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  • 2014.12.03

【インタビュー】Derailers “レールから脱線”した凄腕3人が合体! 音楽愛を詰め込んだデビューAL、堂々完成!

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15歳でレゲエミュージシャンとして始動し、音源リリース&クラブからフェスまで様々なシーンで活動してきたRueed(Vo)。今も支持者が多いロックバンド・THE MAD CAPSULE MARKETSを1996年に脱退後、布袋寅㤗、吉川晃司、倖田來未など数々のアーティストのライヴサポート、楽曲提供、プロデュースなどを行ってきたAi Ishigaki(G)。ジャンルを超えて活躍する百戦錬磨のセッションミュージシャンであり、VAMPSのライヴメンバーとして知られるJu-ken(B)。際立つ個性を持つ3人が2013年にジョイントし、バンドDerailers(ディレイラーズ…“脱線する者たち”の意味を持つ)を結成。待望の1stアルバム『A.R.T』を12月3日に発売した。ロック、レゲエ、R&B、ポップスなど、様々なジャンルが色濃く混ざり合った彼らの音楽は、他の何物でもない個性で漲っている。ピュアなミュージシャンシップを持つ3人にアルバムに込めた想いを聞いた。

文/大西智之

「最終的には自分に勝てるか勝てないか。今あるものをぶっ壊して、新しいものを創造したい」

──音楽的実験、バンドのマジック……様々な面でワクワクさせられるアルバムでした。制作にあたってビジョンはありましたか?

Ai Ishigaki 最終形を見ながら作っていったわけではないんですよ。1作目のミニアルバム『Track“0”』の時は、それぞれがデモテープを持ち寄って、ある程度までデータのやりとりで作り上げたんですね。でも今回は“3人で顔を合わせながら作ろう”というのが根本にあったんです。

──では、完成してみてどういうことを思いましたか?

Rueed 音楽的な幅が広くて、個人でやっている表現と違うという意味でも、自分がワクワクするものになりました。僕がDerailersに求めていたものって自分がいるレールから脱線して、違うところに遊びに行く、そこは自分の可能性を探る旅に出た感じがするものなんですね。まさにその通り、曲制作からレコーディングまで、常にアドバイスをもらう人が周りにいるというのは初めてで、いい刺激になりました。自分のスキルアップが明確になってくるという感覚をずっと持って制作と向き合ってましたね。

Ju-ken それぞれの培ってきたもの、得意なものが出たアルバムになりましたね。特に僕とIshigakiはサポートミュージシャンという肩書きもあって、そこでは自分の趣味趣向よりもそのアーティストが好きなプレイや、音の種類をリサーチすることが多いんですね。でも、今回は好きなこと、僕らの色しか出してないですから。あとは、3人でプリプロをやると反応がリニアで。アイディアがその場で試せたし、判断も速くできたから。バンドとして健康的でした(笑)。

──デジタルのアプローチも入っていますが、人が奏でているものだなというのが一番の感想なんですよ。

Ai Ishigaki Derailersのこだわりが、“生”であることなんです。基本は人間が演奏し歌う。今回はブラスセクションも生だし。シーケンスのフレーズはループもありますけど、なるべく鍵盤で弾いてもらうようにして。ミュージシャンそれぞれが持っているリズム感だったり呼吸感がぶつかることが、一番音楽をやる上で必要だって分かってるからね。

──Rueedさんはラガマフィンというジャンルでやってこられたわけで、それはレゲエの中でもデジタル要素が濃い世界ですよね。

Rueed ラガに関わらず、今のレゲエは打ち込みが主流なんですよ。だから、“生”は面白いですし、しかもレゲエのバンドではないという、これも自分の未体験ゾーンで。ここで歌えるというのは楽しいですね。

──1曲目の「Master Blaster」は、ホーンの軽快さ、サウンドの強さ、そして<歌があったってハートがねーと 金になったってアートじゃねー>という、このアルバムがなぜ『A.R.T』と名付けられたかのヒントになる言葉がある曲ですね。

Rueed Aiさんが元ネタを持って来た時、ロック的なものがやりたいと思えた曲でした。

Ai Ishigaki それでいて、もろにロックというわけではなくて。3人ともブラックミュージックが好きなことからブラスフレーズが入っていったり、Ju-kenの映画音楽っぽいというアイディアもそう。そういう個々の漠然としたイメージが集約できて、あんまりこういうサウンドやっている人いないよねっていう新鮮な曲になりましたね。

──“Master Blaster”というフレーズはどこから?

