようなカットを多く入れて“見たい!”と思ってもらえるようなビデオクリップを考えました」(岡野)

ところでデビューしてからの15年を振り返り、その想いを詰め込んで作られた「俺たちのセレブレーション」は、歌詞に関してもお祝い感満載。15周年を祝して、なんとポルノグラフィティ史上初めて岡野&新藤が共同で作詞。曲を作った岡野が月面着陸をテーマに1番の歌詞を書き、2番で新藤が書いたのは月に不時着陸してからのアドベンチャー。それぞれの世界観が楽しめるところも、この曲の魅力といえそうだ。
「共作で歌詞を書いてみるというのは、そもそもプロデューサーの田村(充義)さんからもらったアイディアなんです。15年以上、一緒にやっているスタッフの意見なので、ここはひとつ信じてやってみようと思って。僕は2番の歌詞をまるまる書いたのですが、あえて1番を受けずに書きました。そうやって書いても繋がって聴こえるのが、このやり方の面白さかなと」(新藤)
「今回は、このタイミングで何か新しい挑戦をしようということになり、共作詞をしてみることにしたんです。僕が先に歌詞のテーマを決めて1コーラス目を書き終えてから新藤に振ったので、そこから書かなければいけなかった新藤は大変だったと思うんですけど。でも確かに15年前、僕たちもこの世界に入ったとき、見た事もないようなすごい生き物に囲まれたなぁと、新藤の書いた歌詞を見て思い出しました(笑)」(岡野)

■思い出のデビュー曲“アポロ”が登場!「月をも目指す想いを込めて進みたい」

また歌詞に“アポロ”という言葉が出てくるのも、15周年記念らしさのひとつ。
「15周年を“セレブレート”するという楽曲なので、今の僕たちを作ってくれた原点ともいえる“アポロ”というワードを歌詞の中に入れたいと思いました。それと共に、これからも月をも目指すくらいの気持ちを持って進みたい、という意思を込めました」(岡野)

さらにC/W曲の「365日」「スロウ・ザ・コイン」も聴き逃せない好曲。岡野・作詞作曲の「365日」は、デジタル色の強いトラック+デジタル加工されたコーラスVS岡野のボーカル+新藤のギターという音の対比も面白い1曲。大切な人に向けた気持ちを素直に綴ったストレートなラブソングとなっている。続く新藤・作詞作曲の「スロウ・ザ・コイン」は、元カノの結婚を知って微妙に動揺する男性心理が初詣の思い出とともに描かれていく、ライヴで盛り上がり必至のアッパー曲。

というわけで、このあとに控える“聞きんさい”“歌いんさい”のシングルも大いに楽しみになってくる今回の「俺たちのセレブレーション」だが、その前に開催されるのが15周年の大団円ともいえる野外スタジアムライヴ『神戸・横浜ロマンスポルノ’14 ~惑ワ不ノ森(マドワズノモリ)~』。ネーミングは今年で二人とも“不惑の年=40歳”を迎えることによるのだろうが、15年のまとめ、そして16年目のスタートになるお祭り騒ぎのようなライヴにしたいとのこと。デビュー以来のリスナーに加えて、最近はまた若い世代のリスナーも増えているポルノグラフィティ。ここからまた新たなヒストリーが始まりを告げる。

文/前原雅子

RECOMMEND

【ライヴレポ】ポルノ、Perfume、flumpool らアミューズ所属の豪華アーティスト競演に2万人が熱狂

今や日本を代表するバンドに上りつめたポルノグラフィティが、シングル「アポロ」でデビューを果たしたのは、時を遡ること15年前の1999年9月8日のこと。それを記念して昨年のデビュー記念日からアニバーサリーイヤーに突入、さまざまなプロジェクトをスタートさせた。自ら . . . 続きを読む

UVERworld、“生きること”に向き合い続けデビュー10年 なぜ彼らが求められるのか、そのヒミツを探る!

今や日本を代表するバンドに上りつめたポルノグラフィティが、シングル「アポロ」でデビューを果たしたのは、時を遡ること15年前の1999年9月8日のこと。それを記念して昨年のデビュー記念日からアニバーサリーイヤーに突入、さまざまなプロジェクトをスタートさせた。自ら . . . 続きを読む

LUNA SEA、結成25周年 伝説が伝説を生んだバンド 世代を超えて支持されるそのワケとは?

今や日本を代表するバンドに上りつめたポルノグラフィティが、シングル「アポロ」でデビューを果たしたのは、時を遡ること15年前の1999年9月8日のこと。それを記念して昨年のデビュー記念日からアニバーサリーイヤーに突入、さまざまなプロジェクトをスタートさせた。自ら . . . 続きを読む

THE ALFEE、デビュー40周年 不動の3人で40年も続くそのワケとは!?

今や日本を代表するバンドに上りつめたポルノグラフィティが、シングル「アポロ」でデビューを果たしたのは、時を遡ること15年前の1999年9月8日のこと。それを記念して昨年のデビュー記念日からアニバーサリーイヤーに突入、さまざまなプロジェクトをスタートさせた。自ら . . . 続きを読む

ロックバンド戦国時代、絶対押さえておきたい次世代バンド13

今や日本を代表するバンドに上りつめたポルノグラフィティが、シングル「アポロ」でデビューを果たしたのは、時を遡ること15年前の1999年9月8日のこと。それを記念して昨年のデビュー記念日からアニバーサリーイヤーに突入、さまざまなプロジェクトをスタートさせた。自ら . . . 続きを読む

いつまでも変わらない愛されキャラ・遊助の魅力

今や日本を代表するバンドに上りつめたポルノグラフィティが、シングル「アポロ」でデビューを果たしたのは、時を遡ること15年前の1999年9月8日のこと。それを記念して昨年のデビュー記念日からアニバーサリーイヤーに突入、さまざまなプロジェクトをスタートさせた。自ら . . . 続きを読む

愛され上手な小嶋陽菜の真の魅力に迫る

今や日本を代表するバンドに上りつめたポルノグラフィティが、シングル「アポロ」でデビューを果たしたのは、時を遡ること15年前の1999年9月8日のこと。それを記念して昨年のデビュー記念日からアニバーサリーイヤーに突入、さまざまなプロジェクトをスタートさせた。自ら . . . 続きを読む

Perfume、台湾で開催のイベントに出演、1万人のファンが熱狂

今や日本を代表するバンドに上りつめたポルノグラフィティが、シングル「アポロ」でデビューを果たしたのは、時を遡ること15年前の1999年9月8日のこと。それを記念して昨年のデビュー記念日からアニバーサリーイヤーに突入、さまざまなプロジェクトをスタートさせた。自ら . . . 続きを読む

CONTENTS

あなたへオススメの記事

注目記事

アクセスランキング

AdSense