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  • 2016.07.11

【ライヴレポ】GACKTが4時間に及んで魅せた『LAST VISUALIVE』最終日!儚くも美しき物語が2017年再び幕開け!!

7.8GACKT04

目の前で繰り広げられる凄まじい光景に何度息を止めただろう。これほどまでに美しいライヴは初めて観た。“VISUALIVE”とは、ひとつの物語を軸に音楽、映像、パフォーマンスという表現手段を融合させて魅せるGACKTのライヴプロジェクト。今回の『GACKT WORLD TOUR 2016 LAST VISUALIVE 最期ノ月-LAST MOON- supported by Nestlé』はアルバム『LAST MOON』を掲げ、GACKTが長きに渡り創り上げてきた『MOON SAGA-義経秘伝-』の最期のストーリーをテーマに繰り広げられていく。アルバムにもライヴにも銘打たれたこの“LAST”が意味するところはプロジェクトの完結なのだろうか……。

スクリーンが映し出すムービーは、武士の屍が雨に打たれる戦場。兄・源頼朝の命により、GACKT演じる源義経にとどめを打つ無数の矢が放たれた瞬間ーー轟音が鳴り響いた。「ARROW」だ。目の前には地獄を思わせる暗黒のステージセットが広がり、クリーンとディストーションが絡みつく重厚で美しいサウンドが耳を刺す。目を見開いたまま天を仰ぐ義経に扮したGACKTの体からは赤い光が放射している。まるで矢を受けた彼の体から血が噴き出しているように見え、広げた両手の動きはまるで痛みに悶えているよう。その姿が恐ろしくて儚くてゾクッとした。花びらが舞い散る映像の中を、狂おしいほど愛を求めながら絶望に沈んでいきそうな「花も散ゆ」、痛みに抗うのではなく、ただ凜と最期のときを待ちながら叫び歌う「RIDE OR DIE」など、死を覚悟する義経の心の機微を指先や声の色で見事に具現化する。そして場面は第二幕へ。

時代は遡り、義経が頼朝と再会を果たす回想シーンが映された。悦びを分かち合うものの、義経が従える人ではない何か恐ろしい存在に頼朝は気づく。この疑念が運命の闇を開くことになるのだ。微笑を浮かべる義経ーー計り知れない強さと冷徹さを併せ持つ義経の美しさを、GACKT自ら激しい三味線で奏でる「泡沫の夢」で表現。その苛烈さはダンサブルなロックチューン「傀儡が如く」に乗り移り、黒ずくめの者たちを従えて共に華麗に舞う。その不気味ともいえる動きはロボットのようで、頼朝が疑心を抱いた、義経に憑いているもののけを彷彿とさせた。

再び観客の視線はスクリーンへ向く。義経と平教経との友情のシーンだが、消えゆく愛しき者を腕に抱いて哀しむ義経。……というところで、なぜか場面は変わり神威♂楽園メンバーが登場。性徒会長とF9メンバーがゲームにいそしむ爆笑映像で1万2千人が笑いに沸く!そして、第三幕はロックショーだ。「MIRROR」では、裸上半身にギターを担ぎステージの端から端まで疾走する姿にオーディエンスもボルテージを上げられっぱなし。「ファイナルに来たお前らを喜ばせるのはこれから。余計なプライドとか脱ぎ捨てて本音で叫び合いませんか!」。声が枯れるまで叫び続ける彼に揺さぶられながら、その声にピッタリついていき負けじと声を張り上げるファン。そんな中、このライヴの翌日に誕生日を迎えるGACKTを祝おうと、バースデーケーキと花束を持ってDJ KOOとサウンドプロデューサー・TAKUMIが駆けつけた。「誕生日おめでトゥ〜♪」というDJ KOOのユル〜いお祝いに、「ありがトゥ〜♪」と、これまた奇妙な返しをするGACKT。そんな和気藹々とした雰囲気の中、ライヴが再開。ファンにはお馴染み、着ぐるみの猫とパフォーマンスする「U+K」からスタートし、ルミトンライトを振って踊る「恋のFRIDAY!!」まで、ステージと客席が一体となり華やかにライヴは進んでいく。その熱気を少しクールダウンさせるかのように「キミだけのボクでいるから」をアカペラで歌い始めると、ピタリと動きを止めて聴き入るファン。やがて曲が「P.S. I LOVE U」に移ると、そのいつくしみに満ちたメッセージに涙を零す人もいた。

いよいよ感動はクライマックス、第四幕。再び義経の姿が映像に映し出され、夢幻か、命を落としたはずの仲間たちが義経のもとへ集まり安らぎが訪れる。そんなつかの間の夢から覚めた義経は体中を矢で貫かれ息絶え絶え。その姿のままステージではGACKTが椅子にもたれかかり、残された力を振り絞るように「雪月花 –The end of silence-」を熱唱する。プロジェクションマッピングで映された仲間たちもそれを静かに見守っているが、その光景があまりにもリアルで、もはや映像なのか現実なのかわからなくなってしまうほど映像・演出・音楽の完成度は高い。GACKTが血肉を尽くし創り上げた『LAST VISUALIVE 最期ノ月-LAST MOON- supported by Nestlé』は偉観で哀しく美しく幕を閉じた。

しかし“LAST”には“続く”という意味もある。エンドロールで告げられたのは“2017年 WORLD TOUR始動”の文字と、さらに海外公演の後には凱旋公演も行われること。4時間にも及んだこの壮大な“VISUALIVE”。来年もまだまだGACKTは楽しませてくれそうだ。

文/恒川めぐみ

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