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  • 2013.12.04

【インタビュー】近藤晃央 ダークファンタジーの世界を表現 彼が見る独創的な視点に迫る

音楽プロデューサー・亀田誠治ら数々の著名人から称賛の声が高いシンガー・ソングライターの近藤晃央が、人気アニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』のEDテーマ「ブラックナイトタウン」をリリースした。同作は、サンタクロースの闇にスポットを当てたダークファンタジー。楽曲についてはもちろん、彼自身の“闇=音楽以外の自分”についても聞いてみた。

文/星野彩乃

新曲は孤独のサンタをイメージ


――5thシングル「ブラックナイトタウン」はどのように出来上がっていったんですか?

近藤 この曲はデビュー前の秋ぐらいに作った曲なんですが、まず頭の中に絵が浮かんで、その絵に対して、そこで鳴っていてほしいフレーズだったり、それを説明するにあたって何の言葉が必要なのかを考えながら曲にしていきました。僕の楽曲は、ほとんど名詞とかが歌詞に出てこないんですけど、今回はシチュエーションを説明する曲ということで、珍しくわかりやすい名詞がたくさん出てきているんです。いつも曲を作るときは、何もないところから、一発目に浮かんだ言葉をもとにストーリーを作り上げていくことがほとんどなので、今回は僕にとって新たな挑戦でもありましたね。

――毎回、楽曲同様、斬新なMUSIC VIDEOで話題を呼んでいますが、今作は『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1994年公開のティム・バートン原案のファンタジー映画)を彷彿とさせるアニメーション映像で、色彩の対比がMVでも描かれていて、その中でさまざまなキャラクターも登場して衝撃的でした。

近藤 僕の中で、今回はファンタジーの世界をアニメーションで表現したいと思ったんです。主人公の女の子がいるんですけど、1番では室外、夜の背景の中に一人でいるんですけど、2番では室内、舞踏会に参加して、彼女が仲間の中に溶け込んでいくというストーリーを描いているんです。

――改めて本作で表現したかったこととは?

近藤 最初、クリスマスソングを作ろうとしていて、僕の中でクリスマスというものを想像したときに、サンタクロースが出てきて。それで、サンタクロースを想像したときに、サンタクロースって、クリスマスシーズン以外は忘れられてしまう、期間限定キャラクターだな、と。その存在を求められていない時期を考えたときに、クリスマスシーズンにはヒーローでも、それ以外は孤独なんじゃないかと……夢のない話ですけど(笑)、そういったギャップがあるんじゃないかと思ったんです。歌詞にもサンタクロースのことを“白髭の老人達”と書いているんですけど、サンタクロースはある種、ファンタジーじゃないですか。人が必要とされるときが光だとしたら、必要とされないときは闇であり、光っているときは視界に入りやすいというか、人の目につきやすいので、あえて闇の中にあるものを描いたら面白いんじゃないかと思い、今回はオフシーズンのサンタクロースにスポットを当てて書いてみました。

――正直、オフシーズンのサンタクロースのことを描いた楽曲は初めてではないかと。

近藤 どうなんでしょうね。サンタクロースって、赤い服を脱いだら、普通に白髪の白髭の老人じゃないですか。お酒も飲むだろうし、愚痴も言うかもしれないし、もしかしたら、女癖が悪いかもしれないし(笑)。きっと赤い服を脱いだおじいちゃんは、綺麗なだけの人間じゃないんじゃないかと、そんな気がしてきたんです、勝手に(笑)。

プライベートはツンデレの愛犬に夢中


――作品に描かれている歌詞からイメージした近藤さんは、ちょっとひねくれ者というか、とっつきにくいイメージがあったのですが、実際にお話ししてみると、とても気さくで、まさにギャップ、2面性を感じたのですが。

近藤 音楽をしているときは、考えて考えて作っているので、難しい人間に思われがちですけど。でも、暑苦しいほどに想いを込めましたっていうものではないですね。聴いただけで疲れてしまうような曲は今まで作ってきたつもりはないですし、今回も3分ちょっとで終わるんですけど、いい意味で“お腹いっぱいにならないように”というのは常に心がけています。

――お腹いっぱいにならないから何度でも聴きたくなるし、聴くたびにどんどん味わい深くなっていくんでしょうね。またブログの近藤さんは、顔文字を多用したりと、また違ったイメージです。

近藤 ブログは完全にオフの自分ですね。正直、最初のころは、ブログは別の人がやってるんじゃないかって思っていた人もいたみたいなんですけど、実は結構ポップな人間なんですよ、僕は。

――ポップというのは?

近藤 簡単に説明しますと、音楽の話以外は基本ダラダラしてます。あと、実家で犬を飼っているんですけど、愛犬を目の前にしたときは、ただのバカです(笑)。でも、僕にあまり関心がないみたいで。オヤジのことがとにかく好きなんです。久々に実家に帰ったとき、親父に駅まで車で迎えに来てもらったんですけど、実家の玄関を開けた瞬間、7、8か月ぶりの俺をすり抜けて、たった1時間家を空けていたオヤジのほうに駆け寄っていって。しかも、実家のトイレのドアの下に換気窓みたいなのがあるんですけど、僕がトイレに入っているときに、愛犬の鼻がシュッと出てきて、“なんだかんだ俺のこと好きなんだよな。可愛いな~”と思っていたら、匂いを嗅いで、オヤジじゃないとわかった途端、シュッといなくなって(笑)。そういった悲しい部分もありつつ、オヤジに対してわかりやすいほど一途なところが逆に僕は愛おしいなって。街とかでめっちゃ愛想のいい犬とかよくいるじゃないですか?そういう誰にでも愛想のいい、何でも言うことを聞くような犬に僕は魅力を感じないんです。むしろちょっとプンっとされたほうが萌えるんです(笑)。

期待に応えるより裏切りたい


――(笑)。今作はリスナーの方たちにとっては、待ち詫びたプレゼントであり、それを作品として届けるという面では近藤さん自身もサンタクロースのような気がしました。

近藤 う~ん……。サンタクロースには、欲しいものをお願いするじゃないですか。でも、僕はお願いされたものは渡したくないですから(笑)。そこはさっきの犬の話じゃないですけど、みんなの期待に応えるというよりは、裏切り続けたいですね。

――リスナーの方から「ブラックナイトタウン」の続編をほしいと熱望されたら?

近藤 絶対に作らないですね(笑)。人が予想できるものって単純にハードルが低いように思えるんです。だから、自分の中でハードルを常に高く掲げていたいっていう、ただそれだけなんですけどね。

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