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  • 2015.12.24

【ライヴレポ】UVERworldが“TAKUYA∞生誕祭”で心に刻んだ忘れられない最高の誕生日!

「こんな超ド平日にこれだけの仲間を集めといて適当なライヴで終われるわけねぇだろ、おい!今日しか見られないものを見せてやる。もちろん、そもそもがこんなヤバいライヴ、他所では見られねぇぞ。その中でも今日は俺たちの歴史に残るような、歴史に刻みたくなるような、最高の思い出作ってやるからな!」

ライヴ序盤にしてTAKUYA∞は満場の1万3千人を前にそう告げた。結成15周年、デビュー10周年のアニバーサリーを掲げ、9月24日よりスタートした『UVERworld “15&10”Anniversary Tour』。後半戦は会場をアリーナに移して日々熱量の高いステージを展開してきたツアーも残すところ4本のみとなった21日、神奈川・横浜アリーナ。1月に開催された『KING’S PARADE at YOKOHAMA ARENA』こと通称・男祭りが記憶に新しい、ここ横浜アリーナはUVERworldのライヴ史においても数々の伝説を残してきた場所だ。しかも今日はTAKUYA∞のバースデイ、タイトルにもしっかり“TAKUYA∞生誕祭”と冠されているのだから、これがただのライヴで終わるはずがない。もとよりそう気構えて臨んだわけだが、まさかこれほどに想像を上回るものになろうとは。

「今日は俺のすべてをぶつけていってやる!!!!!!」

ステージに登場するなり声の限りを尽くして宣言するTAKUYA∞。フルコンタクトな肉弾戦の始まりだ。誠果のサックスが轟いて幕開けた「ナノ・セカンド」、炎の玉と火柱が次々と噴き上がるや、熱波が客席にも押し寄せ、その熱がさらなる熱狂を呼ぶ。続く「I LOVE THE WORLD」「畢生皐月プロローグ」「NO.1」とのっけからモードは攻め一色、ステージも客席も互いに手加減する気など最初からないだろうことは承知の上だが、早くも場内の酸素が薄く感じるのは気のせいだろうか。

「いつもより8.8倍盛り上がっている俺がUVERworldのTAKUYA∞だ、よろしくどうぞ!今日という日をどれだけ楽しみにしてきたか。楽しみにしすぎて俺はまた恒例、横浜アリーナに泊まった!」

いきなりの告白にオーディエンスが沸く。大事なライヴ、ここ一番のステージの前夜にTAKUYA∞が会場に泊まることにしているのはファンの間では周知の事実だ。設営されていく場内を眺めながらウズウズしてたまらなかったというTAKUYA∞。今日を待ち侘びたファンだって同じ気持ちだったろう。「みんなに聴いてもらいたい俺の最高のアンセム」と言って披露された「ENOUGH-1」。「10年前、東京に出てきて、10年後の誕生日にこんな幸せな未来が待っているなんて、信じていたけど、それ以上に幸せすぎてちょっとビビっている」と素直な心情を口にしながらも「10年前、誰しもが俺の人生終わったと思った瞬間から今日の幸せは始まっていたんだ」ときっぱりと言い切っての「在るべき形」、彼らの溢れんばかりの確信が胸を揺さぶる。どの曲も改めて強い。

真太郎のMCコーナーでは彼の音頭で1万3千人の「おめでとう!」を響き渡らせたのち、「TAKUYA∞といえば、この方からありがたいお言葉を」とたっぷりと含みを持たせて信人を紹介。さすがのTAKUYA∞も「お前かい!」とずっこけるひと幕も。信人のシュールなマイクパフォーマンスについては割愛するが、幼稚園時代からの幼なじみが体を張って会場を盛り上げる勇姿はTAKUYA∞の心にも大いに響いたらしい。「なんだかよくわからないが、最高だったぜ!」と声を弾ませ、「やべぇ夜が始まりそうだ。ライヴも音楽も楽しめなかったら嘘だろうよ!」と勢いよく中盤戦に突入した。ステージ中央に張り出した“でべそ”と呼ばれるスペースにメンバー全員がギュッと集まってアグレッシブに音を畳み掛ける一丸となった塊感。固く結ばれた6人の佇まいが今日という日、横浜アリーナというこの場所に生まれた一体感の核だ。

空にいる大切な仲間に想いを馳せ、生きていくことの本質を見つめようとする「ハルジオン」、運命のパートナーを歌った「心とココロ」。今ツアーのアリーナシリーズで久々に披露されている楽曲たちの色褪せなさにも驚くが、大好きな音楽でもっと遊んでみようと最近のハマりだした遊びだという、題して“このコードでこの歌も歌えるんだぜ大会”が目から鱗のおもしろさだった。彰が爪弾くアコースティックギター、同じコード進行に乗せて「ハナミズキ」(一青窈)に始まり、「千の風になって」(秋川雅史)、ついには「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)まで次々と歌い上げ、「全部コードが一緒ってすげぇな。音楽に可能性を感じる。みんなも好きなメロディや言葉を乗せればいいんだ。それが音楽だよ」と楽しさを伝えるTAKUYA∞。そうして「俺たちがこのコード進行に乗せた曲を」と演奏された「7日目の決意」に圧倒されずにいられなかった。

「ホントにありがとう。振り返っても誕生日にいい思い出なんてそんなになかったけど、70歳、80歳になったときに今日の誕生日が最高だったってこと、忘れられないと思うんだ。歳をとっていくごとにどんどん心をシンプルにして大切なものを大切だって言っていく。いらないものはもう手にしない。そうやってどんどん素敵なUVERworld、素敵なTAKUYA∞になっていこうと思います」

完璧なライヴがあるとすれば今日だろう。そう思っていた。完全無欠のクライマックスが目の前まで迫っていた。はずだった。最後の1曲、「Ø choir」の力強いタイトルコール。だが直後、オーディエンスの耳に届いたのは床に落下したマイクの鈍い音だった。どうやら暗転した瞬間、ステージ上の何かにTAKUYA∞が足を取られてしまったらしい。「くそっ!落とし穴が待っていたか〜!」、顔をしかめるTAKUYA∞。横浜アリーナに棲む魔物から最後の最後に贈られたサプライズなプレゼント、ということか。だが、これがライヴの醍醐味ってヤツなのかもしれない。思わぬハプニングに客席も大喜びだ。「こういうときのための音楽、ミュージシャンなんだから空気なんて一発で変えてやる!」と“このコードで〜大会”が再び。そして予定になかった「体温」まで。力ずくで空気を取り戻し、改めて演奏された「Ø choir」がこの上なく沁みる。

とはいえ、やはり悔しいものは悔しい。どうしたってこのままで帰るわけにはいかないとばかり、TAKUYA∞はステージを降りかけたメンバーを引き止め、客席にも「大切な時間を本当にごめん。誕生日に免じてあと1曲分だけ時間をください」と呼びかけて、最後の最後に渾身の「MONDO PIECE」。TAKUYA∞とUVERworldからの逆誕生日プレゼントにオーディエンスもシンガロングで応えた。隣同士で肩を組み、大きく左右に揺れる場内。これほどに幸せな光景があるだろうか。

終わってみれば最高以上、完璧以上の夜。どんなハプニングもプラスに転じてみせる彼らのバンドとしての強さにも感服させられた。さて毎年恒例、クリスマスの東京・日本武道館公演はいかに。ますますもって楽しみだ。

文/本間夕子

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