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  • 2014.08.06

【インタビュー】秦基博 映画『ドラえもん』主題歌で新骨頂 かけがえのない大切なもの

繊細で切ない歌声が必要不可欠——そんな八木竜一監督からのラブコールを受け、映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌を担当することになった秦基博。「ひまわりの約束」は、聴いただけでドラえもんとのび太の情景が浮かんでくると同時に、自分にとってのかけがえのない存在を思い出させてくれる、心温まる楽曲だ。映画に寄り添う形で作り上げられた今作に込めた想いとは?彼のこだわりと共に、秦が思う『ドラえもん』の世界観について聞いてみた。

文/榑林史章

“ドラ泣き”必須のバラードが完成!!

——新曲「ひまわりの約束」は、映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌ですが、お話をもらったときは?

 『ドラえもん』といえば国民的な作品だし、僕自身も子どもの頃からアニメで観ていましたし、マンガでもたくさん読んでいて。そういう作品に関われることに最初は驚いたし、純粋に嬉しかったし、すごいことだなって。だから、絶対に良い曲を書きたい!と思いましたね。

——キービジュアルでは、空き地でドラえもんやのび太と共演していますね。

 ドラえもんの世界では、いつもの空き地に土管があって、そこで僕がギターを持って歌っているんですけど、出来上がりを見たときは、すごく不思議な感覚でした。あの空き地で歌っていいのは、ジャイアンくらいですから(笑)、光栄です!

——映画の脚本を読んで楽曲を書かれたとのことですが、脚本を読んでどういうことをテーマに書こうと?

 まず、ドラえもんとのび太の友情と成長がとても印象に残りました。あとドラえもんの存在って、いてくれることが当たり前のように思われがちですが、実はいつ未来に帰ってしまってもおかしくないんですよね。なので、“当たり前に思えることが実はそうではなくて、かけがえのないものなんだ”ということをテーマにしました。最初は、ドラえもんを与えられたのび太ばかりが良い思いをしていると思っていたんです。でも映画を観たら、ドラえもんものび太に支えてもらっていて、そこに自分の居場所を見つけたんだなということがわかって。お互いがお互いを必要とし、認め合っている、二人でひとつのような関係性を、描けたらと思って歌詞を書きました。

——秦さん自身、離れてみて改めて相手の存在の大きさに気付いたというような体験はありますか?

 たとえば学生時代の友だちって、大人になる過程で自然と距離が離れていくじゃないですか。でも関係が終わってしまっているわけではなくて、それぞれの中で続いているんですよね。久しぶりに会えば、一気に昔のような距離に縮まるし。そういうことって、きっといっぱいあると思いますね。

新たな一面も披露!映画の余韻を音楽で後押し

——「ひまわりの約束」は、最初にギターと歌だけで始まります。語りかけるように歌う最初のフレーズに、相手を思いやる温かくてやさしい気持ちが溢れていると思いました。

 いつもはサビから創っていくことが多いのですが、今回はこの冒頭の歌い出しから歌詞を書き始めました。ここが書けたことで、自分の伝えたい温度感みたいなものが明確になった感じです。映画の中でのび太は最初、自分のことばかりなんです。宿題ができないとか、ジャイアンにいじめられたとか。でもやがてはドラえもんが安心して未来に帰れるようにと、のび太自身が強くなろうと決意をする。自分のことよりも誰かのために何かをしたいと思うのは、すごく大きな成長で、大人になる一歩だと思うんです。そうしたのび太の成長も、この曲の中で描くことができたかなと思います。

——秦さんといえば、凜としたまっすぐで力強い歌声が特徴的ですが、「ひまわりの約束」では、ふわっと包み込むような温かい雰囲気の声が印象的でした。

 今回は、言葉をいかに伝えるかということにより重きを置いてレコーディングしました。サウンド全体で世界観を構築するのはもちろんですが、その上で言葉ひとつひとつをどれだけきっちり伝えられるか。オケと歌とのバランス感、帯域とか、どういう声の成分を押し出していくか、というところに気をつけましたね。それによって、やさしさや切なさが伝わればいいなと思ったので。

——そんな秦さんの新しい一面を感じることができる本作。『ドラえもん』の主題歌ということもあり、リスナー層も幅広くなりそうですね。

 映画自体は、大人向けだったりするんですけど、たくさんの子供たちも観るだろうと思ったので、幅広い世代の人に伝わるようにと心がけました。今回は、曲がかかるタイミングをイメージしながら、映画を観終わった後で自分の曲が何を手渡せるかっていうのも考えたりして。僕もそうですけど、いい映画を観た後って、みんなその余韻に浸ったまま帰っていくと思うんですよね。だから自分の音楽で、その余韻をもうひと押ししたい、そういう手渡し方ができるといいなと思いました。

——曲のタイトルについて伺いますが、“ひまわり”は映画の中にも出てくるのですか?

 映画には出てきません。ドラえもんやのび太をイメージしたときに自分の中から出てきたものです。真っ直ぐで朗らかで、温かくて、強さも持っている。ひまわりという花を想像したとき、きっと誰もがそういうイメージを抱くと思います。それが、この映画の中で表現されている温かさや愛情に近いなと思ったので、“ひまわり”をタイトルにしました。

——そしてこの楽曲はすでにライヴでも披露されているということですが、ライヴの中でも大切な曲になっていきそうですね。

 そうですね。聴きに来てくれた方たちの中でも、きっといろんな想いをこの曲に抱いてくれると思うし、それによってまた曲がどんどん大きくなっていく。ライヴの中で、たくさんの想いを乗せることの出来る曲になってくれたらいいなと思います。『ドラえもん』という作品には、スネ夫やジャイアンなど様々なキャラクターが出てきて、そこにいろいろな関係性があって、それによって世代を超えたいろいろな想いを投影することができるんです。「ひまわりの約束」も、そういう曲になっていってくれたらいいなと思いますね。

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