• ミュージック
  • 【『VAMPARK FEST』1日目】VAMPS主宰の世界クラスなロックフェスが開催!「ドタキャンされなくて良かった(笑)」
CONTENTS
Home
  • ニュース
  • 2015.02.23

【『VAMPARK FEST』1日目】VAMPS主宰の世界クラスなロックフェスが開催!「ドタキャンされなくて良かった(笑)」

アジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米といった世界各国での単独公演や、『Download Festival』といった海外でのビッグフェスへの出演など、かねてより世界進出を行なってきたVAMPS。そんな彼らが自ら海外アーティストを招致し、ワールドクラスのイベントを日本国内で行なうために主宰したロックフェスが『VAMPARK FEST』だ。

その記念すべき第一回公演は、ロックの聖地・日本武道館を舞台に、2日間に渡って開催。初日である18日は、海外からGerard WayとNOTHING MOREが招かれ、それをVAMPS、 [Alexandros]の 2組が迎え撃つこととなった。

会場が暗転し、客席から歓声があがると、スクリーンに映し出されたのは「ROUND 1」と書かれたテロップ。そして、それと同時にゴングの音が鳴り響いた。“フェス”という言葉からくる祝祭的なムードとは縁遠い演出。もちろん、普段は洋楽に触れることのないリスナー(その逆もまたしかり)にとって、新しい刺激を得られる場所ではある。しかし、『VAMPARK FEST』はそれだけではない。ここは、彼らが招いた海外勢に自らのステージを見せつけ、ここから更に世界で飛躍していくために、自らの未来を切り開くために、血を流して戦うリングでもあるのだ。

オーディエンスの心を一気に掴んだトップバッターは、アメリカ・テキサス州発のNOTHING MORE。Paul OBrien(Dr)の凶暴なドラミングでライヴをスタートさせると、Jonny Hawkins(Vo)、Daniel Oliver(B)、Mark Vollelunga(G)の3人が登場。そしてJonnyが、ボーカルマイクと並べて置かれていたフロアタム/スネアドラム/シンバルで構成されたパーカッションを激しく打ち鳴らす!驚くオーディエンスを尻目に、そこから「CHRIST COPYRIGHT」「MR. MTV」と、服の裾がビリビリと揺れるほどのえげつない低音と、強烈なハイトーンボイスを放ち始めた。そんなモダンヘヴィネス全開なサウンドも印象的だったが、特筆すべきはやはり彼らのパフォーマンス。セットリストの中盤にベースソロが挟まれていたのだが、ステージ中央にセットされていたパーカッションに、5弦ベースをセッティング。そして、それをまるでピアノを奏でるように両手で弾き始めるDaniel。そこへMark、果てはJonnyまでもが加わり、圧巻のパフォーマンスを展開。おそらく初見の観客が多かったと思われるが、最後は見事なまでに客席を一体化、興奮させていた。

VAMPS同様、世界進出を掲げている[Alexandros] は、「Stimulator」でライヴスタート。ダブステップをぶち込んだアッパーなサウンドで、一気にオーディエンスの興奮を引き上げた。メンバー全員気合が入っているようで、放たれるサウンドに力が漲りまくっている。「Waitress, Waitress!」のアウトロでは、川上洋平が気合の入ったロングトーンを轟かせ、そこから間髪入れず「Kick&Spin」と、次から次へとライヴの鉄板ナンバーを畳み掛けていく4人。途中、川上が「めっちゃ楽しい」と、つぶやく場面もあった。MCではVAMPSと過去に対バンした際のエピソードを話しつつ、「お二方に捧げたいと思います」と、「Dracula La」を披露。美しくもありながらどこかいびつで、キャッチーでありながらマニアックなアップチューンを爆音でかき鳴らした後、「ワタリドリ」へ。タイトルのごとく、まるで渡り鳥が水平線へ向かって力強く羽ばたくように高鳴らされた壮大なサウンドと、どこまでも遠くへ届くような川上のハイトーンボイスが、オーディエンスに大きなインパクトを与えていた。

