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  • 2017.04.06

【ライヴレポ】BREAKERZ10番勝負公演、第6戦!名古屋に溢れる超特急との無限のエナジー!!

BREAKERZデビュー10周年、『BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS-』と名付けられた2マン・ライヴもいよいよ折り返して2日は第6戦目。相手は7人組ダンスグループ・超特急。史上初メインダンサーバックボーカルグループを名乗る超特急とJ-ROCK界の風雲児BREAKERZ、芸能界とJ-POP&ROCK界を縦横無尽に渡り歩く2組のまだ見ぬ異色のバトルマッチ。再び愛知・Zepp Nagoyaへ向かった。

今宵もまた男前グループ2組の共演とあって満員の会場内は女子率ほぼマックス。定刻きっかり、このバトルライヴですっかりお馴染みになったスカルの映像MCが高らかに開戦宣言。すると暗転して電車の発車音&荘厳なるオーケストレーションのSE、間もなくサウンドが一転、EDMな四つ打ちに変化、それが途切れた瞬間、バックライトに浮かぶ7人のシルエット、超特急の登場だ。

会場中が色とりどりのペンライトで埋め尽くされている。それもそのはず、超特急のメンバーはカラー別に、1号車コーイチ(黒、Vo)、2号車カイ(青、ダンサー以下D)、3号車リョウガ(紫、D)、4号車タクヤ(緑、D)、5号車ユーキ(赤、D)6号車ユースケ(黄、D)、7号車タカシ(白、Vo)と役割分担が決まっているのだ。そして、その鮮やかなペンライトをかざしているファンを彼らは8号車と呼び、自らのグループの一員としてチームを作っているというわけだ。オープニングからきらびやかな場内、しかし今夜の超特急の衣装はBREAKERZとの戦いを意識してか全員がロックテイストな黒で統一。インナーはこの日のコラボグッズTシャツ、手にはDAIGOばりにロック手袋まで装着という念の入りようだ。そんな彼らが1曲目に持ってきたのは、リリース目前のピッカピカの新曲「超ネバギバDANCE」。BPM高めのビートに乗って、センター5人がキレッキレのダンスをビシバシ繰り広げ、後方左右でコーイチとタカシがボーカルを務める。そう、超特急は今まで既存のグループでは当然だったメインボーカルがセンターでその周囲をダンサーが取り囲むといったタイプのグループではない。あくまでメインはダンサー5人、そこにボーカルが彩りを添えるといったニュージェネレーション・スタイルなのだ。「次の壁も破りたい」と歌うがごとく彼らのダンスもクールかつコミカルな要素も一曲内にあり、しかもダンサーのセンターもどんどん移り変わるスタイル。スピーディかつ斬新、人の目を釘付けにさせる魅力に溢れている。そしてまたコーイチとタカシのボーカル力も確かなもの。このグループの実力にはわずか一曲目にしてTEAM BREAKERZの心も虜にしたに違いない。

間髪入れずユースケが「いっちょやりますか~」と叫び、曲はさらに速さを増したビートの「バッタマン」へ。シリアスとパロディを折り重ねたようなカンフー歌謡ナンバーは、もはや超特急ならではの独壇場。目を丸くする間もなく弾丸のようなダンスとグルーヴの波が途切れないユーロディスコ調の「Drive on week」へ。まるで最初から絶頂クライマックス連続の展開、これはものすごい運動量だ。そしてZepp Nagoyaはすでに巨大なダンスフロアへと変貌していた。

黄色い歓声の中で3曲を終えて初MC、リョーガがまず「BREAKERZのみなさん、10周年おめでとうございます」と口火を切った。雑談めいた7人の会話の中でもメンバー間とファンとの距離の密接さ、そして礼儀正しさが際立つ印象、さすがにこの辺り全員が20代前半とは言え芸能界で鍛えられているショーマンシップが発揮されていた。

「2ndアルバム『Dramatic Seven』のリード曲です。手でハートを作るだけのふりつけなのでみなさんも一緒に」と紹介されたのは「Seventh Heaven」。この曲もオープニングは悠久の時を感じさせるドラマティック&メロディ豊かなナンバー、ここでのダンスはまるでミュージカルのそれだ。それが中盤から突如エレクトロなサウンドに変貌するそのプログレッシヴな展開、そこでオーディエンスとハートの振り付けで一体になり、エンディングで決める止め技、そしてたたみ込むように彼らの代表曲でもあるこれまた四つ打ちグルーヴなポジティヴナンバー「Kiss Me Baby」。ハートビートが止まらない。

