• エンタメ
  • ドラマ“99.9”や“グッドパートナー”などの泥臭い調査・検証は本当にあそこまでやっている?実際の弁護士に聞いてみた!
CONTENTS
Home
  • ニュース
  • 2016.06.27

ドラマ“99.9”や“グッドパートナー”などの泥臭い調査・検証は本当にあそこまでやっている?実際の弁護士に聞いてみた!

2016年4月期ドラマも、刑事ドラマ、恋愛ドラマ、ホームコメディなど、様々なジャンルのドラマが放送され、それぞれが最終回を迎えました。中でも編集部で話題になっていたのは、『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)と『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日系)。“99.9”は松本潤演じる若き弁護士が、依頼者を助ける為に真実を解き明かす法廷ドラマ。一方の“グッドパートナー”は、竹野内豊演じる優秀な弁護士が、これまた依頼者の為に仲間や後輩たちとともに奮闘するという内容です。どちらもとてもおもしろく、ドキドキしながら毎回観ていた人も多いのではないでしょうか。

ところで法廷ドラマといえば、どのドラマも依頼者の為に無罪の証拠を集めて法廷で提示し、相手をコテンパンにやっつけるのがセオリー。誰もが知る名作法廷ドラマ『HERO』の久利生検事(木村拓哉)も、『リーガルハイ』(ともにフジテレビ系)の古美門弁護士(堺雅人)…いや、黛弁護士(新垣結衣)もやはり、証拠集めに奔走し、刑事顔負けの聞き込みから現場に泊まりこんでの調査まで、普通に行っていました。

ここでひとつ疑問が。実際の弁護士や検事も上記のドラマのように、泥臭い調査から警察も見つけられなかったような小さな証拠を捜し出し、その証拠から導き出した真実を法廷でドドーンと提示しているのでしょうか?今回は、アディーレ法律事務所の岩沙好幸先生に、実際の“弁護士の調査”について聞いてみました。

──依頼者の為の証拠集めや調査などは、実際はどのように行われているものなのでしょうか?わざわざ現場に何度も足を運んだり、周囲の人を捕まえて聞き込みまでするような事もあるのでしょうか?
岩沙先生 実際に現場に行ってみると、それまで気づかなかったことに気づくことがあるので、事件の現場に行くことは極めて重要です。周囲への聞き込みも、事件を目撃していたり、目撃している人を知っていたりすることもあるので必要でしょう。また、警察官が作成した現場状況の記録(実況見分調書)などは、いい加減であったり、意図的なものであったりすることも少なくありません。現場に足を運び現場の状況を弁護人の方でも証拠化することは非常に重要です。位置関係をメモしたり、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラで撮影することもあります。
──では、ドラマにあるような泥臭い調査は、実際の現場でも行われている事なのですね。ちなみに今まで、それこそドラマのような“意外な証拠”“思いもよらない事実”から、裁判の流れ・結果がひっくり返ったような事はありましたか?
岩沙先生 過去の裁判例では、交際していた男性の住むマンションの玄関ドアを壊したとして、巨乳グラビアタレントが一審で器物損壊罪の有罪判決を受けたものの、控訴審で新たな事実が発覚し逆転無罪となったものがあります。一審では、被告人が木製玄関ドアの中央部分を蹴破り、先に部屋にいた別の女性ともみ合いになったと認定されましたが、控訴審で実際に穴をくぐる実験をしたところ、胸が大きすぎて穴を通り抜けられませんでした。実際に実験してみれば、ドアの穴につかえることは明らかであるはずの事件ですが、一審が“実験は必要ない”と思って検証しなかったために冤罪が生まれてしまいました。
──やはり、思い込みに縛られて検証を怠った結果から冤罪が生まれてしまう事を考えると、どんなに地道で面倒な調査でも行う必要がある、行わなければいけないという事ですね。ところで、先生も法廷ドラマをご覧になる事があると思いますが、その内容に違和感を感じたり、逆に「あるある」と思うような演出はありましたか?
岩沙先生 休日出勤の場合はわかりませんが、検事が業務中に私服を着ることはまずないでしょう。検事はお堅い公務員ですし、私服で職場をブラブラしていたらすぐに出世に響いてしまうかもしれません。逆に、私服で法廷に行く弁護士はいます。自分で事務所を経営している弁護士は完全に自由業なので、自由に服を選べます。もちろんほとんどの弁護士はスーツを着ていますが。テレビドラマでは「異議あり!」と言って弁護士が立ち上がるシーンがありますが、実際の法廷でも弁護士が発言する時には立ち上がります。ただ、少年事件の場合は“少年を威圧しないようにする必要がある”ため、発言するときでも誰も立ち上がりません。また、ドラマ内の弁護士の職場の本棚には難しそうな本が並べられている事が多いと思いますが、実際も弁護士は専門書をたくさん持っています。どの程度読むかどうかは別として、弁護士や検事といった法律家は難しい本を買って棚に並べるのが大好きなんです。

という事で今回は、ドラマのような泥臭い調査は実際の現場でも行われているのか?について、アディーレ法律事務所の岩沙弁護士に聞いてみました。正直、ドラマならではの演出や設定だろうと思っていたのですが、実際の弁護士もきちんと現場に足を運び、周囲への聞き込みなどを行っているとの事。改めて、そんな地道な調査こそが、冤罪を防ぎ、真実を導き出している事を知ると、これから法廷ドラマを観る目が少し変わりそうですね。

■取材協力
岩沙好幸(いわさよしゆき)弁護士(東京弁護士会所属)
弁護士法人アディーレ法律事務所

関連リンク

【ニュース】松本潤主演、初の弁護士役で挑む日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士-』が4月から放送決定!
【編集部の“コレドキ”♡#2】中谷美紀のギャップにドキッ!4月期ドラマ 胸キュン女性キャラBEST3
【インタビュー】山崎育三郎 ミュージカル界のプリンスが映像の世界へ 注目の個性派俳優が魅せる役者魂
【ニュース】嵐の新曲が松本潤主演ドラマの主題歌に決定!櫻井翔が4年ぶりにラップ作詞を担当
RECOMMEND

嵐・大野&松本主演に福山“月9”…絶対観るべき4月期ドラマはコレだ!!

2016年4月期ドラマも、刑事ドラマ、恋愛ドラマ、ホームコメディなど、様々なジャンルのドラマが放送され、それぞれが最終回を迎えました。中でも編集部で話題になっていたのは、『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)と『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日 . . . 続きを読む

あの高視聴率ドラマで人生が変わった!山崎育三郎の転機となった出演作BEST3

2016年4月期ドラマも、刑事ドラマ、恋愛ドラマ、ホームコメディなど、様々なジャンルのドラマが放送され、それぞれが最終回を迎えました。中でも編集部で話題になっていたのは、『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)と『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日 . . . 続きを読む

綾野剛、高橋一生…まだまだ独身でいてほしいイケメンアラサー俳優

2016年4月期ドラマも、刑事ドラマ、恋愛ドラマ、ホームコメディなど、様々なジャンルのドラマが放送され、それぞれが最終回を迎えました。中でも編集部で話題になっていたのは、『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)と『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日 . . . 続きを読む

【月間アクセスランキング・1月】スタバに奈良のB級グルメなどアーティストのグルメランキングがランクイン!セクシーピアニストも話題に

2016年4月期ドラマも、刑事ドラマ、恋愛ドラマ、ホームコメディなど、様々なジャンルのドラマが放送され、それぞれが最終回を迎えました。中でも編集部で話題になっていたのは、『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)と『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日 . . . 続きを読む

CONTENTS

あなたへオススメの記事

注目記事

アクセスランキング

AdSense