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  • 2016.01.22

『GTO』でチャンスを逃し、“花男”でブレイク!小栗旬が第一線で活躍し続ける理由は「努力」と「熱意」

■高校生と武将の二役を演じる続編が公開!原作超えに迫る勢いの源とは?

一昨年、ドラマ版『信長協奏曲』(フジテレビ系)で主演を務めた小栗旬は、23日から公開されるドラマ版からの連作となる完結編、映画『信長協奏曲』でも同じサブロー/明智光秀(織田信長)の二役を演じている。未完のコミック原作を映画化することは珍しいことではなくなったが、いつもそれらは批判の的に。でも、この作品に関しては小栗が主演したことで、批判されるどころかさらにファンを増やしそうな予感だ。

何しろ小栗が演じているのは、現代の高校生サブローと、元戦国武将・織田信長でかりそめの姿で潜んでいる明智光秀。歴史が大の苦手ながら現代的な感覚で世を治めようとするサブローと、戦国時代で生まれ育った織田信長/明智光秀は、ルックスだけ同じでキャラクターは全くの別人。コミックやアニメーションなら普通のことだが、これを実写でやるとなると、相当な技量が求められることは想像に易いだろう。しかもサブローは高校生。現実的に考えて、現時点でこの二役を担い、観客を納得させられるだけの演技を披露できるハイティーンの俳優がいるかというと、全く思い浮かばない。いや、過去を遡っても挙げるのは難しいだろう。

当初こそ、小栗がキャスティングされたことには、喜びと安心と同時に、不安を持った人も少なくないはずだ。何せ三十路を迎えた彼が、高校生の役をまた?というのは当然の意見だろう。だが、それを難なくやってみせ、原作以上の大作に見せてしまったのは、他ならぬ彼の演技ゆえだ。

■少女コミックの“イケメン”枠に葛藤した日々!それを払拭した作品とは?

小栗がブレイクしたきっかけは、ご存じ『花より男子』シリーズで演じた花沢類役。もちろん彼はそれ以前から活躍する若手俳優のひとりだが、ブレイクしたポイントを敢えて挙げるとしたらこの作品。今でこそ“ツンデレ”や“塩対応”などが一般的な女子萌えポイントとなったが、その言葉が定着するよりも前に、花沢類というキャラクターがそれを見せ、女子心をガッチリと掴んだ。それ以降、彼にはコミック原作の実写化での主人公役にオファーされることが続いた。しかも少女コミック原作で、いわゆる“イケメン”という設定ばかり。小栗本人も大のマンガ好きというのは有名な話だが、とはいえ少女コミックまではフォローしていなかった。それゆえに、その反動から『情熱大陸』(TBS系)の特集が放映された時期前後は、かなりの葛藤があった。このままイケメン役でいいのか……いいわけがない。

その反発もあったのだろう。映画『クローズZERO』で、イケメンはイケメンでも、ワルの一面を覗かせる。だが、これによって引いてしまうかに見えたファン層も、ちゃんとついてきた。そう、この頃には、もう小栗のファンは彼に“いろいろ問題があっても優しいイケメン”像を求めなくなってきていたのだ。

■『GTO』で突き付けられた現実…小栗という役者のルーツに迫る!

そもそも彼はどういう役者かというところに立ち返りたい。彼は1998年のドラマ『GTO』(フジテレビ系)で連ドラ初レギュラーの座を掴む。だが、この当時の彼はプロ意識に欠けていた。当時の『GTO』は、イケメン俳優の青田買い劇場となっており、小栗自身が尊敬している窪塚洋介などを輩出。いわば大チャンスだったが、彼は現場のいろはをまだ知らず、見る間に出演シーンを削られていくという現実を突きつけられる。この頃、役者として目覚めたといえるだろう。

そして、彼はテレビではなく映画での足場を築き始める。2003年の『あずみ』や『ロボコン』、2005年の『隣人13号』など、高校生役から時代劇まで幅広く演じてきた。次第に映画だけでなく、テレビドラマでのレギュラーも掴み、TBS系の『Stand Up!!』などに出演するように。その活躍の一方で、彼が途切れることなく挑み続けていたのが舞台だ。

1998年の『COLOR』からスタートした彼の舞台キャリアだが、板を重ねるごとに生の芝居のおもしろさに開眼。そこに舞い込んだのが、蜷川幸雄演出のシェイクスピアの悲劇『ハムレット』だ。このときの小栗は、フォーティンブラスという重要ながらも出演シーンは多くない役を演じ、存在感を見せつけることに成功。それから蜷川演出の舞台の常連となり、2006年の『タイタス・アンドロニカス』では物語の鍵となる重要な役エアロンを演じることに。この公演は、シェイクスピアの里・イギリスのストラトフォード・アポン・エイボンにあるロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに招聘され、本場イギリスでも絶賛された。

その後の活躍は知れたところ。映画、連ドラ、アニメの吹き替え、舞台、と役者としての仕事を縦横無尽にこなす存在となった。それも、メジャー作品ばかりでなく、『キツツキと雨』のような小規模の映画や、映画やテレビに比して観られる人がごく少ない舞台の仕事もコンスタントにこなしている。その原動力は、あくまで“演じること”。『信長協奏曲』でのひとり二役が素晴らしいのは、何も奇跡的なことではない。小栗の絶え間ない努力と演技への熱意の積み重ねによって実現したことなのだ。

文/よしひろまさみち

(C)石井あゆみ/小学館
(C)2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社

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