二度目のMCではクールダウンしてメンバーがDAIGO節=DAI語を連発。和ませたところで突如BREAKERZ「幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて」の曲とともにコナン衣装を着たタクヤが躍り出た。そう、彼はこの曲のMUSIC VIDEOに実際にコナン役で出演していたのだ。そんな両者の接点も披露しつつ、続いては「BREAKERZのみなさんにこの曲を届けたい」その一心で「Yell」。バラード調、王道のハートフルなJ-POPソング、さすが超特急、振り幅の広い素晴らしい楽曲ばかり。もちろんコナン姿でセンターを飾るタクヤの姿も印象的な一曲だった。

ホッと和んだのもつかの間、「それでは行きましょ~か!」のかけ声と共にまたもやハイテンションな「越えてアバンチュール」。ディストーションギターとロックグルーヴ全開、歌謡メタル&ラップもごった煮のサウンドがもの凄いテンションで迫ってくる。「最後まで盛り上がって行くぜ!」とジャケットを脱ぎ捨てた7人が明るくポジティブなナンバー「Burn!」で限界を振り切る。さらにここではDAIGOのお家芸、うぃっしゅポーズの応酬で会場と一体になって披露。その連帯感を最後までキープして最終曲「fanfare」へとなだれ込む。会場中をアタマから最後まで飽きること無く興奮のるつぼへと落とし込んでいったそのエンターテインメントの権化のようなステージング、アゲアゲのショーマンシップは、新世代のスターの登場を予感させてくれた。

さぁ、そしてこのバトルライヴの仕掛け人、続いては迎え打つBREAKERZの登場だ。いつものようにSEに導かれておもむろに登場するメンバー。だが、今夜はいつも以上にド頭から気合が入っている。オープニングに激しいギターサウンドのアップな曲をもってくるのは常套手段だが、さすがにひと回り以上も年齢差のある若手のエネルギーに触発されたのか、今夜は鋭く激しくワイルド感が増していた。

「今日はCTK、超楽しんでキラキラ行こうぜ!」というDAIGOの言葉が裏付けるように、今日はビート感溢れるナンバー、さらに大人のBREAKERZならではのセクシーな情熱が溢れ出るナンバー、そしてもちろんバラードもあり、と余すところなくバンドサウンドの魅力を伝えていく。ロックがもつ骨太いサウンドときわどい演出、そしてワイルドな佇まい…、詳細を伝えられないのが歯がゆいが、今回の10番勝負では毎回、BREAKERZ側はセットリストを変更、また気の利いた演出も随所に施されている。何度足を運んでも必ずサプライズがあるその日限りのプレミアムライヴの看板に偽り無しのセットリスト&MC、その姿勢を貫いて双方のファンを納得させる10年選手BREAKERZの力量も相当なものだった。

中でも特に注目は、やはりアンコールで双方の楽曲を全員でコラボレーションし合うコーナー。ここではお互いのファン垂涎の状況が再現されているのは間違いない。

今宵はまた見るからにしてステージのセッティングも興味深い。両脇にBREAKERZの楽器隊が分かれ、センターは超特急のダンススペースとして空いている。そこでまずは超特急のナンバーから「Beautiful Chaser」。サビ部分でのコーイチとタカシ、DAIGOによるトリプルボーカルは、グットくる聴き応え有り。そして、ダメ押しの最終曲はBREAKERZ曲「SUMMER PARTY」。夏にはまだ少し早いけれどそのひと夏の仲間達の青春を詰め込んだような和気あいあいの仲睦まじさがそのステージにはあった。最後に全員をお立ち台に乗せてジャンプするDAIGO。いやぁ、本当にライヴって良いですね(笑)。

このBREAKERZ 10周年 10番勝負も残すところあと4本、まだまだ強力な対戦相手が控えている。アーティスト同士がお互いをリスペクトし合いながら綴っていくこのVSライヴ。毎回、一夜だけのプレミアムライヴにしておくには勿体なさ過ぎると感じているのは、そろそろ僕ひとりだけではなさそうだ(笑)。次回はこの勝負初の女性アーティスト、倉木麻衣。こちらの戦いにも注目したい。

写真/新澤和久,MASA 文/斉田 才

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