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  • 2014.08.06

【インタビュー】片平里菜 次世代シンガー・ソングライターの待望作 色褪せない詩がここにはある——

同年代の女性から絶大な支持を集める片平里菜の待望の1stアルバム『amazing sky』が完成した。その時に思ったことをありのままに歌詞にしていくのが彼女の制作スタイル。だからこそいつまで経っても色褪せることはなく、人の心を動かすのだと思う。今回のアルバムもまさにそれで、ありのままの彼女を感じられると共に、片平の色々な一面を知ることができる。そんな彼女の根っこの部分を探っていくと、22歳の普通の女の子ということがわかる。楽曲に込めた想いを辿り、彼女の素顔に迫ってみた。

文/吉田可奈

衝撃的に生み出されたからこそ色褪せない楽曲たち

――ついに1st アルバム『amazing sky』が完成しましたね。改めて聴いてみてどんなことを思いましたか?

片平 このアルバムには音楽をはじめた10代の頃の曲から、最近作った新しい曲までが詰め込まれているんですが、どの曲も古くなることなく新鮮に聴こえたし、何よりも普遍的な気がしたんです。これからも大事な1枚になるんだなって、改めて思いました。

――それはきっと、片平さんの中に強く太い芯があるからこそ、そういう曲たちができたのではないでしょうか。

片平 そうですね。……って自分で断定するのも恥ずかしいですが(笑)。とはいえ、古い曲たちは、“芯”から生み出されたというより、衝動的に作った曲が多いんですよ。

――衝動的?

片平 はい。曲を作るときに、溢れてきた想いを情景とか結論などを考えずに、曲にしているんですよね。

――例えばどの曲ですか?

片平 「夏の夜」かな。この曲は、邪心を取り払ってどこまでこの気持ちを掘り下げられるかという想いで曲を書いたんです。当時、18歳だった私は大人でも子どもでもない不安定な時期。だからこそ、いろんなことを想像しちゃったんですよね。描いた夢に辿り着かなかった自分を想像するのも怖かったし、歌詞にもあるように、いつか歌が歌えなくなったらどうしようと思うことも多かったんです。

――きっと、それは誰もが思うこと。だからこそ、共感を生むんだと思うんですよね。この歌詞だけでなく、ハッとするような言葉が並びますが、自分で書いた歌詞で気づくことも多いのではないですか?

片平 そうですね。歌詞は私の根っこの部分が現れていると思うんです。でも、根っこの部分って、実はあまりに当たり前のことすぎて忘れてしまいがちなんですよね。だからこそ、自分が一番大事にしなくちゃいけないところを自身の曲で再確認することもあるんです。

――その根っこの部分ということを踏まえて聴くと、「女の子は泣かない」はとても可愛らしい部分が出た曲ですよね。

片平 ありがとうございます。実はこの曲、実体験ではなくて、友達の体験を基に書いた曲なんです。

――可愛い曲なんだけど、すごく本質をついていますよね(笑)。

片平 そうなんです。けっこうエグいこと歌っていますよね(笑)。でも、女の子って失恋したときこそ、強くなりたい、もっと輝きたいって思うんです。それに、女の子特有の“幸せになりたい”という気持ちが私の根底にあるからこそ、こういう曲が生まれたんだと思います。

――そんな可愛い曲がありながら、「Oh JANE」では、女性のリアルな気持ちを吐き出すように歌っています。

片平 あはは(笑)。もちろん、本当は可愛い女の子として見られたいですけど、社会で目標を持っているからには、男女の垣根を越えて見返したいという気持ちがあるんです。この2曲のように、たくましい部分と、か弱い部分、どちらも備えているのが女子にとって大事なんじゃないかなって思うんです。

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――<ちゃんと愛して!>というフレーズには、女子らしい強がりを感じてすごく可愛らしさを感じました。

片平 実はちょっと前まで、私は男だって思っていたかったんですけど、やっぱりダメでした(笑)。それから最近は、私はただの女の子なんだって受け止めるようになったんです。

――男だって思っていたんだ!

片平 はい(笑)。メンタル的に自分が男だと思い込んで、ちゃんと男の人と対等に戦いたかったんですよ。男性のバンドを見ていても、なんでこんなにも女子というだけで熱量が負けちゃうんだろうってすごく悔しくなることも多かったし。でも、自分がただの女の子だって受け止められるようになってからは、逆に女子であることが武器だと思えるようになったんです。

――女性の心情の機微をそれぞれ曲にできるのは強みですからね。

片平 そうですね。

――さて、タイトル曲である「amazing sky」はどんな想いで描かれた曲なんですか?

片平 この曲を作ったのは高校生のときなんです。当時は痛みや苦しみなどの感情を誰にも言えなくて、八方塞がりになっていたときに空を見上げたら、同じ空の下にはもっと苦しい人がいるんだろうな、もっと大変な状況でがんばっている人がいるんだって思ったんです。それなら、私はこんなことで悩んでいないで、そんな人たちを救えるくらい強くならなくちゃって思ったんです。

――すごく、強いですね。曲もちゃんとポジティブな気持ちで終わっているのが素晴らしいと思います。これは全曲に共通することですよね。

片平 はい。音楽は自分の置かれている状況や行き場のない気持ちをアートにすることができるすごく素敵なもの。でも、ただ負の感情で終わらすのではなく、ちゃんと最後には前向きになるものじゃなくちゃ意味がないと思っていて。「Hey boy!」は、どうはむかっていくかというような曲になっているんです。そんな噛み付くような歌詞には、私の素直な性格がそのまま出ているのかもしれないですね(笑)。

――(笑)。内面がそのまま歌詞や曲に出るのがシンガー・ソングライターですからね(笑)。片平さんは曲だけを聴いていると、とてもストイックなイメージが強いんですが、プライベートでは友達にどんな印象だと言われているんですか?

片平 仲の良い友達からは、掴みどころがないって言われますね。天然とか、不思議とか…。

――それは自覚はあるんですか?

片平 掴みどころがないというのはそうですね。掴まりたくないと思っていて。自分のことを全部わかってほしいけど、全部わかってしまったら嫌われちゃうって思っているんです。

――それはどうして?

片平 う~ん…。友達といて、すごく共感することもあるんですけど、どこかその共感している自分を冷静な自分が俯瞰しているような感覚があるんですよ。それってなんか変じゃないですか?(笑)。

――!(笑)。そんなことないと思いますよ。きっと、そういう風に客観的に状況を見られるから曲が作られるんだと思うし。ちなみに、恋愛するとどうなるタイプですか?

片平 私自身、盲目なタイプなので、きっとか弱くなるだけだと思うんです。なので今は恋愛を避けているんですよね。もちろん、いい恋愛なら支えになるのかもしれないけど、そうじゃなかったらボロボロになってしまうと思うんです(笑)。そんな状態でライヴなんてしたら……!!想像するだけで怖いので、もうちょっと成長したら素敵な恋愛をしてみたいですね(笑)。

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