ブラックスーツに赤いネクタイをつけたGerard Wayは、登場するやいなや、手を高く掲げ、こちらを軽く手招き。そこから「The Bureau」「Action Cat」「Zero Zero」をグランジーに叩き付けていく。久々となる武道館でのライヴに、Gerardも楽しそうだ。この日のステージは、彼の1stソロアルバムである『Hesitant Alien』の収録曲を中心にプレイ。ガレージ、シューゲイザー、ニューウェイブ、ブリットポップ、USオルタナティヴといった様々なロックサウンドをアーティスティックにミックスした音像は、彼がマイ・ケミカル・ロマンスで鳴らしていたエモ/スクリーモサウンドとは異なる仕上がりになっていたのだが、生で体感するとかなりエモい。アルバムの中ではどちらかといえばポップサイドの「Millions」も、ドラムのストローク一発一発がかなり強烈で、ズシリと身体に響いてくる。軽やかなポップチューンを凶暴なサウンドでもって演奏するサポートバンドをバックに、Gerardはタンバリンを振りながら歌い上げ、オーディエンスもクラップで華を添えていた。彼のスクリームも健在だった全11曲。Gerardがステージを去り、轟音が鳴り止んだ後、会場は大きな拍手と歓声に包まれていた。

そして、高揚感を激しく煽る雄々しいSEが鳴り響き、いよいよオーガナイザーであるVAMPSのステージが始まる。スクリーンに海賊旗が映し出される中、メンバーがステージに登場。ライヴは「REVOLUTION II」で幕を開けた。骨太でダンサブルなロックサウンドをシャウト混じりに熱く歌い上げるHYDEは、「Everybody Screeeeam!!!」と、オーディエンスの声を激しく求め続ける。「武道館!楽しもうぜ!聞こえねぇぞ!もっとデカい声出せ!」とコール&レスポンスを交えた後、「TROUBLE」へ。客席のテンションをひたすらぶちアゲるパーティチューンの直後、一気にダークな世界へと引きずり込んでいくようにドロップされたのは「EVIL」。“籠城型ツアー”という、ある種の密室空間で行なわれた『VAMPS LIVE 2014-2015』で磨き上げたアルバム『BLOODSUCKERS』の世界を、オーディエンスたちと日本武道館で解放していく。そんな熱狂的な空間でありながら、シャウトし続けるHYDEも、ギターを激しくかき鳴らすK.A.Zも、いつにも増して眼光が鋭い。間違いなく、彼らは戦っているのだと思い知らされる。

そんな激しい側面のみでなく、ライヴ中盤では、喪失感に満ちた旋律をキーボードが奏でる場面も。スクリーンにひとつの棺と、そこに敷き詰められた赤い花、その中で眠る、消え入ってしまいそうな一人の女性が映し出された後、バラードナンバー「VAMPIRE’S LOVE」が披露された。先程までハイボルテージなギターを轟かせていたK.A.Zも、柔らかく音を重ねていく。オーディエンスから拍手が送られた後、すぐさまミラーボールがスピーディに瞬き始め、武道館全体が一瞬で光に包まれた。まるで宇宙空間を漂うかのような感覚に包まれる中、届けられたナンバーは「ZERO」。サウンドのみでなく、大迫力の照明や、楽曲の世界観へより没入できるような演出を交えつつ、ロックを一大エンターテインメントとして魅せていくところは、VAMPSらしい部分だろう。全9曲をノンストップで走破し、2人はステージを後にした。

アンコールの声に応え、再び登場したVAMPS。HYDEが「ありがとう!やって良かった。何が良かったって、ドタキャンされなくて良かった(笑)。出演してくれたみなさんと、なによりも、初めてのフェスに来てくれたみんな、本当に感謝しています。寒いのによく来てくれたね。普通やったら嫌やもんな?みんなの情熱をかなり感じていますよ。またやれたらいいなと思っています」と感謝の言葉を口にした。そして、NOTHING MOREのボーカルJonnyと、ギターのMarkをステージに呼び込み、「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」をセッション。Jonnyのパーカッションも飛び出し、オーディエンスたちの激しいシンガロングが巻き起こったこの曲は、この日一番の狂乱を巻き起こしていた。全曲終了後、「また明日会おう!」とHYDE。“多大な影響を受けた人物”や“最恐のライバル”が待つ、『VAMPARK FEST』2日目へと弾みをつけた。

