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  • 2015.12.17

【ライヴレポ】Acid Black Cherryが『L-エル-』ツアー最終日に魅せた表現者としての集大成!

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音楽、仲間、ファン、人生へのありったけの愛。3月からスタートし、全38公演でアルバムツアーとしては自己最多の18万人を動員した全国ツアー『Acid Black Cherry 2015 tour L-エル-』、そのファイナル公演が14日に東京・日本武道館にて行なわれたわけだが、あらためてyasuという表現者の“らしさ”を思い知ることとなった。

今ツアーの軸となったのは、2月に発売された4thアルバム『L-エル-』。愛をテーマに、“エル”というひとりの女性の波乱に満ちた人生を描く、壮大なコンセプトアルバムだ。場内が暗転、愛を求め続けたエルの数奇な人生を追うオープニングのショートムービーで一気に物語の世界に誘ったかと思うと、逆光の中に佇むyasuのシルエットが。「Loves」を丁寧に歌う澄んだ歌声は、凛として美しい。

一転、スタンドマイクからハンドマイクに持ち替えたyasuが“飛べ!”と煽り、オーディエンスに火が点いたのは「versus G」。骨太なバンドサウンドの中で一体感が高まる中、yasuのロングトーンも素晴らしくよく伸びる。

メンバーと共にステージ前ギリギリまで攻めた「liar or LIAR?」では、くるくるとターンしたり、マイク回しをキメたり、彼ならではの華やかなパフォーマンスでも沸かせれば、オーディエンスも頭を激しく振ったり、体を折り畳んだり、コブシを振り上げたり。序盤にして、ものすごい熱量だ。

「みなさん、今日ファイナルですよ、わかっていますか!?元気ある?みんなの元気が俺らのパワーだから、今日もいっぱい声聴かせてくれよ!」

yasuの言葉が導いたのは、愛を求める激しさが刺さるような「Greed Greed Greed」。ステージ左右に伸びた花道の先まで足を運び、最前列のオーディエンスが伸ばす手にタッチする場面も。ドラムとベースの見せ場からなだれ込んだジャジーな「黒猫 〜Adult Black Cat~」では、艶っぽく歌いながらマイクスタンドを持ってぐるんぐるんと回転させたり、<あんたなんか>という歌詞に合わせてベースのSHUSEを笑顔で指さしてみたり。センターにてギターのYUKIとHIROがギターソロで魅せているときには、淳士のドラムセットの前でSHUSEと楽しくステップしたり。最後には“ニャン!”と猫手ポーズもキメれば、大歓声が上がる。

さらに、切ないドラマにファルセットも映えた「指輪物語」、重厚な中に幻想感が揺れる「INCUBUS」、愁い色を讃えた「Round & Round」と、曲ごとにガラリと異なる表情を見せる彼の表現幅は、やはりスゴイ。

かと思うと、MCではTwitterで募集したファンからの質問にメンバーと親身になって回答。「ブスにも希望はありますか?」と問われて「かわいくなろうとしている気持ちがないことが問題。“私ブスやから”“私デブやから”っていう気持ちがブスなんじゃ!って思いますよ?俺だって、カッコよくなりたいからビジュアル系をやっているんですよ!」と熱っぽく語ったかと思えば、「声変わりの時期は?」という問いをきっかけに、中学生時代に「実はおっぱいが痛かった」ことを初告白。これにはメンバー全員が同意するという場面も。続いて、「ビジュアル系のフライヤーに関する卒論を書いている」というファンには、自分もかつていろいろなライヴ会場の前でフルメイク&フル衣装でフライヤーを配っていたことを明かした上で、「今日もそういうバンドマンがいたら、よかったらもらってあげてね」と、夢を追う若者への愛もチラリ。その後のMCでは思春期そのまんま(!?)な無邪気な下ネタトークをメンバーと繰り広げ、そこでも鉄壁のチームワークを見せてくれたわけだが、どれだけキャリアを重ねても、どれだけロックヒーローになっても、彼は気取らず真っ直ぐだし、親しみやすいキャラも変わることはないのだ。

ロックバラード「君がいない、あの日から…」の素晴らしい歌力で感動させつつ、「ピストル」をきっかけにたたみかけた終盤では、ステージを広く使って躍動したり、マイクを高く掲げながら、アツくなるオーディエンスをますます挑発したり。さんざん昂ぶらせてくれた。

そして、アンコール。ミラーボールに反射する無数の光がきらめく中、それぞれにエルへの想いを馳せた「L-エル-」。特効のカラフルなテープがハジける中、yasuが隣り合ったYUKIの頬にキスをしたり、歌詞通りにオーディエンスに向けて手を差し伸べたりした「& you」。そこに満ちていたのは、笑顔と多幸感だ。

「僕の音楽人生、こんな素敵なものになるなんて思っていなかったし、この歳になるまで音楽をやれるなんて思ってもいなくて。自分がおじいさんになったときに、『L-エル-』というアルバムとこのツアーを思い出して、きっといろいろ感じるんじゃないかなと思います。みなさんも、人生で辛いことや楽しいことがいっぱいあると思うんですけど、人生のピークを決めるのは自分次第。エルちゃんのように、愛されることを諦めずに、夢があるなら一生懸命追いかけてほしいなと思います」

会場からの止まない声に応えてのダブルアンコールでは、そんなメッセージも残したyasu。客電全開の中、愛おしそうに客席を見渡しながら、最後に愛を込めて届けてくれたのは「20+∞Century Boys」。「先のことは決まっていないけど……よそ見してもいいけど、忘れないでね」という彼の言葉とこの日の鮮やかな思い出を胸に、再び会える日を心待ちにしよう。

文/杉江優花

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