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  • 2015.08.11

山村哲也の「諸国漫遊全国アイドル旅」<『TOKYO IDOL FESTIVAL2015』イベントレポ>

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今年の『TOKYO IDOL FESTIVAL 2015』(以下TIF)の2日間を締めくくったのは、Negiccoの「ときめきのヘッドライナー」。静かなリズムトラックのイントロが流れ、野外のSMILE GARDENをびっしりと埋め尽くした観客から大きな歓声が沸き起こった瞬間に自分の涙腺は完全に崩壊しました。結成12年目の地元アイドルがTIFのヘッドライナーとして文字通りのこの曲を歌う姿と、大観衆の<La la la la la>の大合唱が夏の夜空に吸い込まれていく多幸感。今年もいくつかのトラブルがあったTIFですが、それもこのステージで全てが浄化された気がして、もう今後のTIFのヘッドライナーはずっとNegiccoでいいんじゃないかとすら思ってしまいました。そんな訳で今回の連載は当然の事ながらTIFのお話しです。

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今年のTIFは公式発表によると8月1日、2日でおよそ5万1千人が来場し、出演アイドルは154組。個人的な感想をひと言で言うと「今年は暑すぎ」。もうこれは多分、行った人誰もが真っ先に話す事だと思うんですけど、去年までってここまでじゃなかったよねって話しで、日差しもそうですけど特に湿気にやられました。前回この連載で予想した通りZepp DiverCityがみんなのオアシスになっていて、今回はここがなかったら本当にヤバかったんじゃないでしょうか。そんな暑さと戦いながら観た今年のステージから、個人的に心に残った地元アイドルのステージを何組かピックアップしてみたいと思います。 

先ずはJUMPIN’&SUZUCA。久しぶりに観たのですが一期生メンバーの成長ぶりにビックリ!相変わらず曲良し、パフォーマンス良しのあっという間のステージで、ガンダム前の野外で観た彼女達のライヴは一瞬暑さを忘れるほど清涼感たっぷりの清々しさでした。メンバー全員の成長ぶりでいうと一番驚かされたのが北海道のミルクス。昨年夏冬で2回観た東京のライヴに比べると、お客さんを楽しませるパフォーマンスの力がグンと上がって、それぞれのメンバーが自分の見せ方もわかってきたような、メリハリのあるステージ展開で今後更に伸びそうな予感がしました。 

前回も書かせて頂いたsendai☆syrupは、サポートメンバーの小学生DJひなたが入ったライヴを初めて観たのですが、すごくいいです!役回りとしてはお客さんを盛り上げるアジテーターですね。基本はDJブースからメンバーに向かって全力ケチャしたり、モンキーダンスしたりオタを誘導して盛り上げる係。彼女がいることで初見の人でもsendai☆syrupのライヴにすんなりと入れるし、楽しめる作りになっているなと思いました。

個人的に今回のTIFで一番気になっていたのが沖縄のらぐぅんぶるぅ。沖縄土産として有名な紅いもタルトやブルーシールのアイスなど数多くの県内CMに出演し、曲のほとんどがCMソングや地元のテーマソングになっています。沖縄ではおじいちゃん、おばあちゃんから子供達まで、知らない人はほとんどいないというくらいの知名度を誇る彼女達。実はこのグループは、運営から楽曲、MUSIC VIDEO、デザインなど全てを有名なCMクリエイターの村上明彦氏(元東京バナナボーイズ)がたった一人でやられているんです。初めて観たSKY STAGEでのライヴは本人達のユルさと、覚えやすくて一度聴いたら忘れないインパクトのある楽曲のパフォーマンスがおもしろく、紅いもタルトをモチーフにした衣装も屋上の青空が広がるステージにピッタリでかわいかったです。

 今年のTIFで多くの人が絶賛していたのが大阪☆春夏秋冬。今までも何度かステージを観たことのある彼女達ですが、日が暮れた野外のSMILE GARDENという景色の中でのパフォーマンスは、いつも以上の激しさとインパクト。7人グループながらほぼワントップで歌い上げる、驚異の17歳小川舞奈のド迫力でソウルフルな歌声が、お台場の夜空に遠くまで響きわたり、改めてこのグループのすごさを思い知らされました。

ということで、ちょっと駆け足ぎみに5組の地元アイドルのステージをご紹介させて頂きましたが、最後にDorothy Little Happy(以下ドロシー)のステージの話しをさせて下さい。毎年TIFでは、その年のエポックメーキングとなるようなステージを都度観せてくれてきたドロシー。メンバーが3人抜け、リーダーKANAとメインボーカルMARIの2人組になったライヴは正直どうなのだろうか?そんな不安な気持ちで観に行った、初日トップバッターでのENJOY STUDIUMのステージだったのですが、3人のバックダンサーを従えてドロシー健在を力強くアピールするような内容だったのでひと安心。その後、半日いろいろなステージを回り、彼女達の2度目のステージを観るために夕日が沈みかけた屋上のSKY STAGEへ。これがもう本当に素晴らしくて自分的には今年のベストアクト!あえて2人だけでパフォーマンスしたこのステージでは、KANAの前に進もうとする強い気持ちと、MARIの歌に対する愛と情熱がダイレクトに伝わってきました。洗練された美しさと個性を束ねたチームワークで魅了してきた最近のドロシーにはなかった、がむしゃらに歌を届けようとしていた昔のエモーショナルさが、ひと回りしてパワーアップしたようなライヴが展開され、観ていて思わず涙が…。エイベックスからユニバーサルへの移籍も決定し、ピンチをチャンスに変えて歩んできた2人のTIFでの勇姿を見て、今年後半のアイドルシーンがとても楽しみになりました。

©TOKYO IDOL FESTIVAL 2015

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