写真/今元秀明、岡田貴之 文/山口哲生

関連リンク

【インタビュー】HYDE(VAMPS)日本の聖地にロックスターが集結 ステージで魅せるオトコたちの戦い
【ライヴレポ】VAMPS主宰“ハロパ”に豪華アーティストが集結!初日のパイレーツHYDEはハムスターにビクビク!?
【ライヴレポ】VAMPS・HYDEが魔法で火を操る!?不気味なディズニーワールドが出現
【ライヴレポ】VAMPS×GLAYが一夜限りのスペシャルコラボ!HYDEがフライング&早着替えで“ありのままの姿”に!?
RECOMMEND

【インタビュー】HYDE(VAMPS)日本の聖地にロックスターが集結 ステージで魅せるオトコたちの戦い

アジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米といった世界各国での単独公演や、『Download Festival』といった海外でのビッグフェスへの出演など、かねてより世界進出を行なってきたVAMPS。そんな彼らが自ら海外アーティストを招致し、ワールドクラスのイベントを日 . . . 続きを読む

【『HALLOWEEN PARTY』1日目】VAMPS主宰“ハロパ”に豪華アーティストが集結!初日のパイレーツHYDEはハムスターにビクビク!?

アジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米といった世界各国での単独公演や、『Download Festival』といった海外でのビッグフェスへの出演など、かねてより世界進出を行なってきたVAMPS。そんな彼らが自ら海外アーティストを招致し、ワールドクラスのイベントを日 . . . 続きを読む

【『HALLOWEEN PARTY』2日目】VAMPS・HYDEが魔法で火を操る!?不気味なディズニーワールドが出現

アジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米といった世界各国での単独公演や、『Download Festival』といった海外でのビッグフェスへの出演など、かねてより世界進出を行なってきたVAMPS。そんな彼らが自ら海外アーティストを招致し、ワールドクラスのイベントを日 . . . 続きを読む

【『HALLOWEEN PARTY』3日目】VAMPS×GLAYが一夜限りのスペシャルコラボ!HYDEがフライング&早着替えで“ありのままの姿”に!?

アジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米といった世界各国での単独公演や、『Download Festival』といった海外でのビッグフェスへの出演など、かねてより世界進出を行なってきたVAMPS。そんな彼らが自ら海外アーティストを招致し、ワールドクラスのイベントを日 . . . 続きを読む

【ライヴレポ】VAMPSの籠城型ライヴがラストスパート!世界基準のパフォーマンスで魅せる夢想空間

アジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米といった世界各国での単独公演や、『Download Festival』といった海外でのビッグフェスへの出演など、かねてより世界進出を行なってきたVAMPS。そんな彼らが自ら海外アーティストを招致し、ワールドクラスのイベントを日 . . . 続きを読む

生活に“潤い”をプラス!VAMPS・HYDEが愛用中の新生活にあると便利なアイテムBEST3

アジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米といった世界各国での単独公演や、『Download Festival』といった海外でのビッグフェスへの出演など、かねてより世界進出を行なってきたVAMPS。そんな彼らが自ら海外アーティストを招致し、ワールドクラスのイベントを日 . . . 続きを読む

VAMPS・HYDEがライヴ後に飲む好きなお酒BEST3

アジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米といった世界各国での単独公演や、『Download Festival』といった海外でのビッグフェスへの出演など、かねてより世界進出を行なってきたVAMPS。そんな彼らが自ら海外アーティストを招致し、ワールドクラスのイベントを日 . . . 続きを読む

VAMPS・K.A.Zのお気に入りのギターBEST3

アジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米といった世界各国での単独公演や、『Download Festival』といった海外でのビッグフェスへの出演など、かねてより世界進出を行なってきたVAMPS。そんな彼らが自ら海外アーティストを招致し、ワールドクラスのイベントを日 . . . 続きを読む

CONTENTS

あなたへオススメの記事

注目記事

アクセスランキング

AdSense