Rueed 僕が影響を受けているスーパーキャットにも“Master Blaster”(「Warning」)というリリックがあるんです。その元ネタはスティーヴィー・ワンダーのアルバムタイトルから来ているかもしれないけれど……。言葉的にもカッコいいなって思ったのと、あとは優しい曲調でもないので、アグレッシブなメッセージにしたかったから、今あるものをぶっ壊して、新しいものを創造していくという感覚で入れた言葉なんです。

──ほかに、リリックとしてメッセージのキモとなった言葉は?

Rueed 最初の<ビビって目を閉じた瞬間覚める夢>ですね。目を開いて見てないと、すべてが終わっちゃうから、見据えてやっていくという意志表明でもあるんです。あとは、<ハートがねーと〜>のラインは言いたいことを言わせてもらいました。

──何かにビビってしまう弱い自分もいるから書けた歌詞でしょうし、闘っている人だなと思いました。

Rueed リリックを書いている時でもライヴでも、日常でも。最終的には自分に勝てるか勝てないか、ですよね。だから自分にとっては重要な部分なんです。

ブラックミュージックのグルーヴを追及。大切なのはアートとサービスのバランス感。

──これはアルバム全体に言えますが、グルーヴ感が心地いいですよね。“間”というか、音の鳴っていない時間、音楽的にいうと休符がグルーヴを生んでいるというか。

Ju-ken 嬉しいですね(笑)。日本のバンドはロックが土台になってることがほとんどで、それは、音を埋めていく作業が多いんですよ。でもブラックミュージックは休符を活かす。モータウンのベースって今聴き返すと、スゲェ切ってあったりして。ロックシーンで育った人間にはここで止めちゃうの? グルーヴは回っている?って不安になるものなんですけど、ビートの達人はちゃんと回しているんですね。そういうのが僕らは好きなので。今回、好きなグルーヴを追求することに時間を当てられてよかったな、好きなジャンルに寄れて嬉しいなって強く思っています。

──実験と味わい深さ、メッセージが入ったアート作品でありながら、同時に間口はオープンというか。パッと聴いた人にもすんなり入ってくる音楽だと思うんです。乱暴な言い方をすると“ポップ”でもあるというか。

Ai Ishigaki 自分が音楽を表現する以上は、自分の存在だったり意義を主張する作業は生き方として必要で。今までもそうやって生きてきたし、これからもそうする。同時に音楽は聴いてくれる人がいないと成り立たないもので。そこを無視するなら自宅に隠ってシコシコ作ってればいいし(笑)。我々表現者は、主張すべきことがあるなら、外で吠えていても意味がない、受け手の中に入って吠えなければ駄目だと思うんですね。そこで、アートとサービスのバランス感が大切になってくるというか。アートというものがしっかりある上でどうサービスするかなんです。そうやって作ったものをポップと取るかどうかは受け手のアンテナ次第でしょうね。

Ju-ken 特にミュージシャンには、ポップという言い方を否定的に取る方もいっぱいいるけれど、僕は自分らの音楽がポップだというのはいい評価だと冷静に思っていて。分かりやすいメロディだけど聴いたことがない手法だとか、分かりやすい言葉だけど聴いたことがない言い回しだとか。そこが重要なんですね。だから、こういうポップの使い方もあるんだと感じたなら、俺ら成功したなって(笑)。

Rueed そうですね。ボブ(・マーリー)は陽気なビートでドギツイことを言ってたし。僕はそこに魅力を感じていますから。今回Derailersが作った作品が、ポップかポップじゃないかは分からないけど、聴きやすい音楽にはなっていると思います。

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