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  • 2015.12.31

【ライヴレポ】MUCC、シドらが日本武道館で前代未聞のバトル!音と音での殴り合いで燃えた!!

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武道館とその名がつく以上、元来ココは“闘う”ための場所にほかならない。

題して、『BATTLE ARENA in BODOKAN』。いよいよ年の瀬に突入した27日に東京・日本武道舘で行われたのは、多くの実力派および個性派のロックバンドを擁するMAVERICK DC GROUPが主催した、画期的な一大イベントである。数年来、半ば忘年会的なニュアンスを含みながら和気藹々と盛大に行われることの多かった年末の武道館企画ではあるものの、今年に限ってその様子はだいぶ違っていた。

「まもなく第一試合が始まります。みなさま、お早めにお席へお着きください!」

観客案内係の人たちの呼び掛けからして、こうだから徹底しているではないか。要するに、今イベントはただの対バン形式ではなく、MAVERICK DC GROUP所属の6バンドが3組に分かれ対戦をする、という趣向らしい。

かくして、第1試合としてまず始まったのは、“ユナイト VS カメレオ 60分1本勝負”。12月2日に発表となったばかりの最新シングル曲「パリピポ」で先手をかましたのは、お正月気分先取りの白い羽織袴姿で赤コーナーに颯爽と登場したカメレオだ。変身も擬態も得意なそのバンド名よろしく、曲ごとにコロコロと表情を変えていくさまは、何とも痛快のひと言。フロントマン・HIKARU.のみならず、「万歳\(・∀・)/Music!」ではメンバー5人全員が歌い踊るという荒技まで披露してくれ、場内は彼らのハッピーなパフォーマンスに対し大いに沸いたのだった。

対してのユナイトはといえば、一転してボーカル・結が繊細なアカペラを響かせた「美空結び」を奏で、場内に美しい静寂を生み出してみせることに成功。青コーナーから出る闘士として、相手とは真逆の戦法をとるあたり、彼らはなかなかの戦略家なのかも。もちろん、アッパーな楽曲で盛り上げることも忘れておらず、隙の無いステージングが印象的だった。3月に出るというシングル「ジュピタ」も、今から楽しみだ。  

第2試合“ギルガメッシュvs DIV 60分1本勝負”において先制攻撃を決めたのは、このところ気鋭のバンドとして頭角を現してきたDIVの4人だ。最新シングル「イケナイKISS」を高らかに演奏してからすかさず、マイクを手にしたボーカル・CHISAが「最上級のリスペクトの想いを込めて、今日はギルガメッシュをブッつぶしに来ました!」と咆哮してみせるほど、その尖りっぷりは見上げたもの。2016年3月にミニアルバムを出したあと、10月10日に控えている初の日比谷野外音楽堂公演『DIVE!!』に向けて、より力強く疾走していくことになるに違いない。

だが、当然ながら先輩格のギルガメッシュも黙ってはいない。この8年間、年末の武道館イベントではことあるごとにMUCCの逹瑯に虐げられたり、いざステージに出てみたらマイクが無かったりという不運に見舞われつつも、ここまでしたたかに生き抜いてきた軌跡をボーカル・左迅が語り出す。「でも!安心してください。(今日は)マイクがあります(笑)」と話にオチをつけてからの轟音チューン「Drain」と、彼らにとってキラーチューン「evolution」でのハネ具合は鮮やかで圧巻なことこの上なかった。1月20日に発表されるというミニアルバム『鵺-chimera-』の内容、またそれを受けての『girugamesh ONEMAN TOUR 2016 “鵺-chimera-』にも期待していたいと思う。

「遂に決着の時は来た。只今よりメインイベント“MDC世界V級タイトルマッチMUCC VSシド”150分1本勝負を行います!」

武道館いっぱいにゴングが鳴り響き、タキシード姿のリングアナがこう告げると、遂に最終戦争の始まり、始まり。第1戦と第2戦は、メインステージを挟んで上手と下手にサイドステージとなる赤・青の両コーナーがしつらえられていたのだが、ここに来てやっと幕の上がったメインステージには、左右で赤と青の2色に分断されていた。

ここで赤コーナーに姿をみせたのは、「武道館のみなさん、お待たせしました。こんばんは、シドです」 と1曲目の「エール」を華麗に歌い終わって、そう語り出したマオはいつもどおりの柔和で素敵な笑顔をみせている。なるほど、どんな場であろうとも、普段通りのモードで自分たちらしい在り方を貫きたいという姿勢が、その余裕綽々な様子からは見てとれる。さすがだ。

では、ここでMUCCがどんな風に応戦したのかというと。彼らもまた、ブレることはなかった。最新アルバム『T.R.E.N.D.Y. -Paradise from 1997-』に収録されていた 「睡蓮」で始まるという構成は、まさに今年行われたワンマンツアーの時と同じ流れ。先だってのツアーで培ってきた風格と威厳が、そこには濃厚に漂っていた。

イメージ的にはシドが安定感たっぷりの絶対王者なら、MUCCは驚異的な潜在能力を持つヒールといったところだろうか。バンドとしてのカラーが対極的というほどに違うので、両者が交互に演奏をしていくという図はとても興味深く感じられる。

「こういう事務所のイベントじゃないとさ、こんなライヴは絶対に出来ないよね。普通の対バンとも全然違うし、こんなの観たことなくない(笑)?」(逹瑯)

中盤にMUCCは、12月24日から配信限定リリースした新曲「ブリリアント ワールド」(2016年1月5日まで配信)を披露し、会場を暖かい空気で包み込んだ。

なお、この最終マッチでは中盤で両者ともにインディーズ時代の楽曲を中心に聴かせるという、乙なくだりもあった。それに加え、なんと闘いが佳境を迎えようとする頃には突然のトークマッチまでが勃発。それぞれのバンドや、メンバー個々に対しての嫌いなところをこの際なので、ぶっちゃけて言い合ってしまおうという企画のもと、40分にも渡り両バンド全員による舌戦が我々の目前で、繰り広げられたのであった。ちなみに、その内容は、ミヤ(MUCC)→明希(シド)「家とか車のエアコンをことごとく壊された」という半ば言いがかり的なイチャモンから、Shinji(シド)→YUKKE(MUCC)「YUKKEさんの野球チーム・BL学園がうちのチームのブーメランパンツより大きくてうらやましい」というたわいのないものもありつつ、 マオ→逹瑯「本当は凄く柔らかくて、相手想いでかわいいところ」という、褒めることで本人のキャラを殺すという高等な必殺技も投げつけられることに(笑) 。

そんな喧々諤々がありながらも、最後にはMUCCの「TONIGHT」とシドの「Dear Tokyo」を、両バンドの計8人で演奏するという前代未聞かつ豪華なサプライズもあり、結果としては全てが円く収まった形となったのが、この一夜だったことになる。

昔の少年マンガや青春ドラマなどで見かけた、両者が本気の殴り合いをしているうちにヘトヘトになり、ふと顔を見合わせた瞬間「お前、やるな!」「お前こそ!」などと不敵に笑いあいつつ、最後はしっかりと抱擁しあって大団円、というあのノリ。それに近いものがこの闘いにはあったのではなかろうか。

まったく。ケンカするほど仲が良いとは、よくいったものだ。

写真/今元秀明、西槙太一 文/杉江由紀

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