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  • 2015.10.09

【ライヴレポ】UVERworldがZepp公演で歌詞や音から実らせた“幸せ”をもぎ取れ!!

勢いがまったくもって衰えない。バンド結成から15年以上、足を止めることなく走り続けているのに疲弊も飽和もまるでしていない。それどころか高くなるばかりのハードルを毎回のごとく飛び越えて、“最高”の記録を矢継ぎ早に塗り替えていく。未だピーク知らずのトップランナー、UVERworldの本領に目をみはらずにいられない。

すでに今年2本目のツアーである。各地のホールを中心に回り、3年ぶりの女祭りと神戸での初開催となった男祭りを含む結成15周年&デビュー10周年のアニバーサリーとして東京・代々木競技場第一体育館4公演と兵庫・神戸ワールド記念ホール2公演、計6公演のアリーナライヴを大成功のうちに締めくくった『UVERworld LIVE TOUR 2015』。その余韻に浸る間もなく、わずか10日余りのインターバルののち、新たにスタートしたのが現在の『UVERworld“15&10”Anniversary Tour』だ。前半戦はZeppを中心としたライヴハウス、後半戦はアリーナクラスの会場へと切り替わって12月31日まで続く。今回、訪れたのは7日、Zepp DiverCity(Tokyo)公演2 Daysの2日目。チケットはもちろんソールドアウト、ぎゅうぎゅう詰めの客席フロアから立ちのぼる熱は今日もやはり尋常ではなかった。

ステージのLEDモニターにデジタル表示で映し出された数字が粛々と時を刻むのを、オーディエンスが固唾を飲んで見守る。開演時刻まで3分を切ったあたりからフロアは臨戦態勢に入ったらしい。前方ブロックの人口密度が俄に高くなる様子がはっきりと見てとれる。いよいよ1分を切るや喝采が起こった。あと30秒というところでそれは雄叫びに変わり、10秒前からのカウントダウンにははち切れんばかりの切望と昂揚が乗っかって空気を生々しく震わせる。

真太郎のパワフルなドラムソロで幕開けるステージ。TAKUYA∞はステージ袖からダッシュで登場、床を踏み切ってジャンプを決める。その高さ、スピード感はそのままUVERworldの絶好調を体現したものに違いない。マイクを引っ掴むと鉄壁のアンサンブルを丸ごと引きつれるかのごとくフロアに攻め込むTAKUYA∞。客席前方ブロックの中央にちょうどスリットのような窪みが作られ、そこでもパフォーマンスができるようにと台が設えられているようだ。四方八方から伸びる手をかき分けながら果敢に身を乗り出し、歌い吼えるその勇姿にヒートアップする場内、のっけから天井知らずの熱狂ぶりだ。

「昨日も来ていた人、たくさんいるんだろ。マジ、ハンパなかったよな。最高に幸せだったよ、本当に。なのに今日も来ているってどういうこと?つい先日、代々木第一体育館4Daysをやってさ、パンパンに入って、みんなでワーッて楽しんだよ。たった1か月前だぜ?なんで、またこんなに集まっているんだよ!他のアーティストじゃ感じられないものを見つけちゃったからだろ?俺たちならいつでも本気の音楽をしてくれるって期待しているからだろ?」

TAKUYA∞が挑発するように語りかけるたび、野太い歓声が上がる。

「見せてやるよ。本気の情熱を叩き込んだ楽曲は何回聴いても飽きない、死なない曲って証明してやる。俺たちが歌ってこそ本当の意味がある、そんな曲を聴かせてやるよ」

祭り囃子を彷彿させるイントロ、耳に馴染んだ旋律が溢れ出す。屈指のオリジナリティ、UVERworldにしか鳴らせない無二の音楽。「ENOUGH-1」にフロアが大きくグルーヴする。ダンスホールさながらにオーディエンスをバウンドさせてもまだ容赦なく「次の合図は“Rock”。“Rock”でバコバコにアガれよ!」と煽り、狂騒に拍車をかけた「I LOVE THE WORLD」。盛り上がりのトリガーとしてだけでなく、他でもない俺たちの音楽で踊らせたいという意志がこの“Rock”という単語には込められているのだと思う。それを裏付けるかのように今日の「I LOVE THE WORLD」は迫力がひときわ分厚い。「昨日の俺たちと今日の俺たち、どっちが熱いか勝負しようぜ」と本気を突きつけてきた「REVERSI」もしかり。自らに常に闘いを挑み、仲間と信頼する相手にもそれを問う。そうして切磋琢磨を重ねているから、UVERworldはピーク知らずのまま、いつまでも先頭を切れるのかもしれない。

「誰が言った」では、アグレッシブを極めつつも曲の締めに披露していつも爆笑を誘うTAKUYA∞と信人のワルツや、この日の模様が4Kでムービー撮影されていることに触れ、「みなさん、4Kの“K”って知っていますか? 綺麗(KIREI)、気持ちいい(KIMOCHIII)、巨●ンな(KYO●N)な克っちゃん(KACCHAN)でしょう!」と言ってのけ、克哉を慌てさせた真太郎の小エロ安定なMC、「Massive」のクライマックスで待ってましたとばかりサックスを轟かせる誠果を隣に立つ彰がビシッと指してみせる場面など、飾らないキャラクターや結びつきの強さが随所に覗くのも彼ららしく、ファンには特に嬉しいだろう。

まだまだ先の長いツアー、以降にセットリストが変わることもあるだろうが、ここでは詳細は伏せておこう。改めて思い知らされたのは演奏される1曲1曲、そこに込められているものすべてがメッセージであるということ。

「メッセージのある音楽に勝る音楽はない。どれもがメッセージで、大切なのは伝えたいという意志なんだ。それをしっかり伝えられる場所があって、聴いてくれる人がいて、本当にうれしい」とTAKUYA∞は言った。「俺たちの歌詞やメロディや音から幸せをもぎ取って帰ってよ。ここには本物の幸せがあるから」とも。彼らが放つ一音一音、語る言葉の一言一句、常に前傾姿勢で挑みかかってくるような気迫に満ちた一挙手一投足、感情、意志、願い、祈り……この日、鳴り渡っていたすべてに6人の生身のメッセージが宿っている、そう心から思えた。

代々木競技場第一体育館や神戸ワールド記念ホールにも劣らない、いや、それを上回って有り余るエネルギーに漲るZepp DiverCity(Tokyo)。それにしても、よく揺れた。大阪・Zepp Namba(OSAKA)に京セラドーム大阪にと様々な会場を揺らしてきたUVERworld、この日のZepp DiverCity(Tokyo)も揺れに揺れた。彼らはファンのことを親愛を込めて“Crew”と呼ぶが、UVERworldとCrewの一体感たるや、本当に“ハンパない”。次に東京でライヴが行なわれるのは12月25日、恒例となったクリスマスの東京・日本武道館。そこではどんな光景が目撃できるのか、何を体感し、摑み取ることができるのか。胸躍らせて待っていたい。

写真/田中和子(CAPS) 文/本間夕子

 

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