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  • 2015.07.03

“永遠に中学生”私立恵比寿中学(エビ中)の魅力 その躍進のワケとは?

■“King Of 学芸会”という前代未聞のコンセプトが、逆に注目を集める

6月27日、東京・NHKホールでエビ中こと私立恵比寿中学の、初のホールツアーのファイナル公演を観た。これまで何度も彼女達のライヴを観てきたが、この日は、自信に満ち溢れている8人の“輝き”が非常に眩しく、かつ、頼もしかった。

そんな彼女達への注目度が最近高くなり、各方面でエビ中、そしてメンバーの名前がクローズアップされることが多くなってきた。エビ中の魅力とは?そして“躍進”のワケとは?

エビ中はスターダスト・プロモーション芸能3部所属で2009年に結成され、2010年2月14日に初のシングル「朝のチャイムがなりました!」を発表。そして2012年5月に「仮契約のシンデレラ」で、デフスターレコーズ(現SMEレコーズ)からメジャーデビューした。“永遠に中学生”をコンセプトに、これまで数人の転校(脱退)と転入(加入)を繰り返し、現メンバーは真山りか、安本彩花、廣田あいか、星名美怜、松野莉奈、柏木ひなた、小林歌穂、中山莉子の8名。そのライヴは“King Of 学芸会”という前代未聞のコンセプトを掲げ、最初の頃は、キレのないダンスと安定しない歌唱力で、でもとにかく最初から最後まで全曲フルパワーで、汗だくになっているその一生懸命な姿に、男性はもちろん、女性が引きつけられ、今もライヴには女性ファンが目立つ。

■様々なアーティストや作家を起用し、徹底的に楽曲の良さにこだわる

そして一度聴くと妙に気になって耳から離れない、キャッチーなメロディが印象的な楽曲も、彼女たちの武器のひとつだ。初期の楽曲にはヒャダインこと前山田健一が手がけたものが多かったが、2ndアルバム『金八』(1月28日発売)には、田村歩美(たむらぱん)や元JUDY AND MARYのTAKUYA、尾崎世界観(クリープハイプ)、池田貴史(レキシ)、DJみそしるとMCごはん、U-re:x、久保田真悟(Jazzin’park)、平野航、大内正徳など、今注目を集めているアーティスト、メロディメーカーが曲を手がけている。1stアルバム『中人』(2013年7月24日発売)もそうであったように、あらゆるジャンルを取り込み、といっても決して本格的な仕上がりにはせず、“エビ中スタイル”としてまた違うテイストのものになっている。彼女達はそんな気鋭のアーティスト達からも“おもしろがられている”存在で、“サブカルアイドル”と呼ばれているのもうなづけるが、とにかく彼女達とひと癖もふた癖もあるミュージシャンとの化学反応がどうなるのか、確信犯的な部分がありつつも、面白がって楽しんでいる感じもするスタッフサイドのクリエィティブ力も大きい。徹底的に楽曲の良さにこだわっている。

■Mステ、スマスマに立て続けに出演し、アイドルファンのみならずお茶の間へも浸透

また、そんなキャッチーだけど難しい曲を歌いこなす、メンバーの成長力には目を見張るものがある。インディーズ時代からの踏んだ場数と、その飲み込み、吸収力の速さでグングン成長を遂げ、冒頭に戻るがそれがライヴでの“自信”に現れているのだと思う。

一人ひとりが個性的で、しっかりとキャラを確立し、だからこそ様々なジャンルの曲がメンバーそれぞれのキャラや雰囲気、声にハマり化学反応を起こし、いい意味で“おもしろいもの”になるのではないだろうか。

メンバーが力を付け、エビ中っておもしろいらしいというザワザワ感が、世の中に少しずつ伝わってきたところに、今年2月6日の『MUSIC STATION』(テレビ朝日系)への出演である。ここで彼女達は強烈なインパクトを残した。あまりの反響の大きさに、時間を置かず同番組に再登場した。とくにメンバーのぁぃぁぃこと廣田の独特のアニメ声が世の中に“見つかってしまい”、早速人気番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の中で、「衝撃ハイトーンボイス 私立恵比スマ中学」と題し、香取慎吾とのコラボ漫才のコーナーができた。アイドルファンばかりではなく、お茶の間にもエビ中の存在が浸透し始めている。

その廣田は3月に公開された映画『たまこちゃんとコックボー』で初主演を果たし、同じく3月にはメンバー全員で劇団シベリア少女鉄道の土屋亮一脚本・演出による初の本格的な舞台『エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート』に臨み、大好評だった。さらに柏木も主演映画『脳漿炸裂ガール』の公開を7月25日に控えており、役者としての才能も開花してきているようだ。

■その一生懸命な姿に、メンバーを通して自分の中学時代=青春時代を追体験している感覚

様々なことにチャレンジし、それを糧に成長を続ける8人の中学生の姿をファンは追っているが、それは彼女たちを通して、ファンも自分自身の中学時代=青春時代を追体験しているような感覚になっているのだ。バカなことをたくさんしたり言ったり、無邪気で少しだけ背伸びをしていた「中学生」時代を、エビ中の8人に投影しているのだ。そんな懐かしさと新鮮さを感じさせてくれる世界観は他にはない。青春は一瞬で過ぎ去ってしまうからこそ、いつまでもその眩しさが心に残る。だからエビ中が放つ青春の輝きに、心が躍ってしまうのだ。

同世代のファンには、その決して完璧とはいえない歌とダンスも、とにかく一生懸命、そして楽しくやっているピュアな姿に憧れ、輝いて見えるのだ。

「永遠に中学生」という歌では、会場中のファミリー(=ファン)が、隣同士で肩を組み合唱するという名物シーンもどこか胸を打つ。運動会や文化祭でひとつになる、あの感覚を呼び起こしてくれるのだ。

楽曲の良さ、かわいくてどこかおもしろく気になるダンス、そしてそれぞれのキャラ、とことん一生懸命かつ楽しそうなパフォーマンス、中学生という“青春”を応援したくなる世界観、もちろんメンバー全員が“スターダストクオリティ”とでもいうべきかわいらしさを誇る――そんな8人が繰り出す“King Of 学芸会”は、さいたまスーパーアリーナ、日本武道館、横浜アリーナを制覇し、次はどこの大きな“教室”で見せてくれるのか、楽しみだ。

文/ランキングBOX編集長・田中久勝

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